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たまプラーザテラス2018メインビジュアル02_夏SALE号

たまプラーザテラス館内装飾(ポスターや外観表示)のようすを最後に追記しました。
2018.6.29

 

夏SALE号メインビジュアル作品「スイカから生まれた鳥」

 

東急田園都市線たまプラーザ駅にある複合商業施設「たまプラーザテラス」。
ワークショップや教室、ライブなど、いつもさまざまなイベントが企画されています。

◎たまプラーザテラスwebsite
http://www.tamaplaza-terrace.com

 

この施設の2018年間メインビジュアル(年間7回)を担当させていただいています。
その2回目となる6月下旬からのビジュアルです。

メインでこの絵が使われるのは、近隣に新聞折込される情報紙「たまプラDAYS」の表紙。
前回のゴールデンウィーク号に続き、「夏SALE号」が出ます(6/29号)。

たまプラーザテラスの施設内のラックなどでも配布されます。
ぜひお手に取っていただきお持ちください!
東急線沿線の車内にもポスターが中吊り掲出されます。

 


 

◉メインビジュアル作品「スイカから生まれた鳥」

30センチ角の正方形で切り絵の原画を制作しています。
今回は6月下旬に発行の「夏SALE号」。

夏といえばスイカですよね!
今回の絵は、見てのとおり「スイカ」モチーフ。
当初から、夏のイメージでSALEをイメージする「赤」ということから、
スイカをモチーフにというご希望がありご覧のような絵になりました。

くし形に切った大きなスイカの上には、スイカから生まれた鳥。
この「スイカ鳥」は、スイカを切って食べる時に切る形から発想したカタチです。

広告のイラストとしてここまで大胆な絵が採用されること、
貴重でとても珍しいことだと思います。
スケッチ段階ではまったく違う別案もあったのですが、
その中からこの大胆な案に決まったことは、何とも愉快なこと。

「大きく、かつシンプルな形」で絵をもたせることは結構難しいです。
でも、それが自分の持ち味でもあり作風なのでそれを貫いた案でした。
シンプルに削ぎ落とした線の中に自分だけの独自のライン、
絵としての魅力が出たらいいなと思っています。

 


 

◉東急線沿線にポスター中吊り掲出

田園都市線や東横線など東急線全線で、
この絵を使ったポスターが「中吊り」掲出されます。
もし東急線に乗られる際はご覧ください!
発表遅くなってしまいましたが、ポスターの中吊り期間は次の通りです。

6/25(月)~ 6/28(木)

 

◉インフォメーションに原画の展示

また、作品原画は額装して「たまプラーザテラス」インフォメーションに展示されます。
今後制作していくビジュアルも加わり、作品は1枚ずつ増えていく予定です。
お近くの方はご覧いただけるとうれしいです。

実は、この次の号の絵も既に仕上がっています。
次回は館内装飾などに自分の絵がいろいろ使われることになるので、
それも楽しみにしています。

◎たまプラーザテラスwebsite
http://www.tamaplaza-terrace.com

 


情報紙「たまプラDAYS」の表紙

 


 

◉館内装飾のようす

今回のイラストレーションが使われた館内装飾やポスター掲出のようすです。

 


情報紙「たまプラDAYS」が置かれているようす

 


柱巻きの大きなポスターも何か所かありました。

 


入口表示の丸いラベルにもイラストが。

 


外壁にかかる正方形のフラッグ表示。

 


柱ごとにフラッグ+その下にポスター。

 


駅構内にもポスターがたくさん貼られていました。

 

 

 


たまプラーザテラス(写真:wikipediaより)

 


 

手紙社「手ぬぐい市」浦和パルコに出品

手紙社さん主催『手紙社がやってくる in 浦和パルコ vol.6 「瀬戸内日和」』
6/27(水)〜7/8(日)開催

この中の「手ぬぐい市」に手ぬぐいを出品します。
他にもたくさんの方々のユニークな手ぬぐいが販売されるそうです。
埼玉周辺の方はぜひお越しください!
イベント詳細はこちら。

 

手紙社がやってくる in 浦和パルコ vol.6 「瀬戸内日和」
会期:6/27(水)〜7/8(日)

http://tegamisha.com/news/73056/

会場:浦和パルコ
埼玉県さいたま市浦和区東高砂町11-1
会場:1F 赤のエスカレーター横 特設会場
営業時間:10:00〜21:00
TEL:048-611-8000
https://urawa.parco.jp

 

 

 

 

 

出品予定は、上記の柄です。
上から、
・白い鳥(注染)
・大きな鳥(手捺染)
・生命の樹(手捺染)
・WAVE(手捺染)

 

 


2018-06-23 | Posted in blog, column コラム, information お知らせComments Closed 

 

久しぶりに聴くレコードの音

中野のアトリエへ引っ越すときに、
調子が悪くなった古いレコードプレーヤーを処分して2年が経つ。

音楽は日々聴いていたけれど、やはりレコードが聴きたいなあと思って妻に話したところ、
「あなたにとって音楽はとても大事なものでしょ?買っていいよ。」と言ってくれた。
そして昨日レコードプレーヤーが届いたところ。

レコードプレーヤー(最近の言い方はターンテーブル?)には、
割とチープで簡単なものから何十万するものまであるけれど、
針を支えるアームが太くて大きいタイプ(何て言うのか分からない)の中で、
一番安いレベルのものにした。

仕事場のステレオコーナーにはアンプとCDデッキがもともとあったので、
そこにレコードプレーヤーをセットしてみたところ、
CDデッキの奥行きが浅くてレコードプレーヤーがうまく乗らない。
でも、台のスペースがギリギリなので3段重ねで置かなければならない。

そこで順番を入れ替えることにした。
近くの「島忠」で得意のラワン合板を買ってきて
奥行きを大きくしたコの字型の簡単な台をDIY、
その中にCDデッキを入れて一番下に置いた。
その上にアンプ、一番上にレコードプレーヤーを置いたら収まった。

でも、レコードプレーヤーのふたを開けたとき、
上にある造り付けの棚にぶつかって全部開かないことが判明。
仕方がないのでここは諦めて使うことにした。
いつも「すべてギリギリなんとか収まる」この小さな家にまた苦笑い。

早速、ジョアン・ジルベルトのレコードを聴いてみる。
最近とても忙しく毎日が過ぎて、気持ちの余裕がなくなっていたけれど、
「ホーザ・モレーナ」のジョアンのギターと澄んだ口笛の柔らかい音に、
一瞬でとても幸せな気分になった。

 


2018-06-16 | Posted in blog, column コラム, music 音楽Comments Closed 

 

くらしのギャラリー
注染てぬぐい「民藝と暮らす」

岡山を拠点に大阪にもお店がある「くらしのギャラリー」さんよりご依頼いただき、手ぬぐいをデザインしました。この手ぬぐいは、6/6から開催されているイベント「民藝と暮らす2018」で「くらしのギャラリー」から発売されています。
今回デザイン提供という形のお仕事でしたが、私たちのアトリエ・フォークでも入荷しましたので、7/7(土)のオープンアトリエから販売を予定しております。ネイビーとレッドの2色展開で染色方法は注染。「かまわぬ」製の良い風合いの手ぬぐいです。

 

イベント「民藝と暮らす2018」

会場:阪急百貨店うめだ本店・9階祝祭広場 tel.03-6361-1381
会期:2018年6月11日(月)まで(時間はサイトでご確認を)

全国各地のさまざまな民藝店・工藝店が集まる「民藝」イベントです。
ワークショップやトークショー、実演など関連イベントもいろいろ開催。
関西の方はぜひ!
http://www.hankyu-dept.co.jp/honten/h/mingei2018/index.html

 

今回、イベント開催に合わせて「民藝と暮らす」というテーマでのデザインのご依頼。
器など「道具」としての民芸品だけでなく、実際に自分が日々実感している暮らしを豊かにしてくれている世界の民芸やフォークアートまで、「囲まれて暮らすインテリア」としての民芸のイメージも含めてデザインを考えました。あまりにマニアックなものは外し、日本のもの、海外のもの両方を入れ、民芸に少し興味ある人が「なんか見たことある」という頃合いのモチーフを選びました。

まずは、写真や実物の民芸品を見ながら、そのモノの持っているかたちのイメージを崩さないように意識しながら少しディフォルメして切り紙をしました。それをデータに読み込んでレイアウトしてデザイン。当初から、色は1色でモチーフを白抜きにし、民芸品が持つ「カタチ」を強く感じてもらえるシンプルなデザインにしたいと考えていました(一部架空のモチーフもあります)。「民芸品に囲まれて暮らす楽しさ」がたくさんの人へ広がっていくといいなと願いながら。

今までに自分がデザインした手ぬぐいやハンカチは、民芸好きな方から「民芸っぽいですね」と言われると同時に、北欧デザイン好きな人からは「北欧っぽいですね」とも本当によく言われます。多分それが自分の持ち味なので、見る方によっていろいろに見えてくれたら楽しいなと思いながら今回もデザインしました。数ヶ月前にぼくたちのアトリエ・フォークへ寄ってくださった「くらしのギャラリー」の仁科さん。そこからご縁があり、新しい仕事につながってうれしく思います。どうもありがとうございました。


◉ 手ぬぐい「民藝と暮らす」 定価 1600円+tax

製造・販売:くらしのギャラリー(岡山県民芸振興株式会社) http://okayama-mingei.com
手ぬぐい制作:かまわぬ http://www.kamawanu.co.jp
デザイン・イラストレーション: YUYA (Atelier FOLK)
大きさ:約34センチ×90センチ
染色技法:注染
色:ネイビー/レッド
素材:綿100%・日本製

*アトリエ・フォークでは、7/7(土)のオープンアトリエにて販売開始します。


 

図案のご説明です。上から順に、

スリップウェアの器(*)
花のモチーフ
木彫り人形(ペルー)
黒陶の4つ打ちベル(メキシコ)
器(*)
生命の樹(メキシコ)
鳥(*)
ピッチャー(*)
ろうそく徳利(日本・丹波)
リャマの壺(ペルー)
木製のベンチ(アフリカ)
葉っぱのモチーフ
教会(ペルー)
嘉瓶=ゆしびん(日本・沖縄)
菓子型(ヨーロッパ)

*は国に限定されない または架空のモチーフ

 

 

 


 

ちょっきんきりえ展vol.9「ぼくの好きな時間」終了しました!

ちょっきんきりえ展vol.9「ぼくの好きな時間」が終了しました。
会期:2018年5月18日(金)〜20日(日)
会場:渋谷ハオス&テラス

3日間とも、終日、途切れることなくたくさんのお客さまにご来場いただきました。
本当にたくさんの方々とお会いできお話できたことを心より感謝いたします。
会場の様子をお伝えいたします!

 

会場のハオス&テラスは、渋谷の静かなエリアにあります。
3階を使わせていただいていますが、真っ白な屋根裏という趣き。
もともと家だったというこの建物はスケール感もとてもちょうど良く、
落ち着く部屋のような空間です。

 

ぼくは自分の作品を暮らしの中で楽しんでいただきたいといつも思っています。
この「真っ白な部屋」に飾ることで、
うまくその感覚を味わってもらえるように思っています。
真っ白な空間に色鮮やかな切り絵。自分でも気持ちいいです。

 

作品は全部で20点+小さい作品5点を展示しました。
昨年くらいから、いろんな種類のイラストやデザイン仕事が増え、
実は今回の個展の準備は、時間的にとても厳しい状況だったのです。
でも、「個展のための自由な作品」に向かうときは、
透明な白い時間が流れるようで、不思議と仕事とはまた違った感覚で、
スッと入り込んで作品に集中できたように思います。

 

手ぬぐいやハンカチ、ポストカードなどをはじめとした
デザインアイテムもいろいろ持って行きました。
たくさんの方にお手に取っていただき旅立ちました。
爽やかなこの季節だからか、ハンカチもたくさん選んでいただき感謝です!

 

妻「食のアトリエ・スパロウ」のパンやお菓子も販売しました。
パンやベーグル、スコーンはもちろん、
スパロウ・ジャムもたくさんの方に選んでいただきました(その数 70個あまり!)
どうもありがとうございます!

 

今回、デザインやイラストレーションなど、
ご依頼頂いて仕事として手がけたデザインワークを
簡単にプリントアウトしたものを展示しました。
これが意外にお客さまと、また仕事関連の方々といろいろ話せる材料にもなって、
PRにもなったように思います。

広告のイラストレーション、フライヤー(チラシ)デザイン、
CDジャケットのアートワーク、パッケージラベルのデザイン、
シンボルやロゴマークのデザイン、
手ぬぐいやふきんなどのテキスタイルデザイン・・・
幅広い種類のデザインの仕事をさせていただいています。

 

今回一番多くの問い合わせをいただいた作品「リースの中の鳥」。
一番最初に旅立って行きました。
この作品は、自分でも気に入っていました。

 

いつも自分のInstagramを見て下さってご来場いただいたたくさんの方々、
お店があるのに休憩時間に無理して駆けつけてくれた友人、
2007年の1回目の個展から作品を見てくださっているご夫婦、
テレビ(住人十色)で知ってくださって静岡からいらしてくださった女性、
たまプラーザの絵で自分のことを知ってくださり個展を心待ちにしてくださった方。
・・・本当にありがたいなあと心から思います。

 

切り絵は、やはり原画を見ていただきたいなあといつも思っています。
画像では伝わらない質感・大きさ・迫力・存在感があるので、
初めて見ていただく方には「原画はやっぱり全然違いますね」という感想を頂きます。

 

作品を何度も何度もゆっくり見てくださる方も本当に多く幸せでした。
文章を読んでクスッと笑う方もチェック。
作品に添えた文章は作品の解説というわけではなく、
どちらかというとエピソードに近く、短いエッセイのようなものです。

 

オーナーの金子さんをはじめ、スタッフの方々には本当にお世話になりました。
音楽選曲をしてくださった吉本さんもどうもありがとうございました!

たくさんの応援を心から感謝いたします。
これからもかわらずに二人で、自分たちらしく進んでいきたいと思っています。
この度はどうもありがとうございました!

YUYA

 

 


2018-05-24 | Posted in blog, column コラム, exhibitions 個展, information お知らせComments Closed 

 

チャランガぽよぽよ2 CDアートワーク


ジャケット表面

 

前回イラストを担当させて頂いた1stアルバム発売からもう4年だそうです。
6月に一般発売となる「チャランガぽよぽよ」の2ndアルバムでも、引き続きジャケットアートワークを担当させていただきました。チャランガぽよぽよは、フルートの坂上領さんとヴァイオリンの帆足彩さんを中心とした「脱力系ラテンバンド」。1stのイラストが好評だったということで、坂上さんと帆足さんからお声がけがありとてもうれしく思います。

ぼくが担当したのは、ジャケットの表1(表紙)と表4(裏表紙)のイラスト・文字レイアウトも含めた構成の一通りです。通常イラストのお仕事の場合、レイアウトはデザイナーさんにお任せとなることも多いですが、今回も外側となる2面のレイアウトまでさせていただけたことは、絵のコンポジションや構成にとてもこだわって絵を描いている自分としてもとてもうれしいことでした。
パッケージの中面、ブックレット、CD盤面、全体の調整はデザイナー原 惇子さん(スタジオミミズク)がご担当されています。きめ細やかな原さんには本当にいろいろとお世話になりました。

1stアルバムのときは、白地の上に色を置き、そこに黒いモチーフのアイコンを乗せる方法で一体感を出したのですが「新しいのが出たんだな」という印象をまず持ってもらいたいため、今回はまた別な方法でイラストを作りたいと思っていました。1stよりも、もう少し余白のある、大らかでのびのびした雰囲気を出したいと思いました。

ぼくがリスナーとしてぽよぽよの音楽を聴いて感じた印象は、「子どもにも伝わる楽しさとあたたかさがありながら、大人も楽しめる洗練されたジャズのような音楽」です。その特徴であり独特の感じ、あたたかさがありながら同時にクールな表現を持ったイラストにしたいと思いました。地に水色を敷き、白抜きで置いたモチーフの外形に、ひとさじの鮮やかな色を加えるという方法で絵を考えました。収録曲の歌詞に出てくるモチーフを中心に入れたのですが、イラストは切り絵ではなく手描きしたラインをもとに作っています。このアルバムには「小籠包とビールと私」という楽しい曲が入っていて、坂上さんと帆足さんの強いご希望により?「小籠包」「ビールジョッキ」の絵は今回必須だったのです。小籠包、初めて描きました(笑)。

 


ジャケット裏表紙

 

二子玉川で5/12にあった発売記念ライヴへ伺ったのですが、坂上さん・帆足さんをはじめとしたバンドとマコリンさんの歌は素晴らしく、楽しくもテクニックも満載の演奏で、リズムとサウンドもジャジーでクールな音。でも同時に子どもにも伝わるようにわかりやすく表現されているところがなかなかほかには無い存在感のバンドなんじゃないかと思います。幅広い層のお客さんが楽しんでいる感じが伝わってきました。

ふと、4年前に坂上さんと帆足さんとご縁があり、またこうして2枚目のアートワークをさせて頂いたことはとてもありがたく思っています。 坂上さん・帆足さん・デザイナーの原さん、どうもありがとうございました。1stアルバムも今もまだ売れ続けているということも素晴らしいですね。このセカンドアルバムもたくさんの人々のもとへ広がるといいなと願っています!

 

 

アルバムは通販でも買えます(一般発売は6月9日)
アマゾンの販売ページ

アマゾンのページより下記引用


「子供は夢を膨らませ、大人は子供心を取り戻す」
老若男女問わず楽しめるラテン系脱力バンド《チャランガぽよぽよ》待望の2ndアルバムは、NHKみんなのうた「メトロポリタン美術館」、NHKフックブックロー「虹になりたい」、アニメ「ひつじのショーン」「チェブラーシカ」挿入曲などを含む珠玉の13曲収録。”愛”のあるアレンジで、ぽよぽよ風に料理してお届けします。

【チャランガぽよぽよ】
坂上領(フルートetc)、帆足彩(ヴァイオリン)により2001年結成。ほんわかあたたかいラテン音楽をコンセプトとする「ラテン系脱力バンド」“熱い”というより“暖かい”ライブを展開中。チャランガとは、フルートとヴァイオリンが活躍するキューバのエレガントなラテン・スタイルの1つ。 「チェブラーシカ」や「みんなのうた」の曲などを“愛”のあるアレンジでぽよぽよ風に料理してお届け。2014年、『チャランガぽよぽよ』1stアルバム(bluesofa Records)をリリース。 日本経済新聞などに紹介され話題となる。2018年、待望の2ndアルバム発売。

老若男女問わず楽しめるラテン系脱力バンド“チャランガぽよぽよ”待望の2ndアルバムは、NHKみんなのうた「メトロポリタン美術館」、NHKフックブックロー「虹になりたい」、アニメ『ひつじのショーン』『チェブラーシカ』挿入曲などを含む珠玉の楽曲を収録。“愛”のあるアレンジで、ぽよぽよ風に料理してお届け。 (C)RS


 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

チャランガぽよぽよ CDアートワーク


2014年に発売された「チャランガぽよぽよ」ファーストアルバム

 

アートワークを担当させていただいた「チャランガぽよぽよ」ファーストアルバムCD。チャランガぽよぽよは、フルートの坂上領さんとヴァイオリンの帆足彩さんによるユニットで「ラテン系脱力バンド」。

60年代に活躍したアメリカのデザイナー、アレキサンダー・ジラードのような「外国人から見たラテン」のように、自分のフィルターを通したラテンの雰囲気を表現してみたいと思って取り組みました。音楽を聴いた感じと子どもにも聴かせたいというバンドのコンセプトから、ワクククするような目を引くものを作ろうと思いました。木のような音符のようなものでできた森。中のアイコンは、曲の中に出てくる登場物やイメージ。カラッとした太陽は、ラテンの象徴として最初から入れたいと思いました。表紙にはアイコンとして入れ、裏面には全体を照らすキャラクター的な存在として。表紙と裏表紙では、同じ色を使いつつ、絵の表現方法を変えています。

 


ジャケット表面

 


ジャケット裏面

 


 

ミナヅキ珈琲 パッケージラベルデザイン

 

大阪でコーヒーを自家焙煎して販売されている「ミナヅキ珈琲」さんのコーヒー豆のパッケージラベルのデザインを担当しました。
ミナヅキ珈琲の垂迫さんは、大阪dieci 208(ディエチ208)で2017年秋に開催したぼくの個展にもいらしていただき、カレンダーの原画を選んでいただいたといううれしいご縁があり、今回デザインさせていただきとてもうれしく思います。

 

 

ご希望は「青〜紺」をベースカラーにすることでした。モチーフを変えていくつかの案をお出ししたのですが、ご家族とのご相談もあったそうで、この「ニコッと笑う女の子」のイラストが選ばれたことはぼくとしては結構意外で、ちょっと愉快でした。今回は切り絵ではなく手描きした線画からデザインしています。

「コーヒーと音楽はよく合うなあ」とぼくは感じます。このデザインでは軽やかに、音楽的なリズム感を出しながらコーヒー豆を楽しく配置。ミッドセンチュリーの時代(1950-60頃)の海外、そして日本のお菓子などの楽しく手の跡が残るあたたかな風合いの商品パッケージのイメージが自分の中にあり、このようなデザインになりました。また、差し色を加えた案もあったのですが、最終的に選んでくださった「青+モノトーン」で構成したこの潔いカラーリングも気に入っています。塗り・ヌキ・ノセ。削ぎ落とすようにシンプルな考え方で作る絵が自分はやはり好きなんだと思います。

「ミナヅキ珈琲」さんは大阪のお店で自家焙煎のコーヒー豆を販売されています。オリジナルブレンドのコーヒー豆、ぜひ味わってみてください!イートインもできるそうです。ぼくも関西へ行った際にはいつかお店にも伺いたいと思っています。

 

◉自家焙煎 ミナヅキ珈琲
547-0044 大阪府大阪市平野区平野本町2丁目-6-17
tel 06 7508 5722
open 9:00〜17:30
close 水曜

インスタグラム : @minaduki.coffee
https://www.instagram.com/minaduki.coffee/

 

ラベルの大きさは、横:65mm たて:90mm 。
幅80mmのクラフト紙の袋に貼付しています。

 


 

ちょっきんきりえ展vol.9「ぼくの好きな時間」5月開催!


DMハガキ掲載作品「植物を育てる」

 

昨年に引き続き、東京で9回目の個展を渋谷ハオス&テラスで開催します。
切り絵作品の展示を中心に、手ぬぐいやハンカチ、
ポストカードをはじめとしたデザインアイテムの販売、
食のアトリエ・スパロウのパン・お菓子・ジャムの販売もあります。
会場の音楽選曲(BGM)は今回も吉本 宏さん。

一年ぶりの新しい作品、ぜひ原画を生でご覧ください!

 


YUYA EXHIBITION 2018
ちょっきんきりえ展vol.9「ぼくの好きな時間」

日々の暮らしの中にある「ぼくの好きな時間」から生まれた
新しい切り絵がハオス&テラス3階の白い空間を飾ります。
デザイングッズ、パンやジャム、吉本 宏さん選曲の美しいBGMとともに、
春の個展をお楽しみください。
YUYA(切り絵作家/Atelier FOLK代表)

会期:
2018年5月18日(金)・19日(土)・20日(日)
11:00 – 19:00
*会期中3日間とも作家在廊

会場:
haus & terrasse
ハオス&テラス3階
東京都渋谷区渋谷1-20-3
TEL 03 6427 5705
www.def-company.co.jp/hausandterrasse/
会場へのアクセス:
JR・東急線 渋谷駅より9分
東京メトロ 表参道駅B2出口より10分
明治神宮前駅7番出口より7分

◉インスタグラムでも個展情報を日々更新します!
YUYAインスタグラム yuya_chokkin_kirie
https://www.instagram.com/yuya_chokkin_kirie/

 



フード販売: 
食のアトリエ・スパロウ
アトリエ・フォークのフード部門「食のアトリエ・スパロウ」の手づくり。
この機会にぜひ味わってみてください!

◎パン:19(土)・20(日)販売
◎ジャム・クッキー:3日間販売
*パンは、ベーグル・イングリッシュマフィンなど2〜3種を予定しています。
*フードは、いずれも売り切れ次第終了となります。

インスタグラム sparrow_kei
https://www.instagram.com/sparrow_kei/

 

音楽選曲:吉本 宏(bar buenos aires / resonance music)
会場に流れる美しい音楽(BGM)は選曲家であり音楽文筆家で
bar buenos aires や resonance musicを主宰される友人の吉本 宏さん。
初個展で出会い、音楽を通じて親しくなった吉本さんには、
vol.2から毎回「ちょっきんきりえ展」のBGMを選曲して頂いています。

インスタグラム monsieur_espresso
https://www.instagram.com/monsieur_espresso/

 

 

 

 

 

 

 

以下はフライヤー(A5サイズ)

 

インスタグラムでは最新情報を随時アップしていきますので、
どうぞご覧ください!

アカウント名:yuya_chokkin_kirie
https://www.instagram.com/yuya_chokkin_kirie/

 


2018-04-18 | Posted in blog, column コラム, exhibitions 個展, information お知らせComments Closed 

 

たまプラーザテラス2018メインビジュアル01_GW号

GW号メインビジュアル「ピクニック」

 

東急田園都市線たまプラーザ駅にある複合商業施設「たまプラーザテラス」。
ワークショップや教室、ライブなど、いつもさまざまなイベントが企画されています。
この施設の2018年間メインビジュアル(年間7回)を担当することになりました。
中野に引っ越して来る前に駒沢や三軒茶屋、さらに遡ると桜新町にも住んだこともあり、
自分は田園都市線がとても好きだったので、うれしいご縁です。

メインでこの絵が使われるのは、
近隣に新聞折込もされるタブロイド情報紙「たまプラDAYS」の表紙。
いつも制作しているよりも少し大きい30センチ角の正方形で切り絵の原画を制作し、
使っていただいています。

◎たまプラーザテラスwebsite
http://www.tamaplaza-terrace.com

 


 

◉メインビジュアル「ピクニック」

今回は4月17日頃発行の「ゴールデンウィーク号」で、テーマは「ピクニック」。
外へ出かけるのが楽しい春。明るく柔らかい色彩で、
ざっくりと切り跡を生かしてあたたかく表現したいと思いました。
数年前まで、毎年おにぎりを持って出かけていたピクニックを思い出します。

東急線沿線では、この絵を使ったポスターが電車内に中吊り掲示されるそうです。
また、原画は額装して「たまプラーザテラス」インフォメーションに展示されます。
今後制作していくビジュアルも加わり、作品は1枚ずつ増えていく予定です。
お近くの方はご覧いただけるとうれしいです。

 


 

◉東急線沿線にポスター中吊り掲出

東急車両の「中吊りB3ポスター」掲出期間は次の通りです。
田園都市線や東横線など東急線沿線で掲出されるようです。
もし乗られる際はご覧ください。
① 4/25(水)~ 4/29(日)
② 4/30(月)~ 5/6(日)

これを書いている間に・・・もう次の号のための制作が始まります!

 

 


情報紙「たまプラDAYS」表紙

 

 


たまプラーザテラス(写真:wikipediaより)

 


 

Kiri Tori Sen シンボルマークデザイン

〈手にしたひとが思わず笑みをこぼすようなモノづくりを目指します〉
−  Kiri Tori Senのウェブサイトより

文鳥など「フィンチ類」の小鳥が、眠ったりゆっくり休んだりするための「居場所」になる素敵な商品「ホヨヨボール」で知られる「Kiri Tori Sen」のシンボルロゴを制作しました(Kiri Tori Senは屋号名)。このホヨヨボール、鳥を飼っている人々の間で大人気だそうです。ちなみにこの名前の由来は「ホヨヨ〜」って顔して中でリラックスする鳥が多いからだそうです。

以前より、ぼくの切り絵作品などご覧いただいていたそうで、うれしくも昨年イベントの際にいらしていただき、お声がけいただきました。いろいろスケッチしながら、それをご覧いただきお互いに検討を重ね、最終的にこのようなシンボルマークになりました。

既にお使いのロゴタイプがあったので、それを絵に合わせるご希望でした。実際にホヨヨボールの中に気持ちよさそうにいる文鳥の写真を見ながら、正面を向いた姿を少しアレンジして描きました。今回は切り紙でできた形を使い、オブジェクトにしてデザインしています。

色は何パターンもお出ししてこれに決まりました。
(上)カラー版
(下)モノクロ版(または別な一色も可)

普段、動物などを描くにしても、ぼくは何かの姿を写す感じで描くことはほとんど無く、常に架空のものを描いているので、実物に近づけるタイプのものはディフォルメ具合がなかなか難しいです。描いていくうちに、どんどんシンプルになっていき最終的には安定感あるマークになったのでよかったなと思っています。みなさまに親しまれるマークになりますように!
商品の実物は、Kiri Tori Senのウェブサイトを覗いてみて下さいね。

Kiri Tori Sen ウェブサイト
http://kiri-tori-sen.com

 


 

作品「山のリズム」

山のリズム

モチーフを記号化して文様にする楽しみ。神戸といえば海と山。海を感じさせる作品はいくつかできていたので、今度は山をモチーフにしてみようと思った。山型を横につなげたモチーフを何本もつくり、左右に少しずつずらして配置すると、リズムを刻む山の文様ができた。人の手で器に描かれる動きのある幾何学、ひとつひとつ手で切り抜き染められた型染布の文様。人の手がつくり出す文様が、ぼくには今とても魅力的に見える。(20センチ角・切り絵)


上部のカテゴリー〈works → paper-cutout〉に入ると切り絵作品だけ集めた表示ができます。

2015年・秋の神戸での個展で展示した作品。・・・ちょっと懐かしい。個展は「民芸品と暮らす日々」というタイトルで、東京のあと同じタイトルで神戸でも開催したもの。作品は東京でも結構旅立ってしまったので、巡回展ではあったけれど、これは神戸のために新しく作った絵のうちの一つ。

神戸の個展の時だったか、ホテルに一人で泊まったとき。夜のチェックインでは暗くてあまりわからなかったけれど、朝起きて窓を開けたら裏側の目の前に迫るくらいの「山!」という景色だったことがあり、やはり神戸は「海と山」なのだなあと思ったのだった。海、中華街、洋館などの感じ・・・神戸は、どこか自分の出身の横浜にも通じる街の空気を感じ、初めて行った時にすんなりと好きな場所だなと思った。

この作品は今も手元にあり、アトリエの1階に飾ってあります。テキスタイル的にも見えるので、メキシコの民芸品の鳥と一緒に飾っています。

 


 

きりえカフェ vol.3 レポート

アトリエ・フォーク「きりえカフェ」第3回目が終了しました。
(3月24日13:00-16:00開催)

週末に普段とはまた違った場所で、
楽しい時間を過ごしていただきたいということで始めた
「とっておきの週末シリーズ」の一つです。
今回もまたぼくも楽しい時間を過ごさせていただきました。
参加してくださった皆さまに感謝です。
今回の様子、簡単にお伝えしたいと思います。

 

はじめにちょっと切り絵の手順などの話からスタート。
でも、自分のやりやすい方法で基本的にOK。
教室や学校でもないので、楽しんでもらうことが一番です。

まずは台紙を選んで、額に合わせた大きさに切ります。
ベースの色を選ぶことで、作品の印象も大きく変わります。
今回のテーマは「春」の絵。
と言っても、自分の中での「春」ならなんでもOKです。

 

考えてきていただいた絵を形にしていきます。
そう、「決まった型紙を切る」のではなく自由に絵を作っていただいています。
ぼくの思うワークショップは、切る練習ではなく「絵を自由につくること」。
そこが一番楽しいところだとぼくは思っているからです。

とても集中して真剣に制作していた皆さん。
がんばって絵が仕上がったら一休みです。

 

きょうのおやつは「食のアトリエ・スパロウ」製シフォンケーキです。
いちごとチョコの組み合わせが春らしい。
ホイップクリームとともに、
いちごとホワイトチョコのジャムもサンドされています。いただきま〜す

 

美味しく楽しく食べた後は、みんなで発表会です。
どんなことを思って自分の作品を作ったかを説明してもらい、
お互いに印象や思ったことを自由に伝え合う楽しい時間。
皆さんそれぞれに、とても自由に作品を作ってくださいました。
こちらもお話を聞いていて楽しいです。

 

できたのは、こんなに素敵な切り絵たち。
それぞれに春を感じる明るい色、柔らかい色、元気な色。
楽しいカタチ、繊細なカタチ、あたたかいカタチ。
どれもそれぞれの思いがあり素敵でした。
楽しい制作時間だったことが作品からも伝わってきます。
「部屋に飾ろうと思います」
「プレゼントしたいと思います」
皆さんとてもうれしそうで、こちらもうれしくなりました。
お疲れさまでした!

 

ぼくから皆さんへ、リクエストをお聞きして作ったマッチ箱のプレゼント。
マッチ箱久しぶりに作りました。
小さい紙面にシンプルにチョキッと作る感じがなかなか楽しいのです。
(皆さん喜んでいただきありがとうございます!)

 


 

3回目の「きりえカフェ」楽しく終了しました。
今回も皆さん和やかな楽しい雰囲気で、集中したり、
いろいろなお話もでき、とても楽しい時間でした。
やはり作品ができるまでの過程はとても楽しい。
考え方、感性。ぼくたちが開催している側でありながら、
いつもとても勉強になり感謝しています。

決まった型紙を切って「上手に切ること」を練習するのではなく、
「自分だけの絵」を作る楽しさをやはり味わってもらいたいなと思います。
「とても楽しい時間だった」という言葉はとてもうれしいです。

皆さん、それぞれに「部屋に飾りたい」という絵ができたようで、
その様子を見ているのはなんとも楽しいです。

切り絵ワークショップはまた開催すると思います(→いつかなあ?)
気になっている方は今後もぜひよろしくお願いいたします。
(次はいつかなあ?という感じですが、このウェブとインスタグラムにも告知します)

今回もご参加いただいた方には心より感謝いたします。
楽しい時間をどうもありがとうございました!

YUYA

 

 


2018-03-24 | Posted in blog, column コラム, information お知らせ, workshop ワークショップComments Closed 

 

作品「ふっくらとした花」

ふっくらとした花

素朴で大らかな鳥や花の刺繍が施されたメキシコの小さい布がわが家にある。刺繍というのは、そもそも精巧で細かい図案を表現するイメージがあったけれど、メキシコやタイの民芸品には、手で描いたような素朴な図案が刺繍された刺繍が結構あり、人間的な味があり、あたたかい風合いがとても魅力的だ。そんなイメージが頭の中にあり、スケッチしていたら、ふっくらとした大らかな花のモチーフを切ってみたくなった。(20センチ角・切り絵)


上部のカテゴリー〈works → paper-cutout〉に入ると切り絵作品だけ集めた表示ができます。

おおらかな形で自由に。この頃は「民芸品からの空気感を作品に表したい」と思いながら作品にしていて、個展のタイトルも「民芸品と暮らす日々」でした。これは2015年頃の作品。「花」は繊細に描かれることも多いモチーフだと思いますが、民芸品に出てくるデザインでは堂々とした力強い感じの花の描き方もあったり、素朴な表情があったり。眺めているとなかなか興味深く楽しいです。そんな気分を自分の絵でも表したいと思いました。どこか南米のようなカラッとした空気の色合いで。

この作品は、確か2016年の神戸で展示して、そのあと大阪の展示で旅立ったように記憶しています。その大阪の展示には在廊できなかったので、今思えばとても残念なことでした。また関西でも展示ができたらいいなと思います。

 

 

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今年の春が始まる

年が明けてからもう3ヶ月経とうとしています。
最近は、毎年春に東京で個展を開催しているので、
春から自分の活動が始まる感覚があります。

今年も渋谷のハオス&テラスで個展が5月にあります(18・19・20日の予定)。
先日、渋谷の会場のオーナー(先輩)のもとへ相談に行きました。
ハオス&テラスでは「vol.6」からお世話になっているので、
渋谷で個展をさせていただくのも4回目になるのだなと思うと驚きます。

会場の3階を使わせて頂いているのですが、
少しリノベーションされて窓が塞がれて壁が増えたりもしているので、
今までよりもゆったりと間隔を取って作品が飾れそう。楽しみです。

次回の個展は「vol.9」。
新作展として最初に東京で開催するときにはvol.○と番号を付けています。
だいたいテーマは決まっているのですが、まだ作品がまったくありません(焦る)
気がつけば梅が咲き、モクレンが咲き、次は桜が咲く。
一軒家の冬はなかなか寒かったですが、いつか春は来るのだなあ。

 

追伸:
3/10(土)に関西の番組、MBSテレビ「住人十色」の放送があり、
家でもあり工房でもある自分たちの場所「アトリエ・フォーク」が紹介されました。
その後、商品等のお問い合わせをいただき誠にありがとうございます。
ウェブショップが間に合っておらず大変申し訳ありません!
気長に待っていただけましたら幸いです・・・

 


2018-03-17 | Posted in blog, column コラムComments Closed 

 

練馬区美術館 サヴィニャック展を観に行く


展覧会の図録

 

練馬区立美術館で開催中の「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法」を観に行きました。
おそらく週末は混み合うのだろうと思い、平日に行きました。

ぼくがレイモンド・サヴィニャックを知ったのはいつだったか…?かなり若い頃だっと思う。
本や展示で繰り返し何度も観てきたサヴィニャックの描くポスターは、
みるたびに発見があり楽しい。ひとひねりあるユーモラスなアイデアがフランス的なのかな。
この展示では、大判のリトグラフだけでなく、原画が結構観られたのも良かったです。
(原画のサイズは思ったよりも小さいものが多かった)

広告でありながら観る人にクスッと幸せな気分をくれる作品は、
画家のイラストというタッチでありながらも、限りなくデザイナーの視点が感じられて、
極力シンプルで力強い線で描かれるところが大好きです。
サヴィニャックは都会っ子だったようで、もともとこの人が持っている
時代を超え人を惹きつける洗練されたセンスがやはり素敵だなと思いました。

展示は4月15日(日)まで練馬区立美術館で開催中。
サヴィニャックの本は何冊か持ってるけれど、やはり図録を購入。

 

◉サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法」
練馬区立美術館
開催中〜4/15(日)まで。
https://www.neribun.or.jp/museum.html

 


中村橋の駅からのアプローチに何枚かのフラッグが。
全部違う絵になっていて楽しめます。

 


敷地の入口あたりにある看板。

 


展示の入口。

 


これがポスターやフライヤーのデザイン。

 


2018-03-15 | Posted in blog, column コラム, design_art デザインとアートComments Closed 

 

テレビ番組 MBS「住人十色」でアトリエ・フォークが紹介されます

関西拠点のテレビ局、毎日放送(MBS)のテレビ番組「住人十色」にぼくたちの家「アトリエ・フォーク」が紹介されます。「住人十色」は、毎週1件の家を「建築」と「住んでる人たち」の両面から紹介する人気の30分番組。ある時、番組スタッフの方から番組の撮影をしたいとご連絡をいただき、その後バタバタと日程が決まり、年明けにアトリエで撮影・収録がされたのでした。3月10日(土)17:00から放送されます。

今回のレポーター(お客さま)は女優・モデルの黛英里佳さん。かわいらしくさわやかで明るく、とても素敵な女性でした。妻スパロウが夕飯を作り、黛さんと一緒に三人で楽しくいただきました。ぼくは黛さんと一緒に切り絵をしたり、妻スパロウと二人で家のつくりをあれこれ紹介したり、スパロウもパンや料理風景を撮って頂いたり。家のことだけでなく暮らしや仕事のお話も色々としました。

この小さな家に丸二日間かけて収録されることにも驚きましたが、スタッフの皆さんもとても良い方々で、ぼくたちも楽しくリラックスして収録していただけました(撮られるのは緊張しますが)。ぼくが作ったこの絵も途中どこかで登場するかも知れません(?)

関西方面にお住まいで、毎日放送が見られる方はご覧いただけたらうれしいです。「住人十色」には番組ウェブサイトがあり、今までは東京でも動画(見逃し配信)が見られたのですが、残念ながら3月から動画配信が休止となってしまいました・・・また、衛星放送のD lifeではいつか放送されるかも?という情報がありますので、分かり次第お知らせします。


MBS「住人十色」
http://www.mbs.jp/toiro/

アトリエ・フォークが紹介されました!
放送日:2018年3月10日(土)17:00から(30分番組)
司 会:松尾貴史・三船美佳
レポーター:黛 英里佳

 

 

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2018-03-03 | Posted in blog, column コラム, information お知らせ, media メディア掲載Comments Closed 

 

きりえカフェvol.3《ワークショップ・事前申込制》

とっておきの週末シリーズ
きりえカフェ vol.3

ご好評いただいている切り絵ワークショップ「きりえカフェ」3回目の開催です!
みんなでひとつのテーブルで自由に切り絵の作品をつくり、
そのあとは特製デザートでおしゃべりタイム。
ふだんの日々がちょっとワクワク楽しくなるような
「とっておきの週末」を一緒に過ごしませんか?

ご参加の方には、買えないYUYAオリジナルプレゼントあります。
みなさまにお会いしてお話できること楽しみにしています。
お申し込みお待ちしております!

◉内容 「春の絵」
寒い冬が終わり、みんなが待っていた「春」。
春のモチーフで20センチ角の正方形の切り絵を作ります。
どんな春なのか?モチーフや色もつくる人の自由です。
自由に色紙を切り抜いて、パターンにしたり自由に並べたり、
自分だけの春の絵を作ってみましょう。
アトリエ・フォークの学校椅子に座って、
なつかしい図工の時間のようにお楽しみください。


お申込受付中!《事前ご予約制》

◉満席となりました。お申し込みありがとうございます。
以降はキャンセル待ちとなります。2/27 15時

きりえカフェ vol.3
日時|2018年3月24日(土) 13時スタート
~16時頃終了予定
*切り絵2時間+おやつタイム

場所|アトリエ・フォーク
東京都中野区中野1-41-4
JR中野・東中野より徒歩10分 TEL 03-6873-8566
アクセスはこちら http://atelier-folk.com/access/
*駐車場・駐輪場はございませんので徒歩でご来場ください。

講師|YUYA(切り絵作家・イラスト・デザイン)
対象|基本的に大人対象(保護者の付き添いなく参加できればOKです)
定員|4名(先着順)
料金|参加費 4,000円

食のアトリエ・スパロウの手づくりスペシャルデザート付
*YUYA手づくりのオリジナルプレゼント付


◉お申し込み方法
「氏名・フリガナ・性別・電話番号・メールアドレス」を記載の上、
アトリエ・フォークのeメール info@atelier-folk.com まで。
質問などお気軽にどうぞ!

◉お知らせ
下記をお読みのうえお申し込みください。
*使いたい額縁をすでにお持ちの場合は、A4サイズまでなら別サイズでの作成もOKです。
*ご希望の方には、20センチ角の正方形の額縁を販売します(1,500円)。
*基本的な材料・道具はこちらでご用意しますが、
持ち物など詳しくは、お申し込みの際のメールのご返信でお伝えします。

 

【キャンセルについてのお願いとご注意】
限定4人のイベントのため、万が一キャンセルの場合はお早めにご連絡ください。
開催日の3日前以降のキャンセルは大変恐れ入りますがキャンセル料100%いただきます。
予めご了承ください。

 


2018-02-27 | Posted in blog, column コラム, information お知らせ, workshop ワークショップComments Closed 

 

新規取扱店

先日「ててて見本市」に出展したこともあり、
私たちアトリエ・フォークの商品を新しくお取扱頂くお店が
ありがたいことに増えています。

全国に実際に実店舗でご紹介いただくことは、
自分たちにとってもやはりうれしく、
とてもありがたいことだなあと感謝しております。

お近くに取扱店がある方は、ぜひお手にとっていただけましたら幸いです。
どのアイテムをお取扱いただいているかなど、
また、在庫状況も店舗によって異なります。
恐れ入りますが各店舗に直接お問い合わせください。

店舗のリストは下記リンクをご覧ください。
(アトリエ・フォークのサイトに飛びます)

◉アトリエ・フォーク商品取扱店(お店一覧が載ったStockistsページ)
http://atelier-folk.com/stockists/

 

 

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2018-02-23 | Posted in blog, column コラム, information お知らせ, products プロダクツComments Closed 

 

作品「鹿とフクロウ」

鹿とフクロウ

絵の中では鹿もふくろうも仲良し。鹿はぼくの中では秋から冬のイメージがあり、この作品はどこかクリスマスの雰囲気を持った楽しい絵になった。ベースに濃い色がある場合、モチーフを白抜きにして絵を考えることが多い。それにより色数を少なくでき、より印象的でグラフィカルな絵になるように自分は考えている。1960年代のデパートの包装紙や海外のデザインが印象的なのも、色の使い方によるのではないかとぼくは思う。(20センチ角・切り絵)


上部のカテゴリー〈works → paper-cutout〉に入ると切り絵作品だけ集めた表示ができます。

おおらかな形で自由に。この頃は「民芸品からの空気感を作品に表したい」と思いながら作品にしていたように思います。そう、個展のタイトルも「民芸品と暮らす日々」。

もう少しわかりやすく言うと、民芸品を見てそれをなぞるのではなく、民芸品から空気感だけをもらって、自分の心地良いカタチを作るという感じです。その中で自分がもともと持ってるミッドセンチュリーのモダンな感じや、北欧デザインが好きなことなど、感覚が混ざり合って作品が生まれることが、自分の持ち味であり楽しさなのかなと思っています。

これも2年以上前の作品かと思います。今見ると、ちょっと懐かしいくらい。赤×緑ではないながらも、どこかクリスマス風の色合いがなかなか目を引いたのでしょうか。2016年、秋の神戸の後にお世話になった大阪「ミズタマ舎」さんでのミニ個展で、選んでくださった方のもとへ行きました。なかなか愛嬌ある作品だったので自分でも気に入っていました。選んでいただきどうもありがとうございます。

 

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B.LET’S 第18回公演フライヤーデザイン

劇団 B.LET’S(ビーレッツ)第18回公演
『あの日、「何もなかった」とは言えなくて。/ずっと4時』
フライヤーデザインを担当させていただきました。

前回、第17回公演「中ノ嶋ライト」のフライヤーデザインをさせて頂いたご縁で
劇作・演出の滝本祥生さんからのうれしい再度のご依頼でした。
前回の「中ノ嶋ライト」は、過去最高の来場者数を記録したそうです。
大好評の公演にデザインで関われてうれしかったです。


今回の内容は、
短編集『あの日、「何もなかった」とは言えなくて。』と
長編『ずっと4時』の2本立ての上演。
フライヤーの表現にも少し工夫が必要だと思って考え始めました。

今回いくつかのストーリーがあり、
共通しているのはカフェ(喫茶店)を舞台にした人間模様。

コーヒーの味って、店や淹れる人によってまったく違うし、
飲む人それぞれにコーヒーの好みって違うなあなどと思いながら、
それ自体が人間模様を表現できるモチーフかなと思いました。

イングリッシュガーデンなども出てくるお話もあったことからバックのモチーフに。
それぞれ違う顔をしたコーヒーカップを人に見立ててイラストを描き、
2本立てをわかりやすくするためにオレンジとブルーの2色を使って表現しました。
そして、背景にはコーヒーカラーを敷きました。
今回もイラストだけでなくデザインまで担当させていただきました。

劇団 B.LET’Sのファンの方や、出演される俳優のファンの方以外にも、
初めて演劇を観に行くような方々に「楽しそうだな・行ってみようかな」と
幅広く手に取ってもらえるものになると良いなと願ってデザインしました。


下北沢での公演、ぜひご覧ください!
チケットはすでに発売開始されています。
チケットや内容について、下記劇団のウェブサイトをご覧ください。
公演期間は3月21日(水・祝)から27日(火)までです。

◉劇団 B.LET’S(ビーレッツ)web
https://blets.jimdo.com

 

いつものカフェ、いつもの店内で、日々繰り返される人々の悲喜こもごも。
そこに広がる小宇宙。4つの短編で綴られる4つ心の分岐点、その先に待つものとは?
– 短編集『あの日、「何もなかった」とは言えなくて。』

変わりたいけど、変われない・・・
1日でもっとも中途半端でアンニュイな時間「4時」に、
まるでクラゲのように漂う人々の心模様。
– 長編作品『ずっと4時』

ありふれたカフェで生まれるあまたの物語、短編と長編を交互にお届けします。
一杯のコーヒーを飲むように、お楽しみください。

 

 

 

◉劇団 B.LET’S(ビーレッツ)ウェブサイト
https://blets.jimdo.com

 

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「ててて見本市2018」に出展します

バイヤー向けの商品展示会「ててて見本市」@スパイラルホールに、
昨年に引き続きアトリエ・フォークとして出展します。
写真は今回の商品カタログ。
手ぬぐいやハンカチ、ポストカードなどのデザインプロダクトを中心に、
2018年に販売していく私たちの商品を展示して紹介します。
販売会ではなく、商品お取引など商談を目的とした展示会となります。
入場するためには招待状をご持参、または「ててて見本市」のウェブサイトから手続きが必要です。
以下、ててて見本市のサイトより引用します。

過去から引き継いだ知恵を現代に活かす。気づきをコミュニティや世界と共有する。枯渇しそうな技術や素材を次世代に引き継ぐ。
形骸化したものを新たな視点で実体化する。そのような「つなぐ・つむぐ」という関係性の構築を目指すものづくりを『Linkage Product(リンケージプロダクト)』と名付けました。Linkage Productの「作り手」達が集い、 ショップバイヤーやメディア等の「伝え手」に紹介する商品展示会『ててて見本市』を開催しています。
 
『ててて見本市2018』では素材や技術などものづくりが内包している魅力に留まらず、背景となる人や地域や文化など、ものづくり全体の魅力を伝えようとトライしている100組の作り手が集まり、これからの人や生活に新たな縁を生んでくれるアイテムが揃います。バイヤーやメディア、ものづくり関係者の皆さまのご来場を出展者一同お待ちしています。
http://tetete.jp/
◉開催日時 2018年2月7(水)・8(木)・9(金) 11am〜7pm
*最終日のみ6pmまで
◉会場 スパイラルホール
東京都港区南青山5-6-23 スパイラルビル3F
http://www.spiral.co.jp/
◉出展者一覧
http://tetete.jp/archives/p=118
◉入場条件
本展は、バイヤーやメディア関係者を対象とした商談会になります。
一般の方、および招待状をお持ちでない方の入場はできませんのでご了承ください。
・招待券は12月末頃より出展各社から関係先にお送りしております。
・下記URLからも入場証のお申し込みをいただけます。条件に合致しない場合は送付しない場合がありますのでご了承ください。
http://bit.ly/tetete2018invitation
入場に関する詳細については、下記をご確認ください。
http://tetete.jp/archives/p=144

2018-02-04 | Posted in blog, column コラム, information お知らせComments Closed 

 

一筆箋4種(2018 新商品)


新しい一筆箋が4種類できました。

プレゼントや荷物を送ったり、
書類を送ったりする際に一筆添えるのに便利なアイテム「一筆箋」。
今までも発売していましたが、フォーマットを少しリニューアルし、
お求めやすく価格も改定して2018年からの新柄として4種をご用意しました。

先日載せたポストカードにも通じますが、
もらった人が楽しく元気になるような、
透明感ある明るいイラストを使ってデザインしました。

次回、2018年2月3日(土)のオープンアトリエから販売開始します。
「包めるハンカチ」「ポストカード新作6種」と
併せてご覧いただければうれしいです。


◉ 一筆箋 Letter Paper 定価 350円+tax

デザイン4種
・鳥と木の実 Birds and Nuts
・鹿のタペストリー Deer Tapestry
・いろいろなパン Breads
・二人のフクロウ Two horned Owls

大きさ:100mm×148mm(ハガキサイズと同じ)
同柄が20枚入り
素材:紙(上質紙)
パッケージ:OPP袋・ロゴシール付
デザイン&プロデュース: YUYA / Atelier FOLK


 


「鳥と木の実」Birds and Nuts
先日発売したハンカチにも使った鳥の図案です。
明るく透明感のある青を使いました。

 


「鹿のタペストリー」 Deer Tapestry
ユーモラスな表情で背中に模様が入った鮮やかなグリーンの鹿。
タペストリーのイメージで描いた鹿に、りんごのシルエットが一つ。

 


「いろいろなパン」Breads
アトリエ・フォークとしては、やはりパンのイラストも使いたいなあと。
楽しくいろいろなパンを描きました。

 


「二人のフクロウ」Two horned Owls
ピンクとグレーのフクロウが二人で楽しそうに一緒にいます。
丸くて大きな、模様の入った身体。

 


2018-01-20 | Posted in blog, column コラム, information お知らせ, products プロダクツComments Closed 

 

年賀状2018「戌年」

 

謹賀新年2018

今年は戌年の年賀状です。白ヌキのデザインでシンプルに作りました。最初は白地に赤+茶色のデザインだったのですが、やっているうちにこうなりました。犬ってあまり描かないので新鮮な気分です。

昨年はとても忙しい一年だったなあと思います。年末というより、新年になってから机の周りをやっと片付け、良い状態で仕事が始められそうです。今年も5月に東京の渋谷で、冬には新たな場所での個展を予定しています。昨年からの良い流れでまた良い作品をつくっていきたいです。

それ以外にもまた新たな仕事のお話もいただいたりしているので、楽しく取り組んでいきたいです。今年のまずはじめの大きな仕事は、昨年に引き続き出展することになった2月のバイヤー向けの商品展示会。まずはその準備に追われる新年です。

みなさま今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 


2018-01-03 | Posted in blog, illustration イラストレーション, works 作品集Comments Closed 

 

ポストカード6種(2018 新商品)

2018年に向けて新しいポストカードが6種類できました。

上の段
左「縞の鳥」 中「黄色い鳥」 右「青いフクロウ」
下の段
左「フルーツの味」 中「フルーツを運ぶ猫」 右「山のある風景」

アトリエでも話しているのですが、
今回のポストカードは、今までのものとちょっと雰囲気が違うように思います。
ちょっと風通しが良くなったというか、明るい空気の中でできた感じ。

透明感のある明るい色合い、モチーフを絞って大らかに。
最近新アイテムのハンカチなども作ったこともあり、
テキスタイルデザインに通じるような空気感の絵なのかもしれません。
いろいろなものを見た結果、自分の中から生まれたラインです。

2017年の一年間、東京・大阪・徳島の3回の個展で作品を作ってきて、
少しずつ変わっていった感覚がこのポストカードに出ているかも知れません。

次回、2018年1月6日のオープンアトリエで販売開始します。
「包めるハンカチ」と併せてご覧いただければうれしいです。


◉ ポストカード 定価 150円+tax

大きさ:100mm×148mm

デザイン6種
・縞の鳥
・黄色い鳥
・青いフクロウ
・フルーツの味
・フルーツを運ぶ猫
・山のある風景

素材:紙(アラベール紙)

デザイン&プロデュース: YUYA / Atelier FOLK


 


裏面には、アトリエ・フォークのロゴと作品タイトル入り


 

包めるハンカチ(2018 新商品)

新商品の「包めるハンカチ」ができました。

少し大きめの50センチ角の正方形で、
お弁当も包みやすいサイズです。
デザインは「鳥と木の実」(青)と「花咲く森」(黄)の2種類。

自分でプロダクトとしてデザインアイテムを作るようになってから、
いろいろなテキスタイルをより興味深く日々見ていくようになりました。
大好きな北欧デザインをはじめ、アメリカのモダンデザイン、
ヨーロッパ、インド、アジア各国のテキスタイル、
そして日本の型染めや絣の柄など・・・

いろいろなイメージを実際に見た上で自分の中から新たに出てくるカタチ。
そういう素直な状態の中でできた今の自分のデザインなんだと思います。

北欧デザインの感じと、民芸の空気感と。
「その両方が同時にあるような」デザインになったらいいなあ、
と思いながら絵を描き、連続柄をデザインしました。

このハンカチは、次回のオープンアトリエ(2018年1月6日)から発売開始します。
オープンアトリエの告知はこちら。
http://atelier-folk.com/2017/12/30/open_atelier-13/


◉ 包めるハンカチ 定価 1400円+tax

大きさ:約50センチ×50センチ

デザイン2柄
・鳥と木の実 青
・花咲く森 黄色

素材:綿100% 日本製

デザイン&プロデュース: YUYA / Atelier FOLK


 


「鳥と木の実」青
明るくさわやかな透明感のある青。木の実のなった枝で佇む鳥を描きました。

 


裏面はおもて面よりも色が薄いですが、均一に色が通っていますので、
裏面を見せるような使い方をしても美しいです。

 


包んだ状態

 

 


「花咲く森」黄色
あたたかい黄色を使い、森の中にたくさん咲く花のシルエット。

 


包んだ状態

 

 


 

徳島 遠近 をちこち個展 終了しました!

徳島の遠近(をちこち)での個展が昨日12月19日で終了しました。
お越しくださった皆さま、誠にありがとうございます。また、投稿を見てくださった方、いつも応援していただきありがとうございます。

遠近の店主、東尾さんとはもともとSNSで共通の友人を通じて知り合いました。
そして、数年前にぼくたちが四国(香川・徳島)を旅行する際に、以前されていたお店「東雲」「レテンカ」へ寄らせてくださいとお伝えすると、周りを案内させてくださいと言ってくださり、お店を閉めてまで!初めて会ったぼくたちのために案内していただき、お二人で歓迎してくださったのでした。その時に四国大学の藍染の有内先生のところで藍染体験までさせてもらいとても楽しい時間を過ごしたのでした。その時の淡いブルーの無地の手ぬぐいは大事にとってあります。その後も神戸のぼくの個展にいらしていただいたり、今年アトリエに移ったわが家に寄ってくださったり仲良くさせてもらっていました。

実は個展へのお誘いは何年か前からいただいていて今回やっと!実現できました。お店へ行くと分かりますが、東尾さんは相当なこだわり屋さん。その東尾さん夫妻が作った素敵な空間の新しいお店で個展ができて、本当にうれしく思っています。設営からお任せしてしまったのですが、1日目の在廊日にお店に初めて入り、展示を見た時の感動は忘れません。

 

徳島は藍染で知られる地。
藍染の和紙を貼り重ねて作られたこの「indigo wallインディゴウォール」は、お店を象徴する壁。今回そこに展示をしていただきました。個展の前から、この壁に飾っていただくということは決まっていたので、なんとなくそれを頭に置いて色合いも考えながら、新しい作品を作っていきました。インディゴウォールは、実際に見ると和紙の藍色の濃さや表情も1枚1枚微妙に違っていて、とても表情のある壁でした。和紙を染めること、貼ることも試行錯誤しながら東尾さんがご自分でされたそうです。本当にすごい。

 


(上の2枚の写真:遠近の東尾さん撮影、送っていただきました)
お客さんが入ってくるお店の入口はインディゴウォールの裏側にあり、独立した壁。いろんな箇所に見られる建築的なこだわりがとても素敵なお店でです。この建物は鉄骨造で、真ん中にあるH鋼の柱も象徴的。

 

個展の案内状にも使った作品「藍色の中で」は、ここに飾られることを特に意識してできた作品。藍色の断片の中に赤い鳥がいます。こうして飾られると、なんだかとてもしっくり。この作品は在廊できなかった個展初日に一番に売約済みになったそうです。

 

今回この個展に向けて新しく作った作品は、今までになかったような柔らかい色合いの明るいものも多くできました。この黄色とグレーの作品「柔らかな光」は一番人気で、問い合わせもいろいろいただきました。

 

個展では手ぬぐいやポストカード類、タオルハンカチなどデザイングッズもいろいろ販売させていただきました。手持ち分をすべて持っていったdieciさんと作った切り絵カレンダーは、早々にに売切れとなりました。ありがとうございます。

 

新しい手ぬぐい「白い鳥」(左から2つ目)も販売。手ぬぐいは、どれにするか迷ってる方が多かったように思います。いろいろ手にとっていただきうれしいです。

 

在廊中の二日間、本当にたくさんの方にお会いできてお話もでき、とても楽しい時間となりました。徳島の方はもちろん、香川や高知、淡路島、岡山からもいらしていただきました。お越しいただき本当にありがとうございました。

 

会期中、アトリエ・フォークのフード部門・妻のスパロウ圭子(食のアトリエ・スパロウ主宰)の「食のイベント」も開催しました。

在廊一日目の土曜日には、パン作りワークショップも開催。イベントに広がりが出てとてもよかったと思っています。今回作ったのは「フライパンで作る鳴門金時パン」。満席御礼、みなさまとても楽しんでいただいた様子でした。

 

フライパンで焼きあがった鳴門金時パン。ちょっと懐かしい雰囲気のある美味しいパンです(ちょっと和菓子のようなまんじゅうを思い出すような・・)。少し味見させてもらいましたが、ふわふわでもっちり美味しく焼けていました。うまくいってよかった。

 

個展では、スパロウジャムも販売しました。ありがたいことに、在廊中にもジャムはどんどん無くなっていきました。ジャムの後ろに写っているのは、以前ぼくがデザインさせていただき東尾さんと一緒に作った「東雲ブレンド」のコーヒーラベルです。ジャムと一緒に販売されました。

 



二日目のスパロウのフード部門は、ケーキ販売。「和三盆パウンドケーキ」と「柚子ブラウニー」。徳島の特産を使ったメニューをスパロウが考えて手作りしたケーキは大好評で、発売後昼過ぎには完売となりました。ありがとうございます!看板はぼくが描きました。喫茶をちこちもオープン、コーヒーとともに皆さん楽しんでおられました。圭子はお店の智子さんともとても仲良くなって、一緒にイベントをするのがとても楽しかったようです。

 



作品はたくさん旅立っていきました。すべて新作で用意したスタンド付きの小作品もとても人気でした。ちょっと飾るにはちょうど良いサイズなのかも知れませんね。

 

お店の入口には、四国の民芸地図。とても素敵です。その隣に、以前神戸の個展で東尾さんが選んでくださった作品「徳島の海」が飾られていて、とてもうれしかったです。

 

美味しいコーヒーを何度もいただきました。カップもお盆もすべてが素敵です。都会的に「カッコよく整っている」だけではないもっと本質的な心地よさ。モノ選びの感覚や民藝のこと、デザインのこと・・・東尾さんとはいつもいろんな話ができて楽しい。そもそも、どこかで自分とも通じる感覚があるように思っています。今回個展をしたことでお店にも初めて伺えて、東尾さんのこだわりがいろいろ見られたこともとても面白かったです。
お二人が作った素敵なお店は、ぼくたちにとってとても居心地の良い場所でした。

 

東尾厚志さんと智子さん。
力いっぱい歓迎してくださったお二人のおかげで、在廊時もとても楽しい時間でした。
日曜市に一緒に行けたのも最高です。
大変お世話になりました。これからも仲良くしてください。
またぜひ個展やイベントがいつかできますように。
どうもありがとうございました!!

 

 



 

◉そして、オマケ情報

個展は終了していますが、好評だったとのことで・・・
年末年始にお客さまも多いということで、引き続き、年明けまで作品を飾っていただくことになりました。ありがとうございます!
(いつまで展示されているかなど、詳しくは遠近さんへお問い合わせください)
作品の点数はだいぶ減っていますが、1/9まで開催中の「ヤノフ村の織物展」とともにお楽しみいただけましたら幸いです!

ヤノフ村の織物展 〜1/9(火)まで開催中!
詳しくはこちらを
https://www.instagram.com/p/Bc86BI1BLWo/?taken-by=ochicochi_info

 

 

 


2017-12-22 | Posted in blog, column コラム, exhibitions 個展, information お知らせComments Closed 

 

学研インテリアムック「大人暮らしのインテリア」掲載

お知らせが遅くなりましたが、
12/7に発売された 学研インテリアムック本「大人暮らしのインテリア」に
私たち夫婦が暮らす家、アトリエ・フォークが掲載されました。
( amazonの販売ページはこちら

「今の自分たちに合う形に暮らしをシフトした人たち」というテーマの特集のムック本。
昨年アトリエをオープン、暮らしを大きく変えたわが家がフィットしたようです。

「大人世代の暮らしの整え方」という特集ページに掲載されています。
(P42-P45の4ページ分)

オープン収納のこと、リノベーションの材質のこと、
うつわや民芸品、本との暮らしのこと。
家にあるものは大事な宝ものであり同居人という考えのぼくたち。
少し前にブームになっていた「断捨離」とは全く無縁のわが家ですが、
それはそれで取り上げていただけることもあるんだなあ〜と思いました。

中野へ引っ越して日々の暮らしを大きく変えたこと、
収納の考え方や作り方についてもお話ししていますので、
ご覧いただけましたらうれしいです。

 


2017-12-20 | Posted in blog, information お知らせ, media メディア掲載Comments Closed 

 

イヌイットの壁かけ「氷原のクリスマス展」をみに行く

今年、誠文堂新光社から愛蔵版が出版された「イヌイットの壁かけ」。
その関連展示として、浅草橋の天才算数塾という会場で
「氷原のクリスマス展」が開催されていたので、
最終日(2017.12.17)に行ってきました。

暮しの手帖社の「イヌイットの壁かけ」という本は、
何年も前に古本で手に入れてから大好きな本です。
「世界の民芸」や「少年民藝館」などと同じように、
ぼくは事あるごとにくり返しくり返し見ています。

今回の展示では、愛蔵版の本に追加掲載されたという
クリスマスモチーフの小さな作品が20点ほど並んでいました。
ひとつひとつ、フェルト地を縫い付けて作られたカナダのイヌイット・アートの一つで、
作家ではない女性たちが思い思いに生み出すいきいきとした素朴であたたかな絵。
眺めているとイヌイットの人びとの暮しぶりや人柄も伝わってくるようです。

有名な誰かの作品などに関わらず、どんなさりげない素朴なものであっても、
(あくまで自分にとっての)心に響く素敵な何かをみに行くことは、
これから自分がつくりたい「新しい印象」のきっかけをくれます。
それがたくさん積み重なって、自分の作品やデザインができるのだと思っています。
あたたかい気分になる楽しい展示でした。

 

正方形に近い小さな形。20数センチ角だろうか。
絞られた色数、あたたかなモチーフと間合い。
みていてとても楽しいのです。
どの作品も、シンプルでありながら洒落た縁取りステッチが施されていて、
そこがアートとしてきちんと見える理由のひとつなのかと思ったりした。

 

それぞれの特徴や絵のクセから、作った人が何人かいるのがわかります。
どの絵にも、ちょっと奇妙な楽しさがあってユーモラス。
子どもの描く絵の魅力にもどこか似ていて。

 

愛蔵版の表紙は、暮しの手帖社の本とはまた違っています。

この本に出てくる大きな壁かけの実物、いつか実際に見てみたいなあ・・・
「天才算数塾」という会場、展示されていたのは2階の和室。
会場自体がなんだか面白かった。

 

以前古本で買った暮しの手帖社の装丁。

 


2017-12-18 | Posted in blog, column コラム, mingei 民芸と手仕事Comments Closed 

 

徳島びっくり日曜市にはびっくり

徳島の個展に在廊した二日目、店主の東尾さん&智子さん夫妻が「徳島びっくり日曜市」へ連れて行ってくれたのです。東尾さんは「日曜市」と呼んでいたけれど、調べてみると「びっくり」が付いてて、とても似合っている名前だと納得しました。
前の日に、有名なパン屋さんとか、あの話題のお店へ行ってみましょうか・・など二人がいろいろと挙げてくださったのですが、その中で「演歌がかかってて、野菜やガラクタなど売ってる年齢層の高い日曜市というのがあります」という話をしてくれたとき、ぼくたちは「それが一番いい!」と即決したのでした。

そして翌朝、東尾さんがホテルへ迎えに来てくださって日曜市の会場へ着くと、すでにたくさんの人が。世田谷ボロ市の雰囲気と似ている。海の幸、野菜、ガラクタや古道具、鉢植え、古着、お菓子・・・なんでもある感がすごい。若者はほとんどいない!笑 ぼくたちはこういう感じの青空市や骨董市など見るのが大好きなので、朝からそれはもう楽しい時間でした。ひととおりみんなで何かないかジロジロ見て回ったあと、市でも何箇所かで売られていた徳島の郷土菓子「ほたようかん」を買い、展示会場へ向かったのでした。

今回の在廊は一泊で短い時間だったため、いろいろ見に行ったり訪ねたりは残念ながら出来なかったのですが、日曜市では徳島らしい風景(人・もの・物産・景色)を全部感じられてとても楽しかったです。いつも全力でぼくたちのことを歓迎してくれる優しい東尾さん&智子さんには、本当に感謝しています。展示についてはまたレポートしたいと思います。

しかし、びっくり日曜市にはびっくり。
毎週これが開かれるというから素晴らしいですね。
少しその時の写真を載せます。

 

何かありそう、何かありそうと見ましたが、
買うまでのものは今回は見つからず。
「JAPANESE」と書いてある白い陶器の瓶、気になりましたが高かった。

 

以前、東尾さんが送ってくださった徳島のワカメを食べたとき、
とてもしっかりしていて、なんて美味しいんだろうと思いました。

 

れんこんも特産なんだそうです。
車で走ってたとき、れんこんを育てている場所(池?)
を東尾さんが教えてくれました。

 

ハチミツも売られてました。
色の濃さの違いによって味や風味も違うということを、
おじいちゃんが説明してくれました。
瓶のパッケージデザインが昔ながらで愛嬌があって良い!

 

しらすなんかもいろいろあって、とても美味しそう。
徳島は山も海もあるから食べ物が美味しいんですね。

 

これが徳島の郷土菓子「ほたようかん」。
蒸しパンなのですが、ようかんと呼ばれている。
ほたパンとも言われるようで。
よもぎや黒糖?や、白いのなど。

 

買って来たほたようかん、東京へ帰った次の日の朝ごはんで食べました。
小豆が乗っててとても美味しい!

びっくり日曜市行ってまたびっくりしたい。

 


2017-12-15 | Posted in blogComments Closed 

 

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