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作品を考えるときのこと

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最近の制作は上手くいったりいかなかったり。とてもすんなりと出来上がって納得できる作品もあれば、そうでないものもあります。良いなと思うものができるときはどういう時なのか、自分でもよく分からない。どうもあまり考えすぎてしまうとダメなようで、感覚で大胆にやったときの方が気にいることが多いように思います。とはいえ、なかなかコントロールできなくて苦しい時もあります。

さっき、サンタフェへ旅した時に観た「フォークアートミュージアム」のジラードの蒐集物の写真を気分転換に見返していたら、その時の感じが蘇ってきて、もっと良いもの作りたいなあと改めて思いました。本当に膨大な世界の民芸品が展示されていて、何度見ても楽しく、いつの日かもう一度行けたら良いなあと思う場所。

今は沖縄の仕事をしていて、デザインというよりは作品と言える内容のものをやっているのですが、その捉え方がなかなか難しい。依頼された内容のイラストを描くのとも違うし、かと言ってグラフィックなデザインとも違う。テーマがあって、あくまでも作品であるという位置付けのもの。

結局自分の世界を作るしかないので、自分が得意な感じで素直につくってみようと思いました。また明日が来る。


2016-11-22 | Posted in blog, column コラム, mingei 民芸と手仕事Comments Closed 

 

小さな家に冬の気配

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最近は沖縄関連のグッズ関係の作品〜デザインの仕事をしています。なかなか思うように進まず、アイデアが湧いたらその時を逃さずに形にするという感じ。前の日の夜が遅くて寝不足で朝から疲れていると、いい状態で考えられないせいか、余計に思うように作品ができないことも多い。家で仕事をしていると、自分の体調管理やコントロールもそれはそれで難しいなあとやってみて感じます。

写真は、屋根裏のような3階のプライベートスペース「民芸の部屋」の棚です。この部屋がやっと片付いてから、3階へ上がるのが楽しくなりました。日本の郷土玩具から世界の民芸品、よくわからないおもちゃまでが同居して不思議と馴染んでいます。棚の横には、以前マンションで使っていた北欧の丸いテーブルがあって、ここで本を読んだりしてゆっくりと過ごしたいなあと思いながらも毎日慌ただしくてできていません。

毎日あっという間に時間が過ぎます。11月も後半。もう年末に向かうとは驚く。来月12/3(土)にはアトリエ・フォークの第1回目のオープンアトリエ(1つ前の記事ご覧ください)なので、その準備もあります。そのあと、年が明けてから真冬には、次の目標となるイベントもあります。そしてその先には、春に渋谷で予定している次の個展もあります。ということは、そのための作品作りも、そしてあれもこれも。

マンションはとても暖かかったけれど、一軒家はやはり少し寒いのかもしれない。11月の時点でもそう思い始めています。これから、冬に向かっていきます。


2016-11-19 | Posted in blog, column コラム, mingei 民芸と手仕事Comments Closed 

 

Atelier FOLK 第1回オープンアトリエ開催!


↑アトリエの入口。夏に撮影したので半袖ですが・・(この写真のみ、撮影:畔柳純子)

アトリエ・フォークでは、来月12月から、月1回のイベントとして「オープンアトリエ」を開催します。この日はアトリエをお店としてオープンし、私たちの作品やフードを販売します。
第1回目は12月3日(土)に開催。今後、毎月第1土曜日に開催していく予定です。このブログのほか、YUYA、食のアトリエ・スパロウのSNSでも今後告知していきます。

今回はクリスマス直前。YUYAは、先日できたばかりのクリスマスカードや、大阪dieciさんで11月に販売が始まったペーパーコースター、今までのポストカードや一筆箋を販売、作品原画も展示します。食のアトリエ・スパロウは、天然酵母の手づくりパンのほか、クリスマス〜冬に向けたスペシャルなジャム「シュトレン」を販売します。12月3日は中野のアトリエ・フォークへ、ぜひ遊びにいらしてください!皆さまにお会いできること楽しみにしています。

◉Atelier FOLK 第1回 オープンアトリエ
2016年12月3日(土)11:00〜18:00
東京都中野区中野1-41-4
TEL 03-6873-8566
JR「中野」「東中野」より徒歩10分
アクセス・地図はアトリエ・フォークのサイトのアクセスページをご覧ください。
*近隣の道幅が非常に狭く、駐車・駐輪スペースはございませんので、あらかじめご了承ください。

↓ イメージ写真です

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自分たちが作った作品やプロダクツ、パンやお菓子などをもっと身近に皆さまに楽しんでいただける機会を作りたい。お会いして一人一人に直接お届けしたい。そのための開かれた場が欲しい。私たちはそう願ってアートと食をテーマにしたアトリエを中野に開きました。
こうして第1回オープンアトリエを開催できることをうれしく思います。これから、皆さまに楽しんでいただけるよう自分たちのペースでがんばっていきますので、今後もお付き合いいただけましたらうれしいです。どうぞよろしくお願いします。

YUYA(切り絵作家)& スパロウ圭子(食のアトリエ・スパロウ)


 

居心地のよい時間

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この写真の撮影:アコさん

楽しい来客がありました。普段はお店をしているため決まった曜日しか来られない三軒茶屋のカフェカフェの堀さん夫妻と、絵本作家のペイアコさん夫妻。

モンドールというチーズを野菜につけたりするランチを食べたり、民芸部屋でお茶を飲みながらあれこれ話したり、堀さんが焼いてきてくれた美味しいりんごのケーキをいただいたり。みんなで楽しい一日を過ごしました。カフェカフェの堀さんとは知り合って随分経ちますが、お二人はいつでも変わらず優しくて、お店へ行くといつも居心地が良くホッとします。ペイアコさんは最近知り合ったのですが、最初から何だか気が合いそうだなとぼくたちは感じていて今回遊びに来てもらい、楽しい時間となりました。

社会人になってからは友達ができにくいなんてよく聞くけれど、実際はそんなこと全くないなあと思います。一緒に居心地の良い時間を過ごせる仲間がいることは、本当にありがたいことだなあと思います。みんなお互いに忙しいけれど、また集まれたら楽しいなと思います。

三軒茶屋カフェカフェ
http://www.cafecafe.info

絵本作家ペイアコ
http://peiacoijole.wixsite.com/ehon

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2016-11-11 | Posted in blog, column コラムComments Closed 

 

2017酉年年賀状、ダウンロード発売開始!

来年2017年は酉年ですね。もうそんな時期かと思いますがダウンロード式の販売サイト「トランポリン」で、ぼくがデザインした年賀状が発売中です。そういえば、こういうのやったやった!という感じです。4つのデジカメ画像をいれられるタイプのデザインを1つ担当しました。グレーの四角が写真が入る場所。

こういう年賀状のデザイン、結構ファンシーなものがほとんどなので、ぼくは潔く印象に残るものを作りたいと思いました。ニワトリをモチーフにして、写真窓も4つ入れる条件があったので、他はシンプルに大胆にデザイン。なかなか楽しい絵になったのではないかなと思います。

年賀状・グリーティングカードのダウンロードサイト「トランポリン
トップページから「デジカメ4画面以上」へ入った中にあります。
このデザインの直接URL
http://trampo.jp/dc01040ja0523.html

お子様の写真を入れて2017年の年賀状にいかがでしょうか?
どうぞよろしくお願いします!


 

dieci ペーパーコースター〈 dear 〉発売!

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大阪の人気店dieci(ディエチ)さんと一緒にペーパーコースターを作りました。日常の愛しいものからモチーフを考えてデザインしたので、商品名は「dear」。
11/11より大阪のdieciさんで発売開始となります。あわせて、最近作ったクリスマスカードや、別のグッズ類(ポストカード、一筆箋、原画付マッチ箱、手ぬぐい、ポスター)も販売していただきますので、お近くの方は、ぜひ覗いてみてくださいね。
また、ぼくも12月から始める「オープンアトリエ」の日に中野のアトリエで発売しようかと思っています。改めておしらせします!

dieciさんのオンラインショップでも販売が始まっています。
http://shop.dieci-cafe.com/?pid=109798983

上の写真でいうと、右側のかたまりが「黒ラベル」セット、左側のかたまりが「白ラベル」セットとして販売されます。6種の図案が2枚ずつ入った12枚セットで、「黒ラベル」「白ラベル」を合わせると、全種類が揃います。「犬と猫」「水と魚」「フクロウと羽ばたく鳥」「太陽と月」「男と女」「民芸品と植物(手づくりと自然物)」・・・それぞれ、モチーフはペアで対の関係になっています。自分の生活の中で普遍的で身近な存在のモチーフを描きたいと思いました。

コースターとして楽しむのはもちろん、メッセージカードに使ったり、つないでモビールのように吊るしたり、額に入れて並べて飾ったりもできるかと思います。いろいろ楽しんでいただけたらうれしいです。

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オーナーの田丸さんからお声がけいただき、東京で初めてお会いしたのが昨年だったかと思います。その時、一見アレキサンダー・ジラードの太陽?と思ってしまうようなデザインのコースターを見せてもらい「こういうの作ってみませんか」とお誘いがあり制作が始まったのでした。そのコースターは八角形をしていて、太陽のモチーフをいろいろにヴァリエーションを付けてデザインしてある素敵なアンティークのものでした。

その後、全部太陽のヴァリエーションで作ろうということにもなりかけたのですが、やはりいろいろな図案があった方が楽しいということになり、このようなデザインになりました。結果としてとても自分らしいものができたと思います。全て紙にスケッチした手描きのラインを使用してデザインしています。使用色を、黄色・ピンク・青・グレーの4色に絞っています。そのことによって、どんなモチーフの形を組み合わせても、全体として統一感が出るようにしたいと考えました。

図案だけではなく、その後のパッケージについてもスタッフの方々がいろいろとアイデアを出して考えてくださり、楽しく良いものが出来上がったと思います。手にとってご覧いただけたらうれしいです!

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また、このペーパーコースターにご興味のあるお店の方は、
dieciさんまでお気軽にお問い合わせください。
メール info@dieci-cafe.com

 


 

豊永盛人さんがやってきた

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豊永盛人さんは琉球張り子の大人気の作家さんです。作品はいつも見ているだけで楽しく、ちょっと力が抜ける感じがたまらないですね。

豊永さんの張り子、我が家にもいくつかあって飾っていたのですが、先日沖縄へ行った際に豊永さんの工房に少しおじゃましました。その時にご本人に初めてお会いできたのですが、今回東京のトライギャラリーで個展「帰ってきた浦島太郎展」をされていたのでこれは!と伺いました。

張り子は伝統的なモチーフから作品性が高いものまで、色々な種類がありとても楽しいです。ほかにもガラス絵や手ぬぐいやかるたなどのグッズまで、もりだくさん。今回ぼくたちは↓この天使のお面が気に入り、いただきました。張り子も、もちろんいくつか選ばせていただき・・・

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右が天使のお面です。仕事場に飾ったところ。左は以前からわが家にいるネパールの木彫りのお面。どちらも優しい表情がとても好きなのです。ぼくはこの天使、メキシコなど南米のカラッとした愛らしさをとても感じ、仕事場に楽しい空気をくれそうで、そばに置いておきたいなと思いました。

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個展会場では、豊永さんが似顔絵を描いてくれます(リクエストすれば似顔絵以外でも)。ぼくは「ハサミを持った似顔絵」をリクエスト。豊永さんが描いている間、ぼくも実際にハサミでちょきっとしました✂︎

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描いていただいた似顔絵。ぼくがサクッと切り抜いたリンゴをバックに入れて描いてくださるというサービス!家に持って帰ってからあらためてもう一度見ると、見るほどに似てるなあーとまた驚きました。眼で見たものをここまで表せることって羨ましいし、なんとも凄いこと。

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そしてさらに。個展の会場でお会いしたときに、ぼくたちのアトリエへ行ってみたいと言ってくださり、個展が終わった翌日、豊永さんがわが家に遊びに来てくれました。民芸品を眺めながら、あれやこれやいろんなお話をしたり、三人でお茶を飲んだり。とても楽しい時間を過ごしました。どこをとっても楽しいアーティストな豊永さん、この写真のお猿のテクテク(勝手にぼくたちが名付けた)が気に入った様子。

考え方も表現も、タイプが違う自分から見ると新鮮で楽しい驚きばかり。ゆっくりお話しができて、ぼくたちもとてもうれしかったし楽しかったです。次回は個展の時に実演されるという「人形劇」をぜひ見に行きたいです。全身で表現している豊永さんに会えて、ぼくも一歩一歩焦らずにがんばっていこうとあらためて思ったところです。


2016-11-06 | Posted in blog, column コラム, mingei 民芸と手仕事Comments Closed 

 

アトリエ竣工写真の撮影

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アトリエ・フォークは中古の家をリノベーションしてもらい作りましたが、ここで生活して3ヶ月が経ちました。少し馴染んできた今、リノベーションの竣工写真の撮影が11/2にありました。写っているのは友人の建築家の江口智行くん(左)とカメラマンの石田篤さん(右)です。施工はルーヴィス(担当:荒井良太さん)でした。

思えば、昨年の秋この物件を見つけて、程なく友人の江口くんに相談して設計が始まり、半年ほどの長い期間の工事があり、夏の暑い時期に引っ越し、その後は延々とした片付けや棚づくり。やっと少し落ち着いて、こうして撮影会まで来たと思うと時間が経つのは早くこの一年はいろいろあったなあと振り返っています。

もともと、物件は非常にコンパクト(いい意味で「小さな家」と言いたい)な在来構法の日本の木造の家だったので、ぼくたちの好みの感じにはしやすかったのかも知れません。例えば、1階のお店部分も2階の仕事場も、天井を剥がしたら良い感じの色をした梁が出て来たので、天井を貼らずにそのまま梁を見せる形にしてもらいました。もともとピカピカの新築マンションなどが好みではないのと、古い民芸品や古道具が好きなぼくたちの好みにも合う居心地の良い部屋になる気がしたからです。結果、天井も高くとても良い雰囲気を持った和める部屋になりました。

だいたいこういう風にしたいとぼくが話して図を書いて、江口くんが全体を設計してくれました。床材や入口の鉄扉、ドアの取っ手やスイッチなどのセレクトは建築家の江口くんの洗練されたセンス、かつ、ぼくたちの希望や好みをよくわかってくれているデザイン。とくに入口の鉄扉は、その1つだけで「お店なんだ」と表している優れものでした。作り付けの棚やアトリエに置いたテーブルは、静岡で家具制作されている一木一木の佐藤洋一さんによる本当に丁寧で良い表情を持った仕事です。またあらためて、竣工写真が載せられるようなら載せたいと思います。

それから、12月より月の初めの週末に一日「オープンアトリエ」として二人でお店を開きます。そのお知らせは、近々またしますね。


2016-11-05 | Posted in blog, column コラムComments Closed 

 

笹子さんと吉田さんが奏でるボサノヴァ

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ショーロクラブやコーコーヤで活躍されている笹子重治さん(ギター)とボサノヴァシンガーの吉田慶子さん。お二人から、ぼくたちのアトリエでご自身のアーティスト写真(プロフィールなどに使用される)を撮りたいというご連絡があり、今日撮影会がありました。民芸の部屋で、民芸品をバックにして撮ったり、ソファーのある小さなリビングで撮ったり。

笹子さんがギターを弾き、吉田さんが歌う。撮影は演奏されながら進みました。そもそもブラジルで生まれたボサノヴァは、誰かの家に人が集まったサロンのような個人的な場で楽しんだ音楽だと以前本でも読んだし、家の中のプライベイトな空気感が一番似合う音楽なのかもしれませんね。お二人のボサノヴァが持っている、さりげなく自然体で、華美ではないけれど普遍的な心地よさと美しさ。それは声高に歌い上げるとかメッセージを主張するタイプの音楽ではありませんが、どのように聴こえるのが心地良いか、どのように自然体で美しさや遊び心を表現するかという意思のある音楽だなあと聴いていてぼくは感じます。その自然体の美しさが、暮らしの中から生まれてきた愛らしい民芸品の美しさにも通じるなあと思いました。民芸品のある部屋でお二人の「声とギター」を家で聴けるとは、なんて贅沢な時間でしょう。

撮影後、妻スパロウが用意したランチをみんなで食べ、楽しく心地良い時間を過ごしました。ぼくたちがライヴにおじゃましたり、ぼくの個展にいらしていただいたり、吉田さんとは以前より仲良くしていただいてますが、笹子さんとも久しぶりにお会い出来て感激でした。好きな人々、好きなモノたち、好きな家。幸せなことだなあと思います。楽しい時間をどうもありがとうございました!

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2016-11-03 | Posted in blog, column コラム, music 音楽Comments Closed 

 

クリスマスのグリーティングカード「スマイル・トリオ」

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クリスマスのためのグリーティングカードを商品として作りました。大阪のお店dieciとコラボレーションしてぼくがデザインをしたペーパーコースター(それもまた紹介します)が発売される11月中旬に、このクリスマスカードも併せて販売していただく予定です(グリーンの封筒付)。

潔く「赤+白」のみでデザイン。「デザイン」というか、デザインするような感覚で絵を作って、そのままカードにしたという感じです。切り絵でハサミのラインを丁寧に残しながらザクザクと切っていくと、あたたかい表情の動物や太陽たちが生まれました。どれも笑っていて、3人なので「スマイル・トリオ」という名前の作品にしました。Merry Christmasの文字は手描きの線を読み込んで配置しています。少し民芸品のような愛らしいフォルムと素直な表情を持った動物により、送られた人が楽しい気分になりますようにと願いを込めました。

絵は見開きの横位置で、受け取った人がカードを開いて絵を内側になるように折り返すと、簡単に立てて飾ることもできます(下写真)。クリスマスの時期に手軽に飾って楽しんでもらえたら良いなあと思いました。

ぼくは以前からグリーティングカードを展開していきたいと思っていて、そもそも売られているグリーティングカードは程良い頃合いのデザインのものが無いなあといつも見ては感じていました。よほどこだわりのあるお店に行かない限りは、グラフィック的なデザインに大きく寄ったものか、またはファンシーすぎてどれも同じ雰囲気のイラストのものが多くて。夏にアメリカへ行った時にもグリーティングカードを見かければお店を覗いてみましたが、並んでいる商品はだいたい日本と同じ雰囲気を持ったものでした。これは良いなあ!と自分が思うものがあまり無くて。

ぼくはその「グラフィック寄り」または「ファンシー」のカードとは別な位置にあるような、ストレート・余計なことをしていない・あたたか・品が良い・・を持ち合わせたグリーティングカードを自分なりの感覚で作ってみたいと思っています。展示を観に行った北欧のスティグ・リンドベリ、お菓子のパッケージなども最高だった北欧のオーレ・エクセル、ぼくがとにかく好きなアメリカのポール・ランド、イタリアのブルーノ・ムナーリ・・・ああ、良いなあ!とぼくが思うデザインは、クールな感覚と手の痕の絶妙なバランス感覚がいつもあり、一切余計なことをしていない。だからいつまでも美しく存在するのかなと思います。

これがまだ第1弾ですが、名前を挙げたような偉大なデザイナーたちをリスペクトしながら、自分なりの普遍的な感覚を持ち、ストレートに感情を伝える「あたたかい挨拶カード」を作っていけたらなあと思っています。


2016-11-01 | Posted in blog, column コラム, products プロダクツ, works 作品集Comments Closed 

 

サンタフェの旅2

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サンタフェで行きたかったお店は、アレキサンダー・ジラードがインテリアを手がけた「コンパウンド・レストラン」。念願の訪問でした。中心地から少し離れた現代美術のギャラリー、アンティーク店が立ち並ぶ郊外の雰囲気を持つエリアにあり、歩いて行くと道路に看板が出ていました。このロゴを見るだけでワクワクします。

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建物は住宅風で、黄土色の外壁。エントランスにはロゴが。落ち着いた雰囲気があります。このロゴ、あたたかく印象に残って好きです。入口に敷かれたマットにもロゴが入っています。正面にあるベンチでは、待ち合わせの人などが休憩していました。

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中へ入ると、鮮やかだけど品の良い空間が。メキシコをはじめとした民芸品にインスパイアされ、ジラードがデザインしたというピンクやオレンジ、青など鮮やかな色彩が明るい雰囲気を作っています。壁には作品が埋め込まれていたり、壁面自体が丸く柔らかいデザインになっていたり。随所にこだわりが感じられ、家のような寛げる空気感。

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飾ってあったジラード作品の一つ。「愛する」がさまざまな言語でハート型に表現されています。今の時代の最新のデザインとは本質的な何かが違う。もっと、人間的で、人の手がつくる本来の味というか・・・ずっと見ていたい。

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ぼくたちが食べたもの。ぼくはハンバーガーのランチを、妻スパロウはキューブ型に固められた楽しいコールスロー風のサラダ。フレンチやイタリアンとは違う、アメリカのダイナーをもっと上品にした感じでしょうか。ハンバーガーの肉も美味しかったです。

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ソファーの脇にあった幸福な顔の太陽。

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建築とインテリアとプロダクト。すべてを楽しめる愉快なレストラン訪問でした。


2016-11-01 | Posted in blog, column コラムComments Closed 

 

サンタフェの旅1

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今年の夏のアメリカの旅のことも少しずつ書いていきたいと思っています。

今年の7月、世田谷から中野へ引っ越してきてすぐにアメリカへ旅をしました。今まで日本国内の「民芸の旅」を何度もしてきましたが、今回は海外版です。目的は、サンタフェのアレキサンダー・ジラード(フォークアート・ミュージアム)とロスアンゼルスのチャールズ・イームズ(イームズ・ハウス)。写真はジラードの民芸品コレクションの1つ、大きな「生命の木」(メキシコの民芸品)です。

サンタフェにある「インターナショナル・フォークアート・ミュージアム」はとにかく行ってみたかった場所。妻と2日間、二人して何時間もジラードが集めたという世界の民芸品を観て、今まで体験したことのない何とも言えない充実感を味わいました。世界の民芸品が持つこの不思議な魅力って、一体なんだろう。素直さ、素朴さ、あたたかな手の痕跡、自由な色使い・・・感性の部分は、言葉ではうまく言い表せないニュアンスもたくさんあるけれど、結局のところ「作品」とはまた違った位置に存在する、暮らしの中で生まれた人間的で愛らしい造形と言えるかと思います。

ぼくは若い頃に建築を目指したところから始まり、インテリアや家具に興味を持ち、ヨーロッパや北欧のデザインからグラフィックの楽しさを知り、イラストを知り、民芸の存在を知り、日本の手仕事やデザインの良さを再確認し・・その時期その時期に自分が興味を持ったことは、互いに緩やかに繋がりながら存在するものだなあと思っていましたが、フォークアート・ミュージアムを観て、さらにそれらが深く繋がったように思います。

どういう精神で作品を作るかによって、出来上がるものも大きく変わってくるように思います。日々、民芸品に限らずいろいろなモノを観ていくうちに、切り絵を始めた頃とは作品に対する自分の考え方(何を大事にしたいか)が少しずつ変わってきたように思います。ジラードが集めた民芸品のように、生活の中で楽しめる素直で素朴な愛らしさを持った作品を目指していきたいなあとあらためて思ったサンタフェ滞在でした。


2016-10-30 | Posted in blog, column コラム, mingei 民芸と手仕事Comments Closed 

 

沖縄の印象から

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沖縄を題材(とひとことで言うのも違うかも知れない)にしたプロダクトを考えデザインするために、沖縄をもう少し知る必要があり、夏に短い旅行をしました。やっとそれを形にするためのアイデア出しやスケッチを最近少しずつしています。色々とアイテムを作ることになりそうなので、旅の写真なども見ながら、どんな空気感だったか?どんな風景だったか?と思い出しています。どこか日本とアジアやアメリカをミックスした空気感・・・賑わう市場、沖縄そばの味、手仕事の器や布や張り子、シーサーの表情、タコス、伝統的な沖縄ハウス、海、魚、強い日差し・・・。思い出すだけで沖縄はワクワクする楽しい場所ですが、今回は「人」もキーワードになりそうな気がします。「沖縄の影響」というニュアンスの自分の作品になっていくのかなと、なんとなく想像しています。でも変わるかも知れない。旅を思い出しながら絵の中へ入り込む旅は始まったばかり。さて・・・


2016-10-27 | Posted in blog, column コラムComments Closed 

 

作品「笑う鳥とタンバリンとフルーツ」

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ケーキとお菓子屋さんでありカフェ、淡路島のお店 Tambourine (タンバリン)。

少し前に、お店に飾るためのこの絵を制作させていただきました。 ぼくは残念ながらまだお店に行ったことがありませんが、投稿される写真はとにかく美味しそう。外国のお店のようななんとも素敵なセンスのケーキだなあといつも写真を見ては、食べてみたい…と思っています。

今回の作品、店名のタンバリンを入れた楽しい絵というご要望でした。タンバリンの形をシンプルにしたお店のロゴマークの雰囲気も参考にしつつ、顔がある太陽のようなタンバリンとそれを見つめている鳥。ピンクとモノトーンだけの色彩に絞ってより印象的にしたいと考えました。全体をキリッとさせるのと同時に、あたたかい色として黒を大事に使いながらフルーツを配して、お店のシンプルな空気感に合うよう、モダンに仕上げました。キリッと頭が冴えたある晴れた日の午前中にできた絵で、楽しい制作でした。現在お店に飾っていただいています。

そうそう、気が付かれた方もいるかも知れませんが、先日載せた作品「素敵な予感」と同じ考え方で作っており、兄弟のような雰囲気の作品です。色彩を絞って構成するこの作風、自分の中で今後に繋がる気がしています。

Tambourineはいつもケーキが完売する人気店。ぼくもいつか伺ってみたいです。そもそも、店主の教学さんはインスタグラムでぼくのことを知っていただいたそうで、お店に飾りたいからとご依頼いただいたなんてとても光栄でありがたいことです。インテリアもとても素敵で、建築家の方が設計されたそうです。お近くの方は、ぜひお店へ行ってみてください!

Tambourine(タンバリン)ケーキ・お菓子・カフェ
兵庫県洲本市上物部2-5-29
TEL 0799-53-6067


 

スパロウ・ジャムとぼくのラベルデザイン

妻が主宰している「食のアトリエ・スパロウ」では、スパロウ・ジャムシリーズとして色々なジャムを試しながら種類を増やしています。フルーツのジャムを中心に、チョコレートを使ったものなどもあるようで、ジャムはなかなか奥が深い。

ジャムについてあれこれ話しているとき、こんな会話になりました。
ぼく「ジャムっていろんなフレーバーができて楽しいよね、じゃあ名前もその時の感覚で、もっと自由に付けたら楽しいかなあ?」
妻「瓶をキャンバスに、作品を作るようにデザインしてくれる?」

そこから生まれた、ぼくたちの共同作業。自分のデザインがあることで、こうしたフード商品がさらに楽しいものになるといいなあと思っています。妻が名前を考え、それを受け取ってぼくがラベルの絵を考えデザインする。気分や季節感で作品や楽しい雑貨を選ぶようにジャムを選んでもらえたらいいなあと思いました。

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まずは、「カップル」。味はりんごと洋梨のミックス。だからカップルです。りんごと洋梨が混ざると、どちらともつかない両方の味がします。言うなればそれはニッコリ味。こんな顔しながら二人で食べてね。

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続いては、「スタート」。これは、いちじくを使ったジャムで、シナモンと洋酒も入っています。妻いわく、いちじくはジャム作りのきっかけになったフルーツだそうで、だから「スタート」。それを受け取ったぼくは「花が咲いて始まる」というイメージで絵を描きました。

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そして、バナナとチョコレートのジャム「マンボ」。二人で話していて、これは南米のイメージじゃないかな?ということになり「マンボ」です。洋酒も入っていて、バナナすぎず、チョコレートすぎず、程よいフレーバー。南米の人をイメージして楽しそうな顔を描きました。

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最後は「クワイエット」。音楽のキーワードとしても最近よく聴く言葉ですが、これは洋梨と白胡椒のジャム。色といい風味といい、どこか静かに味わい深いイメージ。手で描いた柔らかい植物的な幾何学でクワイエット感を表しました。胡椒は噛まないでくださいね。

ジャムは季節のフルーツをよく使うために、その都度フレーバーが変わっていくことになると思いますが、妻スパロウが作るジャムは、今後も少しずつ増えていくと思います。

中野のアトリエ・フォークでは、パン教室などイベントの時だけ不定期で営業することになりますが、この冬から、月に一度の「オープンアトリエ」を予定しています。これは、ぼくの作品や妻のパン・お菓子などを販売するお店としてオープンする日です。オープンアトリエでも、こうしたジャムは販売していく予定です。おいしいですよ!

そして妻のパン教室も参加者を絶賛募集中です。今日もパン教室があったのですが、とてもリラックスした楽しいパン作りの時間になったようです。ぜひ一度お試しを!
詳しくは、食のアトリエ・スパロウwebをごらんください。教室の日程や内容が出てます。
http://atelier-sparrow.com/


2016-10-25 | Posted in blog, column コラム, products プロダクツ, works 作品集Comments Closed 

 

スティグ・リンドベリ展を観に行く

写真は西武百貨店のために1959年に作られた包装紙のデザインです。日曜日に池袋の西武ギャラリーに「スティグ・リンドベリ展」を観に行きました。最近あまりこういった展示をチェックできていなくて、ある方のインスタグラムの投稿で知ったのですが、たくさんの素晴らしい作品が観られて、なんとも創作意欲が湧きました。ぼくは建築出身というのもあり、家具や建築の感じも含めて北欧デザインが好きです。

リンドベリの作品は、よく見かける葉っぱモチーフのコーヒーカップやポット、以前プチグラから出ていたジラードなどが掲載された小さなモダンデザインの本、何冊か持っている1950-60年代のDECORATIVE ARTというインテリア年鑑本などで部分的に本では見ていましたが、包装紙の原画なども含めた実物をまとめて観られる機会がなかったのでとても楽しかったです。図録がなかったのが残念でしたが。リンドベリの仕事はクラフトからグラフィック、テキスタイル、プロダクトまで本当に幅広くて驚きます。ミッドセンチュリーのデザイナーや作家は、日本人も含めてこういう「なんでもやる」という偉大な人が多かったですね。

モチーフの表現はどれも人間的なあたたかさを持っていて、かなり個性的なものもあるのですが、どれも美しく、ユーモアがあり観ていてとても楽しい気分になります。当時はとても新しい試みだったのだと想像しますが、暮らしを豊かにするためのデザインという視点が普遍的で素敵です。それを楽しんでデザインしている感じが、またとてもいいなあと。久しぶりに感性を大きく刺激された展示でした。ショップに寄って、復刻されたという包装紙の図案(最初に載せた写真)を使った紙袋をもらって、使わずにそのまま大事に持って帰りました。



2016-10-24 | Posted in blog, column コラムComments Closed 

 

作品「素敵な予感」

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ぼくたちがこの家に越してきて3ヶ月が経った。あまりに毎日慌ただしくて、やることが追いつかないけれど、少しずつこの家が自分たちを迎え入れてくれて感覚的に馴染んでいく。自分たちは「いずれこんな毎日を暮らしていきたい」というある理想に近づくため、大好きだった場所を離れてこのアトリエをつくり、今そのスタート地点に立ったばかりだ。

そんななか、ふと手を動かしてできた最初の作品。落ち着いた青緑色にモノトーンを合わせた。余計な色はいらない。空間を引き締めるのと同時に「あたたかい色」と捉えて、大事に黒を使った。昼間の明るい光の中、ざっくりとしたラインになるようにバランスを取りながら、はさみで丁寧に時間を切り取っていくと動物が生まれた。この空気が次の方向性へと確かに導いてくれるような気がする。この作品は何日か前にアトリエを訪ねてくださった方に気に入っていただき旅立った。
(2016年10月)


 

アトリエ入口のフラッグ

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ぼくたちのアトリエは、いつもお店をオープンしているわけではないので、「今日はやってるよ」という目印が欲しいと思い、入口に付けるフラッグを作ってもらい取り付けました(もちろん、ご連絡いただければその時は開けますよ!)アトリエ・フォークの鳥のロゴを入れ、切り絵文字から加工した「OPEN」の文字のシンプルなものをデザインしました。建物の外観は、全体に落ち着いたトーンのカラーリングなので、これだけは目立つように赤色にしました。素材は「フライターグ」でバッグなどに使われているような、しっかりとしたテント素材です。


2016-10-15 | Posted in blog, column コラムComments Closed 

 

食のアトリエ・スパロウ案内カード完成!

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妻が運営する「食のアトリエ・スパロウ」のパン教室の案内DMができました。今後各所で配っていく予定です。お店などに置いてくださる方、募集中です!

食のアトリエ・スパロウでは、天然酵母のパンを中心に、お菓子、ジャム、チーズなどのレッスンも予定しています。扱う天然酵母の種類により、「パンとチーズの会」「パンとジャムの会」のコースがあります。パンやお菓子の焼ける幸せなにおいの中でテーブルを囲んで楽しい時間をともに過ごし、作ること、食べることの楽しさを共有したいということが目的です。だから、パン作りが初めての方でももちろん大歓迎です!レッスンは私たちの拠点「アトリエ・フォーク」で行います。楽しい時間を過ごしていただければうれしいです。

レッスン後のランチには、わが家にある民芸の器を使います、だから〈民芸パン教室〉。そう、今まで数々の民芸の窯を巡って集まった器たちです。レッスン内容など、詳しくは「食のアトリエ・スパロウ」のサイトをご覧ください。現在、10月と11月のレッスン参加者を募集中です。みなさま、「食のアトリエ・スパロウ」のパン教室をどうぞよろしくお願いします。

◉食のアトリエ・スパロウ − パンとお菓子と民芸と
http://atelier-sparrow.com/

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こうしたデザインはぼくの担当ですが、DM制作はなかなか楽しいものでした。中野へ引っ越してから片付けも終わらない暑い夏の日。二人で1階のアトリエのテーブルにパンやチーズと器を並べて上から水平に撮影。妻が思いついた〈民芸パン教室〉というキーワードから、こういう写真が良いのではないかとあれこれ相談して撮影した写真を使ってDMをデザインしました。パン教室のDMってどういうのか?ということよりも、自分たちがこうありたいと思うことを素直に表したいと思いました。なかなか楽しくあたたかい感じに仕上がったように思います。


2016-10-12 | Posted in blog, column コラムComments Closed 

 

秋の日曜日

書き出し用

昨日の土曜日は、久しぶりに渋谷のハオス&テラスへ。ハオスはもともと神戸のお店で、6年前に渋谷にも出店されました。もう6周年なんて早いなとびっくりします。「ハオス楽市」というイベントが昨日から開催されていて、CAFE Ryusenkeiトトスクキッチンも出店されていたので遊びに行きました。久しぶりにお会いできて楽しく、コーヒーとパンやクッキーやスープ、とても美味しかったです。

ハオス&テラスは、ぼくがいつも個展をさせていただいている会場で、オーナーの金子さんと本当に久しぶりにゆっくりお話できて楽しくとても貴重な時間でした。ぼくたちがアトリエを開くことを考え始めた頃、いやそれよりももっともっと前から、金子さんにはいつも相談させていただいて、時には厳しいことも言ってくれる、ぼくたちにとって兄のような存在です。次回のハオス&テラスでさせていただく来年のぼくの個展の日程も、大体ぼんやりとは決まった感じです。これから、大事な仕事やイベントを挟みながらも、それに向かっていくことになりそうです。

最近は食のアトリエ・スパロウのパン教室のDMハガキをデザインしたり(完成しました。次回載せます)、新作ジャムのラベルをデザインしたり、やっと「荷物置き場」からだんだん部屋らしくなってきた3階を片付けたり、今度は1階の教室スペースに置くための下駄箱の設計図を書いてみたり…いろいろしています。毎日ものすごく早く過ぎていって時間が足りない。CAFE Ryusenkeiの合羅さんにそう話したら「多分これからずーっとそうだと思うよ!」の一言、笑ってしまいました。さて今日もこんな顔してがんばります。


2016-10-09 | Posted in blog, column コラムComments Closed 

 

物件が決まってから1年

写真は今の家の2階の仕事場のスペース。リノベーションが始まり、内装を解体した後の時の様子です。今は完成して全く違う姿になり、この部屋で毎日仕事をしています。

早いもので、アトリエを探して物件が決まってから、ちょうど1年が経ちました。そもそも、ぼくたちはとても限られた予算で、都内で物件を探していたため、探し始めて「これはそう簡単には見つからないな」ということが自分たちにもすぐに分かりました。とはいえ、実際に出ている物件がどんな感じかということも探していく上で知っておく必要があったので、物件はその都度気になれば見に行き、その度にガッカリ!のくり返し。

そんな風に日々アトリエのための物件を探していたところ、ある日ウェブサイトにこの中野の物件が新着で出ているのを見つけました。もともと大好きだった世田谷エリアもいいなあと思っていたし、中野は今まであまり候補にも入れてなかった場所でしたが、金額もぼくたちが希望した範囲内だし、都心へのアクセスも近くてとても便利なエリアです。確か、どこか他の物件を見た帰りに、行ってみようかということになり見に行ったのでした。

案内してもらって見に来ると、割と若い世代の家族が何人も見に来ていました。金額や図面から分かっていましたが、家はとても狭くて(よく言えばコンパクト?)余分なスペースは一切無しという印象。その一方で、この予算でこんなに都心の物件は、これを逃したらもうしばらく出てこないかも知れないということが頭にありました。その辺りは妻も同じ考えだったようで。

そうなると、ここで本当にアトリエができるか?その見方に変わりました。1階をオープンにすることになるので、とにかく1階のアトリエスペースが収まるか?入口の位置を変えて、階段の上り方を変えて、トイレの入口を変えて、ここに一面の棚を作って。厨房はこの向きに変えて、教室のダイニングテーブルはここにレイアウト。下見の15分ほどの間に、そのあたりの大体の収まりをすべて考え「すべてギリギリだけど、なんとかなるかも知れない」と判断しました。そうとなれば、申し込み。競争率激しかったですが、いろいろな幸運が重なり、この家はぼくたちの場所に決まったのでした。ある意味奇跡かも知れません。

以前自分が建築をやってたことが、本当に役に立ちました。あの下見中にあの判断ができなかったら、アトリエの準備もこうして進められなかったかも知れません。もう過ぎ去った過去の仕事や、自分が学んだことは、たとえ今は全く関係ないように思うことでも、きっと人生のどこかで役立つんだろうなとこの時に実感しました。


2016-10-06 | Posted in blog, column コラムComments Closed 

 

アトリエ・フォークのシンボル・ロゴ

中野にあるぼくたちの拠点は、Atelier FOLK(アトリエ・フォーク)といいます。これはそのシンボルロゴ。入口のスチール・ドアにサインが欲しかったので、リノベーションの工事期間の一番最後に考え、絵を描きデザインしました。入口の看板の役目もするので、グレーの入口ドアのサイン(下写真)には、二人の活動内容である「アート&フード」という言葉を太陽の中入れて組み合わせました(偶然にもアトリエ・フォークと頭文字がA&Fで一致)。印刷物などでは通常は鳥の部分だけを使います(上写真)。文字だけで使う場合もあるかも知れません。具体的に実在する種類の鳥ではなく、どこか人のような愛嬌ある姿をした架空の鳥をイメージして描きました。あまりすばしっこくなく、すぐ捕まえられそうな鳥という感じがしますね。

自分たちが民芸(folk craft・folk art)が好きだということはもちろん、folkには「人々」という意味があります。peopleというよりは、ぼくたちの空気感に共感してくださった仲間たちというニュアンスかと思っています。ぼくたち二人の活動の拠点であるアトリエ・フォークが、切り絵やイラストやデザイン、パンやお菓子などの活動により人々が集い楽しめる場になればいいなと思っています。


 

新しい名刺

最近自分のサイトにブログを書くことが、ちょっとした息抜きになっています。ぼくは小中学生の頃に書かされた作文が大嫌いでした。それなのにこんなに文章を書いてるというのが不思議です。

ところで、今までも同じ色合いで別な絵の名刺を作っていたのですが、世田谷から中野に引っ越してから気分一新、作り直しました。ちょうど少し前に、大阪のお店dieci(ディエチ)さんとの共同制作のコースターのために12種類描いたイラストがあったので、その中から別々な2つのモチーフを組み合わせて使うことにしました。鳥と太陽(または月)です。太陽なのか月なのかの判断は受け取っていただいた方の気分にお任せです。

名刺に絵を入れると、だいたいお渡しした方が「へえー」と見てくださるのと、自分のことを覚えてもらえるような気がするから、なかなか良いことかなと思っています。そう、印象づけることを目的にしているという点では、ショップカードを作るような感覚です。

デザインしたdieciさんのコースターについては、ほどなく出来上がって発売されると思いますので、またお知らせしたいと思います(少し前のインスタグラムで「ストッキスト」にdieciさんに出品された時の写真を上げています)。

色合いはCMYKカラーのブルーよりも少し落ち着いた青と、マゼンタを少し混ぜた黄色。重なる部分は乗算されてグリーンになります。パソコンのデザインですが、このイラストはもともと手で紙に描いたカタチを使っています。「これはパソコンで描いたな」という絵は、大体見たらすぐにわかります。ぼくはそういう絵の質感が(自分は)好きではないので、こうしたイラストを作るとき、必ず紙に鉛筆やペンでフリーハンドで描きます。それだけで実際にあたたかな絵ができます。ぼくは、こういうデザインとイラストの中間のようなテイストが得意ですが、やはり絵には人間的なあたたかい温度感を残したいと思っています。

今日は本棚をまた1つ作りました。これまた「ゴマ付き」です。一体いくつ本棚を作ったのか?あと小さいのを2つ作ると、おめでとうございます!引っ越しの段ボールが全部開封されたことになります。これについてはやっとゴールが見えてきていますが、その他のことが本当に早く取り掛かりたいことばかり。ああ、明日も明後日も頑張ります。毎日時間が足りないと妻と二人で毎日のように話しています。この状態は一体なんだんだろうね?と。そして今日も夜が来た。


2016-10-02 | Posted in blog, column コラムComments Closed 

 

集中力のこと

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秋の空気。最近は依頼のあった切り絵作品を作ったり、もうすでに3個作ったのですが、またまた本棚を「ゴマ」付きにして作ったり、アトリエオープンの準備をしたり。なんだか目の前にやることが多くて、その先の「やらねばいけないこと」にたどり着けずにいます。

昨日は朝からある作品を作ったのですが、前の晩にぐっすり眠れてスッキリ目覚めた朝だったせいか、とても冴えていました。そんな時はあれこれ悩むことがなく、もう自然に手が作る感じになってきて作品ができます。そう、「考えている」という感じでもなく「こうすればいいんだよね」と導かれて決まるような、なんとも説明できない不思議な感覚です。大体そういう時はあっという間に出来上がって、そして気に入ったのができます。昨日できた作品は気に入っています。シンプルなフォルム、シンプルな自分の考え方、柔らかくも心地良くキリッとした色の対比。

逆に、あれこれ悩んで何度もやり直したときは、結局気に入らずに発表しない作品になることが多いです。この調子の良し悪しは一体なんだろうと何年か前から思っていて、結局「うまく集中できている」ということなのかなと感じています。ぼくはスポーツ選手ではないけれど、良い状態で1、2時間集中できた時は、良い作品ができている気がするから。その状態を作るために、やはり夜はきちんと寝ないとダメだなと何年か前に気付きました。

10月になりました。いよいよアトリエオープンやいろいろが迫ってきます。もう年末に近づくのかと思うとその早さにびっくりですが、秋は自分が生まれたせいか一番好きな季節。赤や黄色の落ち葉がある季節はなんだか良い作品ができる気がするのです。ひとつずつ、大事に向き合って進んでいきます。


2016-10-01 | Posted in blog, column コラムComments Closed 

 

自由が丘カタカナ「デザート展」出品!

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10月1日(土)から開催される自由が丘「カタカナ」さんの6周年記念イベント、
「デザート展」にお誘いいただき出品します。
「日本のカッコイイを集めたお土産屋さん」がキャッチコピーの楽しい雑貨のお店。
秋は確かにデザートが美味しい季節のイメージがありますね。

ぼくたちは、今回二人で出品。
ぼくのポストカード、(切り絵原画付)マッチ箱、ペーパーコースター、
そして、食のアトリエ・スパロウ製のフルーツジャムも出品。

ジャムは「桃とキルシュ(洋酒)」「洋梨と白胡椒」の2種類。
ジャムのラベルはぼくがデザインしました。
マッチの表はフルーツ、裏側は鳥になっています。
コースターはこの2種が1枚ずつ入った2枚セット。
ポストカードは、今までのものから
フルーツやデザートモチーフのものを4種選びました。

期間中、いろいろな関連マルシェも開催されるようです。
お近くの方はぜひ自由が丘カタカナへお出かけください。
内容の詳細はこちらを。
http://katakana-net.com/2016/09/dessert.html


オープン6周年記念イベント「デザート展」

日時:10月1日(土)~14日(金)11:00~20:00
場所:katakana自由が丘店
*マルシェ終了時間はそれぞれ異なります。
〒158-0083東京都世田谷区奥沢5-20-21
Tel 03-5731-0919

出品作家
秋山昌史・おいしいせかい・ささきめぐみ・佐々木恵・3人工房・
田路恭子・童話の小路・ハイジ・845・福家聡子・秘密の苺MICOE・
BU BU SETTETE・YUYA&食のアトリエスパロウ 他 (敬称略)


2016-09-29 | Posted in blog, information お知らせComments Closed 

 

夢の中でつくる感覚

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今日は夏のように暑い日でした。切り絵の原画制作をしました。久しぶりに額に入れるサイズの作品なので、感覚を取り戻すのに時間がかかりました。「ああこの感じだ」と手が感覚を思い出す頃には、作業もだいたい終わり。

イラストのオブジェクトそのものの形をデザインに使う時は、手描きから起こした線画をデータにしてから画面上で色を付けて使いますが、やはり、紙そのものの質感が生きる切り絵は違った楽しさがあります。切り絵には色紙を使い、形と色を組み合わせながら絵にしていきます。作っている途中に、違った色を置くことで絵全体の空気がガラッと変わる瞬間がまた楽しくもあります。ぼくにとっては、切り絵はいわゆる「コラージュ」ではなく、もっと「絵を描く」という感覚に近いけれど、でもまた少しニュアンスが違うようにも思います。軽やかな作業と直感的にその都度決めていくスピード感も心地良く楽しいです。

昨日、夕飯の時に妻と話していて「切り絵とDMとかパッケージのデザインではどっちが好き?」と聞かれました。あまり自分でも考えたことはなかったけれど、それぞれに違った良さ、そして制作の喜びの瞬間があるなあと思いました。どちらも感覚的には変わらない部分も多いけれど、確かに作業と判断の過程が違うような。やはり「切り取る」という作業はぼくにとって特別で、とても大事な瞬間なのかもしれないと切り絵をしていると感じます。

今まで色々な切り絵作品を作ってきましたが、後から作品を見ると不思議なもので「ああ、自分はこういうの作ってたんだ?」と人ごとのように思えて、制作の時のことをはっきり覚えていないことも多いのです。どうしてそういう作品になったのかぼんやりしか覚えていないことも。以前も妻には話したけれど、切り絵をするときは不思議と「夢の中で作っている感覚」になることが多いのです。そう、現実的にウンウン唸ってできるというよりは、なんか知らないうちに手が勝手に作っていて、まるで夢の中で作ってきたような感覚。絵を描くときにはその感覚は味わえないので、ぼくにとってはそれも切り絵の面白さなのだとも思います。今日もたくさんの色紙の破片が机の上に散らばっていて、バッサリ全部捨てていいのかどうかよくわかりません。


2016-09-27 | Posted in blog, column コラムComments Closed 

 

建築から絵へ

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自分のことを最近知ってくださった方も多いと思うので、今日は少し自分のことを書きます。プロフィールにも書いたのですが、初めて会った人に「建築出身」だという経歴を話すと、大体「へー!」と言われます。

そもそも高校生の頃、住宅などの設計をしたいと思い(高校生なのでイメージだけだと思う)、高校2年の頃には、大学は建築科へ行こうとすでに決めていました。大学に行ってまで中学・高校の延長のような勉強をするのは、もういい(腹いっぱい)と思っていたし、将来やっていきたい仕事についても、自分にはサラリーマンの営業は向かないから、自分の考えで何か「形をつくる」ということをやりたいと最初から思っていました。

結局、美術大学の建築科へ行ったのですが、最初から美術系を考えていたのではなく、もともとぼくは理系。日本では、建築科は理系の工学部にあることが多いです。もともと自分は意匠設計(=いわゆる建築の設計・デザイン)がやりたかったので、美術大学の建築も一つだけ受けてみようと思って受けた学校に決まったのでした。美大の試験が一番最後だったのですが、デッサンの試験があったり、明らかに来ている人たちの雰囲気が工学部と全く違いました(受験なのに、なんだか楽しそうだとわかる感じ)。最後に美大を受けたら「ああここに来たいな」と明らかに思ってしまったので、決まった時はうれしかったです。

そうして入った美術学校。結構な時間をかけてやる絵画の授業もあったり、自分の「足」を掘ってみるという彫刻の授業があったり、今思えばなかなか面白かったなあと。でも、ぼくはもともと美大受験のための「デッサン」など訓練を受けずに入ってしまった(普通は美術予備校に通う)ので、「訓練を受けていない」ということが、学生時代は結構コンプレックスもあり、絵を描くことは好きではありませんでした。卒業する頃には建築にもそれなりに?特に住宅には興味があり、将来は住宅の建築設計をしたいと思っていました。

その後、建築の仕事も4年ほどした後、色々と他の仕事もした後、今は切り絵をしたり、イラストを描いたり、デザインしたりしています。建築から絵へ来てみると「なんて自由なんだろう」と思いました。絵には寸法的な制約もない。たとえ嘘や空想の絵でも、美しければそれでいい(もちろん全部そうではないけど)。自分が苦手だと思っていた絵を描いたり考えたりしながら日々を過ごしているというのも、なんとも不思議だなあと感じます。よく聞かれるのですが、建築に戻りたいなあというのは、実はまったくありません。なぜなら、これから絵をやっていくことは、なぜだか「それしかない」と自分自身が思っているから。もう仕方ないのです。


2016-09-25 | Posted in blog, column コラムComments Closed 

 

切り絵とデザインと民芸と

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トップページにもあるのですが、このサイトを作るときに書いたキャッチコピーは「切り絵とデザインと民芸と」。そもそも、ぼくは今後どういう活動をメインにするのが良いかということも、アトリエを開くことを決めてからも考えている日々です。

ぼくは「民芸」の世界が大好きですが、その「好き」というのは、そもそも柳宗悦の思想がどうという難しい話というよりも、そのモノ自体が持っている空気感に、自分の感性が反応して良いなあ!と感動したという、ほとんど「直感」とも言えるものだと思っています。民芸品と言われるものには素朴さと素直さがあって、結果として自分が好きなものが多いけれど、工業製品にも好きなものがたくさんあるだろうし、自分としては自由に軽やかに、いろいろ取り入れてモノを観ていきたいと思っています。

何年か前から、自分が楽しいなと感じる海外も含めた「世界の民芸」の空気感をもらって作品をつくる(それをモチーフにするとかではなく、空気感をもらう感じ)ということを制作の中で割とやっています。そもそも、自分たちの日々の暮らしの中に民芸品がたくさんあり、それが自分自身の作品制作に結びついているので、考えてみればそれはとても自然なことかも知れません。これが、ぼくが目指したい「普段着のアート」にもなるんだろうなとも思っています。

写真は、この夏に行ったアメリカのサンタフェにある「フォークアートミュージアム」のアレキサンダー・ジラードの蒐集物の部屋に展示されていたテキスタイル。なんとも楽しい。感動させられるものを観ることは、やはり直接的に自分の創作のパワーになるなあと改めて思います。アメリカの旅については、改めて書いていきたいと思っていますが、いつになるか・・・

ちなみに、先にあったキャッチコピーは、妻スパロウの「パンとお菓子と民芸と」でした。楽しくて良い響きだなと思います。


2016-09-23 | Posted in blog, column コラム, mingei 民芸と手仕事Comments Closed 

 

10羽の架空の鳥

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お誘いがあり10月に参加するイベントへ出品のため、最近少しグッズ制作をしていました。改めて告知します。制作が久しぶりで懐かしいぐらいですが、10個だけ切り絵のマッチ箱を作りました。ほかにもペーパーコースターも久しぶりに手づくりしています。

実はこの鳥はB面で、オモテ面は別なフルーツモチーフです。ペーパーバックを切り抜いて生まれたこの鳥が自分としては気に入っています。2色に限った色使いは自動的に要素が削ぎ落とされて、心地良いリズムと空気感が出るからぼくは好きです。1枚ずつ切ると、少しずつカタチが変わってきます。1枚ずつ描くと、少しずつ顔も違ってきます。こうして10羽の鳥が生まれました。またこういう切り絵の作品を作りたくなりました。

絵に出てくる鳥について、よく「何の鳥ですか?」と聞かれるのですが、ぼくはそもそもハトとかツバメとか、「具体的に実在するあの鳥にしよう」と考えることのほうが少ないです。描いているうちに自分の中から生まれるから、これは「架空の鳥」と呼ぶことにします。


2016-09-21 | Posted in blog, products プロダクツ, works 作品集Comments Closed 

 

切り絵をする感覚

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以前のように日常のブログも書いていきたいと思っています。

最近はアトリエオープンに向けて、日々準備しています。作る作業やデザインや、それにまつわるいろいろな雑用があって、なかなか思うようにサクサクは進まないけれど、7月に中野に引っ越してからは、ああ、ここで仕事しているんだなあと実感しながら、少し新鮮な気分で机に向かっている毎日です。写真は、仕事場にある世界の民芸品を飾っている棚で、板とL型アングルで作りました。

アトリエの準備は本当にいろいろなことにわたっているので、単純に片付け(引っ越しの残がいとか・・)日曜大工をして棚を作って部屋を整えたりするだけではなく、ショップカードをデザインしたり、自分たちの名刺をあたらしく考えたり、このサイトを含めたウェブを準備したり。本当に毎日毎日が、あっという間に過ぎていきます。もう一人自分がいたらなあ。時間が限られているし寝ないと次の日に影響するから、集中して、いま最優先するべきことを片付け、時間がきたらスパッと諦めて寝る。何年か前からそんな考え方で仕事しています。

最近はデザインの作業が多く、そういえば、あまり切り絵をしてないなと気づきます。そう、紙をあまり切ってない。切り絵を使ったデザインもあるけれど、カタチ自体を組み合わせて作るようなイラストやデザインは、切って作らずに、書いた線からマックで加工して作ることが多いのです。でも、今日は久しぶりにちょっと依頼があったマッチ箱のために切り絵をしてみると、なんだか新鮮な感覚。ああ「のってきた」と思ったら作業は終わったのでした。

紙を切り取って生まれた「できてしまったそのカタチ」の愛らしさ。それは「時間を切り取っている」ようなものだと思いながら、ぼくはいつも切り絵をしている。描くのと切るのはなんだか感覚的に違うように思う。その時、その瞬間の空気を捉えた絵なんじゃないかと。それが楽しいところです。


2016-09-19 | Posted in blog, column コラム, mingei 民芸と手仕事Comments Closed 

 

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