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僕たちにできること。
梨ジュース+梅シロップパッケージイラスト

フルーツジュースのパッケージイラスト2種

少し前に担当したイラストの仕事です。以前「八百屋だーれ」さんのウェブサイトのイラストを担当したことから、株式会社DALE / 僕たちにできること。から販売された「梨ジュース」「梅シロップ」のパッケージイラストの仕事を担当しました。

紙を切り抜いた形を組み合わせ、それをデータにしてデザインしています。微妙なフォルムや葉の位置や付き方、バリエーションをいくつも作り、アートディレクターの北川さんとやりとりして検討・ブラッシュアップしながら進み、最終的なかたちが決まっていきました。

北川さんが手がける文字を含めたデザイン全体がとても素敵で、自分の絵が入ることで手のあたたかみが加わったようで、とてもうれしい仕事でした。オンライン通販もされているようなので、手にしていただけると幸いです。

通販サイトでは「旬のおやさいセット」や
このジュース2種も販売中!

僕たちにできること。オンラインショップ
https://www.dale-takasaki.co.jp/pages/store

< クレジット >
クライアント:株式会社 DALE、農業任意団体 僕たちにできること。
アートディレクター:北川元気
広報:木村真奈美
ウェブデザイナー:山本蛸
校正者:山形有紀
イラストレーション:YUYA(Atelier FOLK)

●株式会社DALE

(ウェブサイトより引用)
初めての「おいしい」。それはきっと、子どもの頃。初めて口にした採れたての新鮮な野菜だったかもしれないし、豊潤な果物だったかもしれません。私たちはこんな当たり前の感覚を未来へつなぐため、農家さんと一緒に子どもたちに「おいしい」を届けます。
今、農業には課題が山積みで「おいしい」の未来が心配です。子どもたちの未来に「おいしい」幸せがなくならないように、私たちは「おいしい」をつなぐ。未来がかわる。と信じて、今できることをひとつずつ丁寧に取り組んでいます。

株式会社DALEウェブサイト https://www.dale-takasaki.co.jp


 

アトリエ個展1/26-1/28
ちょっきんきりえ展 JAZZ FINAL

ぼくたちの工房アトリエ・フォークで個展を開催します。前回は2022年夏に開催しましたので、1年半ぶりのアトリエオープンとなります。JR中野駅 または 東中野駅から徒歩10-12分、アトリエ・フォークは住宅地にあります。

徳島の個展で展示した切り絵やドローイング作品を中心に、新作の注染てぬぐいやポストカードなどの雑貨も販売予定。皆さまのご来場お待ちしております。

YUYA EXHIBITION 2024
ちょっきんきりえ展

「JAZZ FINAL」

会期
2024年1月26日(金)・27日(土)・28日(日)の3日間
10:00〜17:00 オープン

会場
アトリエ・フォーク
東京都中野区中野1-41-4
JR中野駅または東中野駅より徒歩10〜12分
*隣の敷地に3台分のコインパーキングがありますが満車のことが多いです
*駐輪場はありません。なるべく徒歩でご来場ください

駅からの詳しいアクセスはこちら
http://atelier-folk.com/access/

●小さなスペースのため、状況を見ながらの入場をお願いする場合があります
●作品原画のご購入にはクレジットカードがご利用いただけます
●キャッシュレス決済は、間に合えばPayPayが可能(現在手続中です)

未発表の作品も!

30枚以上の作品を展示販売します
作品は会期終了後のお渡しです(送料無料)

新作の注染てぬぐいも販売します。
<にじゆら>でおなじみ、ナカニ染工場で染めていただきました。
今までのドローイング作品を配したデザインです。


2024-01-12 | Posted in blog, column コラム, exhibitions 個展, information お知らせComments Closed 

 

ちょっきんきりえ展〈徳島〉2023
「日曜日のJAZZ」終了レポート

藍染の和紙が貼られた〈インディゴウォール〉に飾った作品

徳島の工芸店、遠近(をちこち)で6年ぶりの個展が終了しました。

>個展データ
YUYA EXHIBITION 2023
ちょっきんきりえ展 徳島「日曜日のJAZZ」
会期:2023年12月9日ー19日
会場:遠近(をちこち):徳島市上八万町
*原画のみ、2024.1月8日まで展示延長

ここ数年は東京と関西での個展が多かったので、久しぶりにまた違った場所で開催できてうれしかったです。前日の金曜に設営し、スタートの土日に在廊しました。たくさんの方にお会いしていろんなお話ができ、とても楽しい時間でした。ありがとうございました。

やっぱり個展は自分の中心にある仕事だなあと感じます。エピソードを話したり皆さんが作品を選ぶのをお手伝いしたり。全部とても良い思い出になりました。やっぱり個展は自分の中心にある仕事だなあと感じます。

作品は、会場のお店、遠近(をちこち)の象徴的な藍染の壁、インディゴ・ウォールに展示しました。美しい濃淡のリズムがある藍色がとても綺麗。白い壁に飾るのとはまた違った雰囲気が楽しい。

切り絵とドローイングの作品を混ぜて展示しました。毎日毎日、個展へ向けて描いていった作品たち。どれも気に入っています。

ドローイングは筆のタッチを生かして線で描くもの、塗色の対比で見せる方法など、いろんなことができる。描くって自由で楽しいなあと感じる最近です。

おかげさまで個展ではたくさんの方に作品を選んでいただきました。いろんな家に自分の絵が飾られているというのは、最高にやりがいのある仕事だと思います。みなさまの日々暮らしの中で作品を楽しんでもらえるというのは、やっぱりぼくにとってとてもうれしいこと。

個展へ向けて毎日描いた絵も展示会場へ飾るとまた見え方が違います。たくさんまとまると生まれてくるリズムと楽しさ。多くの絵を一度に見られるのは個展の時だけです。

作品原画のほかにもいろんなアイテムを持って行きました。たくさん手に取っていただきありがとうございます。コラボ商品の靴下やハンカチ、フリーカップなども。今年からアトリエで始めた商品のアートポスターもたくさんの方に選んでいただきうれしいです。

遠近では喫茶コーナーの営業をされていますが、オリジナルブレンドコーヒー豆も販売されています。
昨年ぼくがデザインさせていただいたパッケージラベルで今回の個展から豆の販売もスタートされました!こうして並ぶのがとても嬉しく楽しい表情。

この個展に間に合うようになんとか完成したのは、手ぬぐいブランドの「にじゆら」を染めているナカニ染工場に染めてもらった注染の手ぬぐい。昨年くらいからのドローイングの原画作品だった鳥を、データ化して並べてデザインしました。筆のタッチも残って良い仕上がりです。

とても素敵な遠近の空間。店主の東尾さんが細部までこだわって作られた内装はどこのお店とも違う独自の感性があってとても美しく居心地が良いです。この壁も、展示全体が眺められてとても見やすい。

どれにしようかなあと作品選びをする方々とのお話も楽しく、絵をきっかけにたくさんのお話が生まれます。作品はコミュニケーションのきっかけにもなるから、ぼくは自分の絵にいつも助けられているなと感じます。

喫茶コーナーのプリンセット。東尾さんの奥さまの智子さんの手づくりです。東尾さんが入れてくれるオリジナルブレンドのコーヒーと。近くにこんなお店があったら楽しいなあと思う。

東尾さんと記念撮影。ぼくたちが初めて徳島へ行った時から案内してくださったり。東尾さんとは独立前から長く仲良くしてもらっています。

実は、今回の個展は東京オリンピックの年にやれたらいいですねと相談していたものでした。東京から四国へ行くのもなかなか気を使う感じもあったし、世の中の状況もあり何年も延期してやっと実現。

6年前と今回。ぼくの作品を作るという感覚は精神的にちょっと変わったのかも知れません。前回はまだ独立したばかりで、個展に対してももう少し「趣味の延長」の感じがあったかも知れない。

その後たくさんの個展を開いて、たくさんの作品を作り続けて、自分の作品の方向性も多分よりはっきりした。自分の中にある普遍的な絵にしたい。選んでくれる人、そしてその人の暮らしにどんな風に寄り添う作品にしたいか。どんな温度感の空気を作品に込めたいかなど、日々考えて描いた結果が作品になります。

作品の理解者であるお店の皆さんによって自分の活動も少しずつ広がってきました。こうしてお店との企画として個展の機会をいただけることはとてもありがたいことだと改めて感じています。

東尾さんと智子さんに、今回いろんな場所に連れて行ってもらいました。それもとても楽しい思い出です。在廊中に会場で食べられた「おいしい徳島」。その一部を写真でご紹介します。
注:遠近の喫茶コーナーで提供されているものではありません

智子さんが作ってくださった夕飯。親子丼、そば米汁。そば米汁って初めて食べましたが繊細で優しい味がすごく美味しい!親子丼も美味しくておかわりしました。智子さんごちそうさまでしたー!

totto79(とっとななきゅう)のお弁当。ぼくはお店へ行ったことが無いのですが、前回の6年前もお弁当をいただきました。今回、お店の看板商品の焼売のお弁当。すごく美味しい!ぼくたちの友人、世田谷(三軒茶屋)のカフェカフェのお二人もtottoさんと友人だと先日分かり、うれしい繋がりにびっくり!

神山にお店があるという「かまパン」のトースト。個展へいらしてくださった地元のお客さまが、なんとぼくたちにと持ってきてくださいました。遠近のインスタグラムに度々登場するかまパン、一度食べたかったのでうれしかった!そしてとても美味しかった!
*お店は残念ながら月曜休みで伺えず

最後に、今回の作品たちの一部を。

作品を選んでくださった方へプレゼントする、手描きのThank youカードです。その作品のモチーフでMckee(マッキー)のマジックで描いてます。

東尾さんと智子さん、ありがとうございました!とても楽しかったです。大変お世話になりました!


2024-01-11 | Posted in blog, column コラム, exhibitions 個展, information お知らせComments Closed 

 

徳島 遠近 COFFEEパッケージデザイン

12月9日(土)からぼくの個展を開催していただく徳島の遠近(をちこち)。
昨年から店主の東尾さんにご依頼をいただき、コーヒーのパッケージラベルと、カップフォルダーに押すスタンプのデザインを担当しました。

コーヒー豆パッケージラベル

遠近では「工芸店」としてのイベントや物販のほか、以前より「器を使う体験」としての喫茶の営業、コーヒー豆の販売もされています。コーヒー豆は、オリジナルブレンドとしてTOKUSHIMA COFFEE WORKSの豆が使われています。
コーヒー豆商品をリニューアルされるとのことで、コーヒー豆のパッケージラベルのデザインを担当しました。前身のお店、東雲のブレンドコーヒー豆でも以前パッケージラベルを担当させてもらいましたが、また違った楽しいデザインができたように思います。

店主の東尾さんから昨年お話をいただき、あれこれ楽しい相談をしながら進んだデザイン。東尾さんのお店は「工芸店」ですが、いわゆる器の販売をメインにした民芸店とは違い、広い視点でイベントや商品を選ばれているように見えます。その基本にはロングライフデザインの考え方が同時にあるのではとぼくは感じていて。デザインの視点から工芸や民藝を視るという感覚が、いつも素敵だなあと思っていました。

そんなイメージが普段からあり、ぼくのデザインソースとしては、柳宗理の1960年代後半の木地玩具のパッケージデザインの表現方法が頭にありました。鮮やかな単色の地色に白抜きモチーフ図案で内容を伝える潔いパッケージ。東尾さんのお店には、そういうデザインがぴったりくるように思ったのです。

遠近(をちこち )
https://www.ochicochi.info

遠近インスタグラム
https://www.instagram.com/ochicochi_info/

柳宗理の木地玩具パッケージ(参考)
平凡社「Yanagi Design」より

ブレンドコーヒー(3種)

●をちこちブレンド
これがメインのブレンドでしょうか。鳥がコーヒーカップを持ち上げて差し出しているイメージ。後述のテイクアウト用のカップフォルダーのスタンプもこの鳥をアレンジした図案となっています。音楽的なイメージ。

●民藝ブレンド
遠近は幅広いイベントや商品の販売をされています。基本にあるのが工芸・民藝。中でも民藝の器もメインにされているので、そのイメージから火→太陽を図案にしました。普遍的なイメージになれば良いなと。

●春の花ブレンド
花をイメージするような風味ということでこの名前になったそうです。お仕事としてご両親が栽培されている生花「エピデンドラム」をモチーフにディフォルメした花の図案。ぼくは今回初めて知った花でした。

カップフォルダーの図案

テイクアウト用のカップフォルダーのスタンプ図案も作りました。実は順番としては、こちらの図案を先に考え、それをアレンジして「をちこち ブレンド」のラベルにしました。ぐるっと巻き上げるような鳥の姿に、コーヒー豆をイメージしたドット。音楽的な感覚で作りました。


 

済生会横浜市東部病院広報誌
とーぶたいむ39号表紙イラスト

表紙画「秋の日に歌う彼女」

横浜市鶴見区「済生会横浜市東部病院」の季刊広報誌「とーぶたいむ」。
第39号(秋)が発行されました。
特集は「生命(いのち)に寄り添う 東部病院のレディースセンター。」

済生会横浜市東部病院
https://www.tobu.saiseikai.or.jp/

とーぶたいむ の情報ページ(画像クリックで各号オンライン閲覧可)
https://www.tobu.saiseikai.or.jp/issue_cat/issue01/

第39号オンライン閲覧ページ
https://www.tobu.saiseikai.or.jp/ebook/ndc30309734/HTML5/pc.html#/page/1

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●表紙画のことば

「秋の日に歌う彼女」
作品と文:YUYA(2023年・切り絵)

音楽には、人を癒したり、つなげたり、
前向きな気持ちにしてくれる力があると思います。
「歌うのが大好きだ」というあの人は、
ぶどうの実のようなネックレスをして
秋を楽しんでいます。

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秋号は、珍しく女性の顔のイラストです。
ぶどうをあしらって季節感を。

大らか、元気、しなやか。
そして、ひとさじのユーモアと明るい楽しさ。
そんなイメージで、好奇心のある健やかな女性をテーマに、
今回の表紙画を描きました。

デザインソースとしては、
1960年代のイタリア辺りの広告イラストに出てくるような、
そんな女性の絵がいいなあと思いつつ余白たっぷりに描きました。

ぼくの個展で音楽(BGM)を監修してもらっている友人
吉本 宏さんの音楽コラム「優しい音楽が聴こえてくる」では
opus.10「秋と彼女の歌声と心の関係」を掲載。
森ゆに×田辺玄のアルバム「2020」とその音楽エピソードが取り上げられています。

全体のアートディレクション+デザインを手がけているのは、
アーガイルデザインの宮良当明さん。 
今回も楽しいやりとりで制作できました。
ありがとうございました!

アーガイルデザイン https://argyledesign.co.jp
吉本 宏 https://www.instagram.com/monsieur_espresso/

「とーぶたいむ」ご覧いただければ嬉しいです。

情報誌「とーぶたいむ」はリニューアルして10号目となりました!


 

北欧、暮らしの道具店「あそびに行きたい家」
YouTube番組に出演

暮らしのコラムから生活雑貨の通販まで人気のウェブサイト、
北欧、暮らしの道具店」の中のインテリア系特集番組の「あそびに行きたい家」。
第27話として、ぼくたちの家&仕事場であるアトリエ・フォークを
丁寧に取材いただき取り上げていただいています。

実際に家にあそびに行ったような感覚のYouTube動画。
みなさまぜひご覧ください。

こちらがコラムページ(テキストと写真のブログ)
https://hokuohkurashi.com/note/306960

北欧、暮らしの道具店

第27話 【あそびに行きたい家】
好きなものを、とことん集めて一緒に暮らす。
民芸品に囲まれた小さな家

(YUYAさん・スパロウ圭子さん宅 2023.10月取材)

11/21公開 YouTube動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=mAq-EKtl1HI

「北欧、暮らしの道具店」で過去に取り上げられた記事です
よかったら一緒にどうぞ

●レシート、拝見/YUYA(2021.3月)
https://hokuohkurashi.com/note/226911

●ふたりのチームワーク/アトリエ・フォーク(2017.7月)
https://hokuohkurashi.com/note/category/tokushuu/tokushuu-active/teamwork_03


2023-11-22 | Posted in blog, column コラム, information お知らせ, media メディア掲載Comments Closed 

 

ちょっきんきりえ展2023 徳島
「日曜日のJAZZ」12/9-19開催

DM使用作品「光の鳥」

切り絵作家YUYA、工芸店・遠近(をちこち)にて
6年ぶりに徳島での個展を開催

描いたり、切ったり、塗ったり、重ねたり。
色とかたちで奏でるように生まれる切り絵やドローイング。
作品原画の展示販売をメインに、
オリジナルアイテムも販売します。

YUYA EXHIBITION 2023
ちょっきんきりえ展 in 徳島
日曜日のJAZZ

会期
2023年12月9日(土)− 19日(火)

12:00~19:00 open

(会期中に店休日3日あり)

作家在廊日
12 / 9 土・10日

店休日
12 / 11 月14 木・15 金 は休業日です
ご注意ください

会場
遠近(をちこち)
徳島県徳島市上八万町樋口266-1
http://www.ochicochi.info/

音楽監修:吉本 宏(bar buenos aires / resonance music)
会場に流れる心地よい音楽は友人・吉本 宏さん監修
http://resonancemusic.jp
https://www.instagram.com/monsieur_espresso/

インスタグラム日々更新

YUYA @yuya_chokkin_kirie
https://www.instagram.com/yuya_chokkin_kirie/
遠近 @ochicochi_info
https://www.instagram.com/ochicochi_info/

遠近(喫茶) @ochicochi_kissa
https://www.instagram.com/ochicochi_kissa/

それでは、今回の作品や手ぬぐいの新柄少しお見せします…

切り絵、ドローイングの作品が半々の割合で、
すべて今回の個展のための新作です。
ぜひ原画を見にいらしてください!

注染の新柄の手ぬぐいもできました。
単色で潔く、青・赤・チャコールグレーを作りました。

柄のタイトルは「いろんな鳥」。
最近のドローイング作品のいろんな鳥をレイアウトして、
筆のタッチを生かしてデザインしました。
今までになかった作風の手ぬぐい、
今回の個展でも販売しますのでぜひ!

そして、会場のお店 遠近には喫茶があります。
会期中、人気のプリンも食べられるそうです。みなさまぜひ!
この個展から、ぼくがデザインしたコーヒー豆の
パッケージラベルもお披露目されるようです。


2023-11-10 | Posted in blog, column コラム, exhibitions 個展, information お知らせComments Closed 

 

ちょっきんきりえ展〈渋谷〉2023
「JAZZ」終了レポート

2023年7月に開催した渋谷の個展

ずいぶん遅くなってしまいましたが終了レポートを書きます。実はいま徳島の個展の直前です。ここ数年ウェブサイトというよりはinstagamメインになっているので、ついつい後回しにしてしまいましたー。しかし遅い!

2022年は渋谷の個展を休んだので、2年ぶりでした。7月末、夏の個展。今年の夏はものすごく暑くて、人がくるのだろうかと?正直なところ心配でした。毎日毎日作品を作り準備したのを思い出します。切り絵とドローイングの作品が半々の展示にしました。全46枚。がんばりました。

2年前はドローイングを始めたばかりで、まだ鉛筆をメインにした小さいサイズが6枚だけでした。昨年2021年の年末、神戸シュトックギャラリーでの個展でもアクリルガッシュを試した上で(詳しくは神戸個展のレポートを)、今回の渋谷ではアクリルインクをメインに使ったドローイングにしました。この画材が今やりたいことにぴったりだと感じています。

ウィンドウに描いたドローイング

個展スタート前日の設営日、お店の1F入口脇のウィンドウに線画を描きました(展示は2Fです)。なかなか大きい窓で何を書こうか考えましたが、涼しいものが良いかと思って金魚鉢と鳥と太陽。白いペンで描いたのですが少し細かったので次回やるなら太いのが良いですね。お客さんもたくさん写真を撮って帰ってくださったそうで楽しんでもらえたならよかった!

会場にはたくさんの作品を飾りました。白い壁とグレーの床。ハオス&テラスは明るい光が入るとても雰囲気の良い空間で、大好きな会場です。前日の金曜に妻と一緒に設営をしました。

切り絵とドローイングを分けて飾ろうかとも当初考えたのですが、ごちゃ混ぜにした方が一体感があるかなあと考え、色合いと絵のバランスを考えながら並べました。結果、楽しい感じになりよかったように思います。

個展が始まるとたくさんのお客さま。最初の土日は常にたくさんのお客さまがいる状態で、みなさまといろんなお話ができ、お会いできとてもうれしかったです。どんどん行き先が決まる作品。とても良い感じのうれしいスタートでした。なんと最初の2日間で半分の作品が売約となりました。

最初の土日が終わり、平日も毎日本当にたくさんの方にお越しいただきました。あの暑い中、汗かきながらたどり着いてくださることにまず感謝!(自分だったら行かないかも知れないくらいの暑さだった)最後の最後まで、毎日楽しい時間が続きました。ありがとうございます。

皆さんが、どれだけぼくのインスタグラムの投稿をよく読んでくださっているか、どれだけチェックしてくださっているかも伝わってきてとてもたくさんの応援を本当にありがたく思いながらお話させてもらいました。絵を前にいろんな話ができる時が、ぼくにとって仕事の中で一番楽しい時間かも知れません。ありがとうございました。

今回の作品から抜粋。切り絵もドローイングもそれぞれに楽しんでたくさん作りました。2021年の年末の神戸の個展から「JAZZ」というタイトルで個展を始め、今回2回目。

JAZZという言葉は、アンリ・マティスの切り絵のシリーズ「JAZZ」からもらいました。名前の由来は、音楽的な絵ということもあるようです。音楽的、即興的な、その場で思いつく形を自由に描くという感覚で楽しく作品を作ったら良いだろうなあというイメージから個展のタイトルにもらいました。

毎日「今日はこれがやりたいという絵をつくる」という考え方で準備した個展。特にドローイングは「こうやったらこうなるんだ」と、描く度に発見がありとても楽しかった。

ぼくがやりたいと思っているのは、ペインティングではなくドローイング 。切り絵と同じようにアイデアをその場ですぐに形にできる方が、自分には合っているように感じるからです。フォルムと色、筆の運び、線の揺れ。描くことってとても楽しいですね。ドローイングによって、明らかに自分の中の創作意欲が広がったように思います。

マティス、ピカソ、パウル・クレー、ミロ。魅力的なドローイングが見られるのでとても好きで、美術館の展示があれば観に行ったり、いろんな本を見つけては作品を眺めたり。自分が良いなあと思う憧れの作品像がはっきりあると、自分の創作もより楽しくなるように思います。それを真似するとかではなく、じゃあ自分だったらどうするのが良いか考え、これは違う・これは良い、の制作途中の判断もはっきり明確になってくる。

雑貨アイテムもたくさん用意しました。今年作ったアートポスターや新しいふきんなどの布もののほか、コラボ商品の靴下やブランケットやガーゼハンカチも。自社商品だけでなくコラボも最近増えたので、こうしたイベントの際にはバリエーションが出て良いなと思います。

今回から写真のグレーの雑貨スタンドの什器を手作りして持って行きました。以前は平置きで見にくかったのですが、これに変えたからか?ふきん類の売れ行きもとても良く、雑貨売上はおそらく以前の倍近く?に増えました。見せ方ってやはり大事なんだなと改めて感じます。

皆さんが選んでくださって売約となり、行き先が決まった作品はなんと、46枚のうち42枚。残ったのは4枚だけでした。関西では毎年これくらいの感じだったのですが、渋谷でこんなにたくさん旅立つとは思わず正直なところ自分でもびっくりしました。最初から選びたい気持ちでいらしてくださる方も多かったように思います。

赤シールの売約済みの作品を見て「これがよかったー」という方も多く申し訳なく思いました。やっぱり希望が重なる作品って毎回あるんですよね。でも、同じタイプの作品ばかり描くのもなあと思うし、そこは難しいところ。初日の早くにいらした方は、これ!とすんなり選ばれていく方も多かったので、欲しいのが決まってる場合は初日にいらしてください、とお伝えするしかないのかなあ(笑)

作品を購入してくださった方には、写真のようにその原画のモチーフでThank youカードをマッキーのマジックで手描きしました。毎回、個展では原画にプレゼントとしてこのカードを添えてお渡ししています。

個展ってやっぱり良いものだなあと思いました。

ぼくは作家なので、個展は自分の中心となる大事な仕事。その準備にはたくさんの時間をかけるわけで、やはり、たくさんの方が来てくださって作品が売れていくということが成立しないと、仕事としてはメインにやっていけません。作家活動を始めてから15年以上たち、ようやくここ数年でたくさんの売り上げを出せるようになったことは、自分自身続けてきてよかったと思えるし、本当にこれからの励みになります。

作品を買ってくださるということ。斬新さとか面白さではなく、部屋に飾って毎日一緒に過ごしてすんなりなじむ、ともに暮らす心地よい絵。それがぼくの方向性。皆さんの家に自分の絵が飾られているというのは、本当にありがたく、とてもすごいことだなあと思います。そのことを忘れずに、これからも絵に向かいたいと思います。

たくさんのご来場心より感謝いたします。
また来年も渋谷の個展でお会いできればうれしいです!
(来年は5月ごろの開催を予定しております。夏じゃなく春!)

YUYA

友人が撮ってくれたぼくたちの写真
(やたら楽しそうな自分…)


2023-11-09 | Posted in blog, column コラム, exhibitions 個展, information お知らせComments Closed 

 

エプソン 2024辰年の年賀状デザイン

2024年辰年の年賀状のお仕事です。
エプソンの年賀状デザインを担当しました。

アプリをダウンロードし、エプソンのプリンターを使って
自分で印刷して使うタイプのものです。
ぼくのデザインが掲載されるカテゴリーは
クリエイターズポストカード。詳細はこちら。

EPSONクリエイターズポストカード
https://www.epson.jp/katsuyou/nenga/design/

辰年にちなんだモチーフ、タツノオトシゴを大きくレイアウト。
尻尾の部分で花を持ち、新春の喜びを表します。
クラシックなフォントでHAPPY NEW YEARを配して
あたたかくかつクールな年賀状にしたいと思いながら、
楽しくデザインしました。

竜・龍・辰ってかわいいのを作るのが難しいと言われます、
と担当の方からのお話。
ぼくも結構考えた末、タツノオトシゴで作りました。

年賀状のデザインって多数の利用者のことを考えてのことだと思いますが
とてもファンシーなデザインも多いですよね。
ぼくは自分のいつも通りの感じでデザインしました。

それを皆さまが気に入ってくださると嬉しいです!
エプソンのプリンターで可能な方は
ぜひ使ってみていただければ幸いです。

詳しくは、上記のエプソンのウェブサイトにて
詳細ご確認ください。


 

チャランガぽよぽよ3 カヴァーイラスト

ジャケット表面

チャランガぽよぽよ3
カヴァーイラスト

1stアルバムからずっとぼくも仲間に入れてもらい、イラストを担当させていただいている「チャランガぽよぽよ」は、坂上領さん(フルート)と帆足彩さん(ヴァイオリン)のお二人を中心に長く活動されている「ラテン系脱力バンド」。子どもから大人まで楽しめる音楽をコンセプトに活動されています。

11月1日に発売される3rdアルバムのカヴァーイラストを担当させていただきました!1stはアイコン的なモチーフを並べてデザイン、2ndは切り絵的な考え方のイラスト。今回の3rdは、今までとは違った描き方で、伸びやかな楽しい絵にしたいと思いました。

最近、個展の作品でも描いている線画ドローイングを生かして、インクで紙に線画を描き、それをデータに読み込んでオブジェクトにしてデザイン。「線」と「塗り」を分け、少しずつずらしたりすることで、モチーフに動きを出しています。ベン・シャーンやアンディ・ウォーホル初期の作品もイメージしながら…切り絵から離れて、絵を描く感覚で。

イラストのモチーフは、赤鬼・青鬼、パンを踏んだ娘、寒ブリ、魔女、エスプレッソ、雨男…など歌詞や楽曲名に出てくるモチーフを散りばめています。色は、線画の黒以外に赤+青+黄色の3色に絞ることで、全体をスッキリ見せることを意識しています。ジャケット紙面全体に伸び伸びと広がりを持たせたかったので、モチーフを裁ち落としレイアウトに。「モチーフがつながり合い、ぽよぽよの音楽が生まれる」というイメージで絵をつないで全体をデザインしています。

*ぼくはジャケット面(おもて・裏)のイラスト、および「チャランガぽよぽよ3」の文字までを担当し、それ以外の全体デザインと写真は、デザイナー原惇子さん(studio mimizuku)が担当されています。

チャランガぽよぽよ3

POYO-0003/3300円(税込)
11月1日オンラインショップにて発売

メンバー

坂上領(fl,EWI)
帆足彩(vn,va)

高瀬”makoring”麻里子(vo,cho)
扇谷研人(p)
斎藤タカヤ(p)
伊藤寛康(b)
森田晃平(b)
八尋洋一(b)
齋藤たかし(ds)
塩のやもとひろ(per)

<Guest>
仙波清彦(per)
NAOTO(vn)

<Special Guest>
菅原洋一(vo)

曲目

1.チャランガぽよぽよ3
2.登山列車と雨男
3.4.5. 少年少女合唱組曲「海の風景」より【寒ブリのうた】
6.今日のお料理
7.「アンデルセン童話」より【パンをふんだ娘】
8.「ひょっこりひょうたん島」より【魔女の一週間】
9.「みんなのうた」より【赤鬼と青鬼のタンゴ】feat.菅原洋一
10.エスプレッソ
11.「みんなのうた」より【風がくれたメロディー】
12.El Cielo Para Todos

チャランガぽよぽよオンラインショップ↓
https://charapoyo.base.shop

これからライブなどもあるようですので皆さまぜひ。
オフィシャルサイト
https://www.charanga-poyopoyo.com

ジャケット裏面


 

済生会横浜市東部病院広報誌
とーぶたいむ38号表紙イラスト

表紙画「ハートと人」

横浜市鶴見区「済生会横浜市東部病院」の季刊広報誌「とーぶたいむ」。
第38号(夏)が発行されました。
特集は「心臓弁膜症のいま。」

済生会横浜市東部病院
https://www.tobu.saiseikai.or.jp/

とーぶたいむ の情報ページ(画像クリックで各号オンライン閲覧可)
https://www.tobu.saiseikai.or.jp/issue_cat/issue01/

第38号オンライン閲覧ページ
https://www.tobu.saiseikai.or.jp/ebook/ndc30301893/HTML5/pc.html#/page/1

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●表紙画のことば

「ハートと人」
作品と文:YUYA(2023年・切り絵)

ハートには人の心身にまつわるいろんな意味があるように思う。
心臓、愛情、いたわり、幸せ、福を呼ぶ・・・。
いくつも並ぶと楽しいリズムも感じる。
元気なハートで過ごしたいですね❤︎

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夏号は、スカッとする青空を思わせるブルー、
ジューシーなオレンジ色で描いた
夏らしい色合いのハートモチーフの切り絵。
身体と心とリズム。楽しい夏にしたいですね。

ぼくの個展で音楽(BGM)を監修してもらっている友人
吉本 宏さんの音楽コラム「優しい音楽が聴こえてくる」では
opus.9「夏と鼓動と心の関係」を掲載。
(北欧スウェーデンのアーティスト、
ホセ・ゴンザレスの曲「Heartbeats」が取り上げられています)

全体のアートディレクション+デザインを手がけているのは、
アーガイルデザインの宮良当明さん。 
今回も楽しいやりとりで制作できました。
ありがとうございました!

アーガイルデザイン https://argyledesign.co.jp
吉本 宏 https://www.instagram.com/monsieur_espresso/

「とーぶたいむ」ご覧いただければ嬉しいです。


 

富知六所浅間神社 御守デザイン
神社+ナツサマー+YUYAコラボ

珍しいコラボレーションです。静岡「富知六所浅間神社」の御守り「夏守り」のデザインを担当しました。8/11に神社のイベント「七夕風鈴”音”祭り」にスペシャルゲストとして出演されるシティポップ/レゲエシンガーのナツ・サマーさんをモデルにして描いた御守り。最近よく描いているインクドローイングの手法で描き、デザインしました。

ぼくは似顔絵が苦手なんですが、可愛らしさという意味では似てる!笑 ご本人もイラストを気に入ってくださったので本当にホッとしました。ナツ・サマーさんからご連絡をいただき始まったこのデザインのお話。実は今年の春ぐらいに、流線形のクニモンド瀧口さんに中野のブロードウェイの古本屋で久しぶりにバッタリ会い、その時に一緒にいらしたナツ・サマーさんをご紹介いただいたご縁。こんな風にコラボに繋がろうとは!愉快です。お近くの方&静岡へ旅行される方はぜひ「夏守り」を手に、みなさまも良い夏を!

以下、富知六所浅間神社によるイベントと御守り頒布の告知引用

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富知六所浅間神社、ナツ・サマー氏、
YUYA氏コラボレーション
●「夏守り」初穂料1,500円
8月11日(金・祝)の七夕風鈴”音”祭り
にて限定頒布を致します

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富知六所浅間神社では7月7日より9月1日にかけ、七夕風鈴祭りを開催しており、
御社殿前の参道に2000個以上の風鈴をお飾りしております。
この期間内の8月11日(金・祝)にはシンガー・DJとして活躍する
女性アーティストのナツ・サマー氏がスペシャルゲストとして出演し、
夜のライトアップに合わせDJを行う「七夕風鈴”音”祭り」が開催されます。
このお祭り限定として、ナツ・サマー氏、YUYA氏と
コラボレーションした御守りを頒布致します。

富知六所浅間神社インスタグラム https://www.instagram.com/fuji6sho_lab/

ナツ・サマーさんインスタグラム https://www.instagram.com/natsu_summer88/

ナツ・サマーさんは、なんとうれしいことに先日ぼくの渋谷の個展にも来てくださったのです。外見はもちろんのこと、気取らない人柄もとてもかわいらしい方。一緒にコラボ仕事までできて、ぼくは更に嬉しかったのであります。

御守りだと白いラインになりましたが、
イラストはこんな感じのタッチです。
七夕祭りなので笹の葉も入れて季節感を出しました。
ナツサマーさんのDJのイメージから
レコードを持ちヘッドフォンをしているイラスト。


 

Tokyo FM「AUGER Kiss our humanity 」出演・配信有

鈴木曜さん(左)との収録のようす

Tokyo FMでクリエイティブディレクターの鈴木曜さんがパーソナリティをつとめる番組「AUGER Kiss our humanity 心に触れて“整える”時間」に出演しました。過去に何度か、電話やネットで他局のFMでお話したことがありましたが、実際に局でのゲスト出演は今回初めてでした。

鈴木 曜さんは、貝印のブランドAUGER(オーガー)で、身だしなみを整えるカミソリ、ハサミ、爪切りなどのプロダクトをデザインされたり国内外で活躍されるクリエイター。この番組は毎週ゲストを迎えて「整える」(いろんな意味があるように思います)ことについてあれこれお話する番組で、今までクリエイターや俳優、ミュージシャンなどさまざまな方々をゲストに迎えられています。ぼくの作品や活動に興味を持ってくださって不思議でしたが、とてもありがたい機会。6月に収録へ伺いました。初めて行ったToyko FMのビルに到着、スタッフの方にお迎えいただき収録室へ。ブースが業界っぽい…緊張!

実際お会いしてお話すると、鈴木さんはとても柔らかい雰囲気の方。ぼくは喋りがとっても苦手ですが、鈴木さんの優しいお人柄とフォローのおかげで、緊張しながらもリラックスもできてとても楽しい時間でした。鈴木さんありがとうございました〜!個展の作品原画を何枚かお持ちして実際見ていただいたのですが、興味を持ってくださりうれしかったです。北欧スウェーデンでも仕事をされる鈴木さんから、ぼくの作品は北欧に通じる感覚があると感想をいただき、これまたうれしかったです(ぼくは北欧へも行ったことが無いのに)。

そして、わが家の民芸品のこともあれこれお話できたのが良かったです。ぼくが掲載された BRUTUS 967号「棚は、生きざま」の民芸品の棚をスタッフの皆さまも見てくださっていて、そこから興味を持ってくださり、ぼくのことを知ってくださったとのエピソードもお聞きして。雑誌に載るというのも新しいご縁に繋がるのだなあとうれしく思います。

番組の放送は、Tokyo FMでの放送は土曜日の深夜26時〜(=日曜の明け方2時〜)なので、起きている人はかなり少ないかも知れないかも知れないですね。でも!各種ポッドキャスト(spotifyやappleなど)、radikoなども配信されるので、後からいつでも聞けます。ちゃんと喋れていないかと思いますが、ぜひ聞いていただければ幸いです!

Tokyo FM(80.0 MHz)
AUGER Kiss our humanity 心に触れて“整える”時間
パーソナリティ:鈴木曜(クリエイティブディレクター)

放送日:
2023年 7月 8日(土)26:00 〜26:30
*日付的には7/9(日)明け方

放送日以外にも radikoやAudee、
そしてSpotifyをはじめとした 各podcastでも聴けます!

番組ウェブサイト(Audeeのページ)
ここからwebで聴けます
https://audee.jp/voice/show/64849

ポッドキャスト(spotifyなど)、radikoでも聴けます!


配信先についてラジオの聴き方」
FM放送・radiko・Audee・Podcast
https://tfm.co.jp/listen/


2023-07-02 | Posted in blog, column コラム, information お知らせ, media メディア掲載Comments Closed 

 

ちょっきんきりえ展 2023 渋谷「JAZZ」
7/22-30開催

DM使用作品「鳥の動き」

切り絵作家・イラストレーターYUYA、
2年ぶりの渋谷ハオス&テラス個展

描いたり、切ったり、塗ったり、重ねたり。
色とかたちで奏でるように生まれる切り絵やドローイング。
作品原画のほか、雑貨アイテムも販売します。

YUYA(切り絵作家/Atelier FOLK代表)

YUYA EXHIBITION 2023
ちょっきんきりえ展〈渋谷〉「JAZZ」

会期
2023年7月22日(土)−30日(日)*7/24(月)休み
11:00~19:00
 *最終日7/30は17:00迄
*会期中作家在廊

会場
haus & terrasse ハオス&テラス(2F terrasse gallery)

渋谷にありながら雑踏から外れ、静かな通りに面した一軒家のお店とギャラリー
https://def-company.co.jp/hausandterrasse

東京都渋谷区渋谷1-20-3
tel.03-6427-5705
アクセス
・渋谷駅より徒歩9分
・表参道駅B2出口より徒歩10分
・明治神宮前7番出口より徒歩7分
(下記の地図もご参照ください)

BGM監修:吉本 宏(bar buenos aires / resonance music)

会場に流れる心地よい音楽は友人・吉本さんの監修
http://resonancemusic.jp
https://www.instagram.com/monsieur_espresso/

インスタグラム日々更新中
YUYA @yuya_chokkin_kirie
https://www.instagram.com/yuya_chokkin_kirie/


2023-06-16 | Posted in blog, column コラム, exhibitions 個展, information お知らせComments Closed 

 

YUYA INTERIOR ART POSTER
アートポスター発売

個展でも多くの方に親しまれる切り絵作家YUYAの作品が待望のアートポスターになりました。大きさは25センチ角の程良い大きさで「額装済み」「ポスターのみ」の2タイプで発売。額装タイプは付属のひもで壁に掛けたり、棚に立てかけて置いたり、市販の簡易なスタンドを使ってそのまま手軽に飾れます。

モダンであたたかみのある作品はインテリアのアクセントにもなり、日々の暮らしを楽しく彩ります。部屋の雰囲気に合わせて、何種類か並べて飾ったり、季節や気分で作品を入れ替えてお楽しみください。

2023年4月15日(土)10時よりオンラインショップ発売
https://atelierfolk.thebase.in


YUYA INTERIOR ART POSTER
YUYAインテリア・アートポスター 250角

価 格

・額装済み(ポスター+額縁): 7,150円(6,500円+税)
・ポスターのみ:2,200円(2,000円+税)

個展でも多くの方に親しまれる切り絵作家YUYAの作品が待望のアートポスターになりました。大きさは25センチ角の程良い大きさ。モダンであたたかみのある作品はインテリアのアクセントにもなり、日々の暮らしを楽しく彩ります。部屋の雰囲気に合わせて、何種類か並べて飾ったり、季節や気分で作品を入れ替えてお楽しみください。

仕 様

「額装済み」の場合はポスターを木製額に額装して、
「ポスターのみ」の場合は台紙+OPPで梱包してお届けします

●ポスター
あたたかみと風合いがあるしっかりした厚紙に印刷したポスター。
額縁の中でよれることもありません。
サイズ:約248*248mm
素材:アラベール紙200kg
印刷方法:オフセット印刷

●額縁
250角サイズ。作家本人がこだわって選びました。
受注生産により国内で製作されたシンプルでナチュラルな木製額。
サイズ:約265*265*厚25mm(外形)
素材:木、アクリル板、金具
専用箱・壁掛け用の専用ひも付

*採用する額縁の価格改正や供給状況等により、
額縁の仕様や価格が変更となる場合があります
*額縁の木枠部分は色合いや木目の個体差があります
*直射日光の当たる場所を避けて飾ってください


木製額縁について

この商品に採用した額縁は、アトリエ・フォークがこだわって選んだ受注生産品で、国内で丁寧に作っていただいています。そのため、数多くある額縁オンラインショップなどの一般販売では見かけることが少ない額縁だと思います。

シンプルでシャープな木枠が作品の雰囲気によく調和しており、茶色すぎず白すぎず、程良くナチュラルな木枠の色合いが和洋どんなテイストの家にも優しく馴染んでくれます。

額縁により作品の見え方は大きく変わってきます。アトリエ・フォークがYUYA作品に一番合うのではないかと吟味した額縁。額装済みのポスターをぜひお試しください。一枚額縁を持っていると季節やインテリアによってポスターを入れ替えて飾る楽しみも増えます。


各タイトル:6種類

●リースの中の鳥(切り絵作品)
葉っぱのリースの中に羽ばたく青い鳥。爽やかな色合いと愛らしい構図で人気が高い切り絵作品。2018年頃の切り絵作品を一部リメイク。

●柔らかな光(切り絵作品)
2017年の徳島の個展で発表し、この作品を使ったポストカードは常に人気があります。黄色とグレーの色合いが柔らかい空気をつくり出します。

●太陽(切り絵作品)
2022年の神戸の個展で発表した切り絵作品。葉っぱのような単純なカタチからできた微笑む太陽。部屋に飾ればいつも優しく見守ってくれるようです。

●BIRDS(ドローイング作品)
手描きのドローイングからデザインして作り上げた作品。思い思いに佇んたり羽ばたいたりする鳥たちが、仲良く共にいる幸せな空気を持つ作品です。

●たのしい場所(ドローイング作品)
2022年の神戸の個展で発表したこの作品は、自由に描く筆ドローイングの筆のタッチとたのしい表情が感じられ、部屋に飾れば柔らかい空気を作ってくれそうです。

●希望の鳥(ドローイング作品)
2022年の神戸の個展で発表したドローイング作品をポスター用にアレンジ。筆でシンプルに描いた大きく羽ばたく鳥は、明日へ向かう希望のイメージ。

「額装済み」は専用の紙箱でお届け、すぐに飾っていただけます。

木製額縁は壁掛け用の専用ひも付き。

市販のワイヤースタンドを使ったり、棚に立てかけて置いたりと手軽に飾れるサイズ。

企画・制作・販売:アトリエ・フォーク
作品制作+デザイン:YUYA(Atelier FOLK)


 

ワッフルガーゼのキッチンクロス発売

ワッフルガーゼのキッチンクロス
Waffle Gauze Cloth

2023年4月21日(金)10:00発売

切り絵作家YUYAのオリジナルデザイン、ワッフルガーゼ生地のリーズナブルな価格の愛らしいクロス。洗うほどにふんわりと手になじむ吸水性の良い綿100%のガーゼで丁寧に作りました。表面は格子状の模様の付いた表情あるワッフルガーゼ、裏面は通常のガーゼ生地。

<いろいろな用途に使えます>
●キッチンクロスとして、食器拭きや手拭きとして
●洗面所やトイレでの手拭きタオルとして
●外出時、持ち歩き用のハンカチとして

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デザイン2柄
●猫 (ネイビー)
●フクロウ(グレー)

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価格

1,100円(1,000円+税)

仕様

サイズ:約34cm×34cm
生地:おもてワッフルガーゼ、裏面ガーゼ
フック等にかけられるループ付き
綿100%・日本製
OPP袋入り
*色合いが写真と若干異なる場合があります

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お取扱のご注意

◎色落ちすることがありますので、白物と一緒に洗わないでください。
◎お洗濯後、若干の歪み・縮みが生じます。形を整えて陰干ししてください。
◎塩素系漂白剤・洗剤の使用はお避けください。生地を痛める原因となります。

それぞれ、シンプルに1色デザインの柄

「猫」はちょっとユーモラス?

「フクロウ」はドローイング作品を使いました

パッケージした状態

おもて面は格子模様のあるワッフルガーゼ、裏面は通常のガーゼ

企画・制作・販売:アトリエ・フォーク
デザイン:YUYA(Atelier FOLK)


 

ポストカードと一筆箋 新柄発売

ポストカードと一筆箋 2023年の新柄

ポストカードと一筆箋は多くの種類を販売していますが、2023年も新柄を作りました。今までの作品を加工してポストカードにしたり、新しくデザインして一筆箋にイラストを使ったり。あれこれある中から選ぶ楽しさを楽しんでもらえるよう、色合いや絵柄のバランスなど考えながら、毎年少しずつ新しい図案を考えて増やしています。

また、ポストカードの廃盤になった柄をまとめて50%OFFで販売しています。そちらもよろしければ覗いてみてください。

オンラインショップで発売中
https://atelierfolk.thebase.in

価格

ポストカード:165円(150円+税)
一筆箋(2サイズ):385円(350円+税)

仕様

●ポストカード
サイズ:100*148mm
オフセット印刷
アラベール紙

●一筆箋
同柄が20枚入り
サイズ1:100*148mm(はがきサイズ)
サイズ2:74*160mm(縦長サイズ)
オフセット印刷
上質紙

企画・制作・販売:アトリエ・フォーク
デザイン:YUYA(Atelier FOLK)


 

済生会横浜市東部病院広報誌
とーぶたいむ37号表紙イラスト

表紙画「三ツ池公園の桜」

横浜市鶴見区「済生会横浜市東部病院」の季刊広報誌「とーぶたいむ」。
第37号(春)が発行されました。
特集は「大切な骨粗鬆症の話。」

済生会横浜市東部病院
https://www.tobu.saiseikai.or.jp/

とーぶたいむ の情報ページ(画像クリックで各号オンライン閲覧可)
https://www.tobu.saiseikai.or.jp/issue_cat/issue01/

第37号オンライン閲覧ページ
https://www.tobu.saiseikai.or.jp/ebook/ndc31431642/HTML5/pc.html#/page/1

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●表紙画のことば

「三ツ池公園の桜」
作品と文:YUYA(2023年・切り絵)

暖かい日に家族でピクニック。
三ツ池公園で満開の桜の中を歩くと、
どこからかメジロの声も聞こえてくる。
いろいろ新しいことが始まる春は、
希望にあふれる季節。

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春号はこの病院近くの「三ツ池公園」の桜をモチーフにした切り絵。
暖かくなり外へ出たくなる季節。
淡く柔らかい桜のピンク色は春が来た明るい気分をくれます。
家族がお花見ピクニックを楽しむ様子を描きました。

ぼくの個展で音楽(BGM)を選曲してもらっている友人
吉本 宏さんの音楽コラム「優しい音楽が聴こえてくる」では
opus.8「春と情景と心の関係」を掲載。
(唱歌「朧月夜」が取り上げられています)

全体のアートディレクション+デザインを手がけているのは、
アーガイルデザインの宮良当明さん。 
今回も楽しいやりとりで制作できました。
ありがとうございました!

アーガイルデザイン https://argyledesign.co.jp
吉本 宏 https://www.instagram.com/monsieur_espresso/

「とーぶたいむ」ご覧いただければ嬉しいです。

表紙

裏表紙


 

HOUSING STAGE
暮らしのコラム記事掲載

(撮影:小島紗緒理)

住宅展示場についての情報サイトHOUSING STAGEのコラム〈今どきの住まい・暮らし〉で「大好きな物に囲まれて、住みながら仕事をする」というタイトルで、ぼくたちの家アトリエ・フォークを取り上げていただきました。

テーマとなっているのは「とっておきのおうち時間」。ぼくの場合、そもそも家が仕事場なので、時間も、空間も、プライベートも、全部明確に分けることは難しいのです。暮らしということと仕事、モノに対しての収納、プライベートと仕事をどう切り替えるか。そういうやりくりについて、どう考えているか改めて聞かれると「こう考えるからこうしていたのだな」ということも、なんとなくでも浮かび上がってくるような気がしました。いつも取材で自分の考え方を知るという…

この二人での写真は、ぼくたちの家の2階、なんと4畳半のリビングのソファで撮ってもらった写真です(4畳半って本当は多分リビングって呼べないよ)。珍しくリラックスしていて良い感じの写真だったので、撮影してくださったフォトグラファー・小島沙緒理さんに聞いていただいたら、ご快諾いただいたので使わせていただいています。執筆の石倉夏枝さん、撮影の小島紗緒理さん、楽しい取材をどうもありがとうございました!

何かの役に立つこともあるかも?お読みいただければ幸いです。

HOUSING STAGE
切り絵作家・YUYAさん
大好きな物に囲まれて、住みながら仕事をする
https://www.housingstage.jp/topics/topics-54526


2023-03-11 | Posted in blog, column コラム, information お知らせ, media メディア掲載Comments Closed 

 

PIE 100枚レターブック
春夏秋冬12カ月 イラスト5点掲載

PIE Internationalから2月22日に発売される
「100枚レターブック 春夏秋冬12カ月」。
1枚ずつ切り離して手紙を書いたり、
ラッピングなどにも使えるレターブック。
(裏面にはメッセージが書けるようになっています)
シリーズとしてさまざまなテーマで発売されてきたレターブック。

今回の「春夏秋冬12カ月」では、
作家20名が5点のイラストで参加、合計100点。
ぼくも今回お声がけいただきイラストを5点提供しました。
楽しんでいただければ幸いです。
書店やオンラインショップでご覧ください!

PIE Internationalのウェブサイト https://pie.co.jp/book/i/5741/

100枚レターブック特設サイト https://pie.co.jp/letterbook/

amazonでの販売はこちら

(以下、PIE Internationalのウェブサイトより引用)

季節を彩るかわいいモチーフ・パターン・イラストがいっぱい!
手紙・ラッピング・デコレーションなどに使用しやすい、季節や歳時記の絵柄を春夏秋冬に分けて、100種類収録しました。お正月・バレンタインデー・ひな祭り・桜・節分といった行事のイラストから、梅雨・花火・七夕・お月見・紅葉・クリスマスなど四季折々のかわいい紙がギュッとつまっています。巻頭にそれぞれの絵柄のタイトルと作家名の一覧付き。
*「100枚レターブック」は株式会社パイ インターナショナルの登録商標です

●収録イラストレーター(20名)
雨宮三起子(amelabo)/ ISHI miki / 大森 木綿子 / 奥原しんこ /
奥村ゆい / 小倉ショウコ / 神尾茉利 / 亀井英里 / キエピノコ / 小池高弘 /
小池ふみ / こいずみめい / こやまこいこ / すげさわ かよ / テンセン図案
坂内 拓 / 松尾ミユキ / mizutama / 安原ちひろ / YUYA

●書籍データ
Format:A5判
Size:148×210mm
Pages:216Pages(Full Color)
Binding:ソフトカバー

発行元 :PIE International
ISBN:978-4-7562-5741-3 C0070
編著:パイ インターナショナル

3月「Congraturations!」

5月「母の日」

6月「傘」

9月「中秋の名月」

2月「うぐいす」


 

東京タンバリン「時間よ止まれ」
演劇公演フライヤーデザイン

おもて面のデザイン

劇団・東京タンバリンの公演チラシのデザインを担当しました。
以前よりぼくの作品を見てくださっていたそうで、
劇作家の高井浩子さんと制作の永井秀樹さんが
夏に開催したぼくのアトリエ個展へいらしてくださり、
直々にご依頼くださったのでした。

おもて面はデザインとタイトルと劇団名だけにして
裏面に情報を全部まとめるという構成は、
もともと高井さんの以前からのお考え。
結果、とても潔いデザインになりました。
(ここまで潔い作り方、なかなか無いように思います)

だからこそ、おもて面のデザインは印象に残って
手に取ってもらうためにはとても重要です。
アートなチラシを意識しながら取っておきたくなるような
デザインを目指して制作しました。

おもて面のデザインはタイトル「時間よ止まれ」から数字を連想。
数字の鳥の姿をゴリゴリと鉛筆で描き、
そのラインを地色を敷いた上にレイアウトし、
テキスタイルデザインのように作りました。

黒い塗りつぶしを配置してアクセントにするとともに、
そこに文字を置いて目に入るよう強調しています。
裏面はすっきりと見やすいように情報整理してレイアウト。

高井さんと永井さんはこのデザインをとても気に入ってくださり、
ホッとしているところです。どんな公演になるのでしょうか。
2月が楽しみですね。

東京タンバリン「時間よ止まれ」

作・演出:高井浩子
日程:2023年2月22日〜28日(全9ステージ)
会場:下北沢 小劇場B1(北沢タウンホール地下1階)
*予約開始は2023年1月21日より
*チケット取り扱い・問い合わせは東京タンバリンまで
詳しくは下記劇団のウェブサイトをご覧ください

●東京タンバリン ウェブサイト
https://tokyotanbarin.com/

裏面のデザイン


 

パンと菓子 コナクジラ ロゴデザイン

昨年のお仕事の記録です。
愛知県豊橋市に昨年オープンした天然酵母パンやお菓子のお店「コナクジラ」。
粉物とクジラが好きなことから名付けたという店名。

旅が好きでいろいろな国のお菓子を焼きたいという店主の有村さん。
そのエピソードから、パンを運んで届けるクジラの姿をマークにしました。
架空のクジラのイメージです。

どっしりと記号的でありながら角を丸く柔らかく。
愛嬌ある架空のクジラ。
お互い気に入るまでスケッチを重ね、
楽しいデザインが生まれました。

パンと菓子 コナクジラ

住所:愛知県豊橋市若松町字若松953-20
*営業日と時間はインスタグラムでご確認ください
*駐車場2台あり
*店内2人入れる程の小さなお店

コナクジラ instagram
https://www.instagram.com/conakujira/

文字をコナクジラだけにしたり、絵だけにしたり
色々な使用に対応できるようにしています

コナクジラの有村さんから2021年のある日に
デザインご依頼のお声がけを頂いたのですが、
実はぼくのことを知ったきっかけは、
なかなか面白いエピソードでした。

ずいぶん以前のことですが、
ぼくたち夫婦も参加したd & department のワークショップで、
染色家・山内武志さんの工房で開催された型染体験だったそう。
その時にdのスタッフの方からぼくのことを聞き、
それ以来ぼくの作品をインスタグラム等で
見てくださっていたんだそうです。

こうしてずいぶん経ってから仕事に繋がるというのも、
出会いというのはやはり面白いものですね。
そして有村さんは先日のぼくの神戸での個展へ
新幹線でいらしてくださりお会いでき、
実際初めてお話もできうれしい時間でした。

ぼくも妻のパンづくりを度々見てきたので、
パン屋さんを女性一人でやるというのは、
とても大変なことなのだと大いに想像できます。
無理をせず長く楽しんで続けていただければ良いなあ、
と心から応援しています。

スケッチ段階のクジラの絵


 

謹賀新年2023

あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたします

2023年がスタートしました。
昨年はいろんなイラスト仕事やコラボレーション、
個展も開催でき充実した一年だったように思います。

今年は2回の個展開催を予定しているのに加え
アトリエ・フォークとしての新たな商品展開も進めつつ
一歩ずつ進んでいきたいと考えています。
変わらず応援いただけましたら幸いです。

新しい年のはじまり。
みなさまにとって良い一年となりますように!

2023年元旦
YUYA(ATELIER FOLK)


 

unity ガーゼハンカチのデザイン2柄

BIRDS’ WORDSが母体となり、作家とともにものづくりを展開するブランド【unity】から2022年の年末に発表された商品。手触りのよい綿100%のガーゼハンカチでデザインを担当しました(他の作家さんデザインのハンカチも発売されています)。鮮やかな色とおおらかに描かれた鳥や花が元気をくれて出かけるときに楽しい気分をプラスしてもらえるハンカチになれば良いなあと思いながら考えた図案です。

<unityガーゼハンカチ>
ふわりと柔らかなダブルガーゼの優しい生地を使ったハンカチ。
作家たちの個性豊かなイラストが日々の暮らしを楽しく彩ります。

切り絵作家YUYAの2柄
●birds(鳥)
●flower(花)

価格:1430円(1300円+tax)
サイズ: 約30センチ*30センチ
*少し小さめサイズのハンカチです
素材:綿100%
*写真のため実際の色と多少異なって見える場合があります

デザイン:YUYA
企画・制作:株式会社FLYWAY


 

unity 活版印刷ポスターデザイン 2種

これまた今更!なのですが、掲載もれでしたので載せておきます。2022年の春頃に発売された活版印刷(レタープレス)によるポスター商品2つ。その後、BIRDS’ WORDSが母体となり作家とともに ものづくりを展開するブランド【unity】から継続的に販売されています。

2つデザインを出すことが決まっていたので、まずたくさんの案を出し、その後代表の富岡さんとあれこれ相談し、この2つに絞られ、データ作成をしました。凹凸ある活版印刷。厚紙に発色の良い印刷がされているので、味わい深いポスターです。サイズは20センチ角の正方形。ちょっとしたコンパクトなスペースにも飾れる手軽なポスターです。

unity 活版印刷(レタープレス)ポスター2柄
●people 人々
●bird & flower 鳥と花

20センチ角の正方形サイズ
定価:額縁込みで5390円
(バーズワーズではポスターのみ2750円も販売)

活版印刷の凹凸があるようす、わかりますか?


 

unity 白磁フリーカップのデザイン

なぜかこのウェブサイトに載せていなかったようで、今更ながら掲載しておきます。

BIRDS’ WORDSが母体となり、作家とともに ものづくりを展開するブランド【unity】。少し遡りますが、2020年冬にバーズワーズで個展をした際にこのフリーカップのデザインをさせてもらい、個展期間に販売してもらったのですが、その後はunityから継続的に販売されている商品です。

鳥やフルーツ、葉っぱなどのモチーフでデザインしています。細い線まで再現される転写技術が持ち味のカップということで、普段よりも細い線で模様をつけた図案にしています。毎日の食卓が楽しくなるようなカップになればと描いた絵です。

YUYA CUP(2色展開)
2021年12月バーズワーズで開催したYUYA個展で販売の後、
unity商品として継続販売中
2400円+tax


 

ちょっきんきりえ展 in 神戸
「JAZZ」終了レポート

雰囲気ある美しいシュトックギャラリー

7年ぶりの神戸の元町、シュトックギャラリーでの個展が先日12月18日で終了しました。制作と準備、ずっと続いた時間。ああ終わった~!という余韻です。連日たくさんの方にお越しいただきありがとうございました!ここ何年かの個展のサイクルは、渋谷で春~夏あたりにやってから、関西で秋~冬にやることが多いですが、今年は渋谷をお休みしたので「JAZZ」を神戸でかたちにできて、本当によかったと思います。

連日たくさんの方にお越しいただきました

オーナーのデフカンパニー金子さんから、今度は神戸でどう?と声をかけて頂き、7年ぶりの神戸個展が実現できて嬉しい。神戸は出身の横浜にも雰囲気がどこか似てるからか?初めて行った時から馴染める感じがありました。自分は普段東京に住んでいますが、関西でも毎年ここまで皆さまに受け入れていただけることがとてもありがたくうれしく思います。在廊中にたくさんの皆さまに会えて、いろんな感想や反応や応援をいただきました。たくさんの方と一緒に写真を撮ったり、サインを書いたり、いろんなやりとりが全部楽しかったです。みなさまありがとうございました!

真っ白なギャラリー中での切り絵

神戸の作品や展示について少し書きたいと思います。今年は、ここ何年かの制限された生活だからどういうテーマとかではなく、自分が自然にやりたいと思うテーマで個展をやろうと思っていました。少し前から、切り絵に加えてドローイング作品を始めたこと、普段から常に自分が好きだなあと思う偉大なる画家の作品たち。自然と素直にマティスの切り絵「JAZZ」が頭に浮かび、タイトルにもらいました。自由に、楽しく、音楽的、即興、スピード、リズム、対比、美しさ…自分の作品においてのいろんなイメージに繋がりました。

今回のドローイング作品

高校生の頃どこかで見つけて壁に貼ったマティスの青い女性のシルエットの切り絵。当時どういう画家なのかもよく知らずに見ていたけれど、それがJAZZという名が付いた切り絵のひとつだと知ったのはずいぶん後のこと。あの頃マティスの切り絵をみて純粋に「ああきれいだな」と思ったことは自分がいま切り絵をしていること、どういう切り絵をしたいかということにも、たぶんかなり影響しているように思います。そう、自分の好きなものが蓄積されて、作品は生まれるのだとも思っています。自分以外の人から作品はどう見えるか?ということも、作品の中に、自分が好きなものが見え隠れすることからくるものだとも思ったり。これをやってみたい!という気持ちを素直に捉えて、絵に向かいたいと思う今回の個展でした。

今回の作品たち

今回の切り絵やドローイングは、この先、自分の絵をどうしていこうかなと考えるきっかけや始まりにもなったように感じており、自分自身がさらに好きだと思える絵を生み出すために試した第一歩のようにも感じます。それは大変ながらも、とても楽しい時間でありました。

各種プロダクトも大好評

作品だけでなく今回も商品アイテムをあれこれ販売しました。神戸の個展のために作った壁掛けカレンダーは100冊が完売!作品集ZINEも持っていった40冊が完売。新たにコラボで生まれたブランケットや靴下(bpbp)、ガーゼのハンカチ(BIRDS’ WORD母体のunity)もたくさん手にとっていただき感謝いたします。

個展の制作は、受注イラストの仕事とは違い、ほとんど自由。こんなに楽しい仕事はないと思う。それを皆さんが見てくださり、楽しんでもらえて、さらに購入してくだされば収入になる。こんなにありがたいことはないなあと思います。もちろんそのぶん制作は大変なのですが…!余談ですが、最終的に(おじいちゃんになる頃は)作品だけをつくって暮らしていきたいなあーなんていう、ぼくには緩やかな目標があります。

一方で、自分にとって個展は、やることに意義…とかではなく、今は完全に仕事だと思っています。今回の神戸の個展では9割の原画が売約となり、神戸個展のために作った壁掛けカレンダー100冊も完売!40冊用意した作品集ZINEも完売、それ以外のプロダクトも本当にたくさんご購入いただき感謝いたします。個展を一緒に作り上げてくださる会場やお店のためにも、同時に自分のためにも、売上を出すことは重要なことだと思います。それを少しでも伸ばしていくにはどう工夫したら良いかを考えながら、自分の作風やそれに合う方法を探しつつ、原画も商品も少しずつ新しいトライをしたいと思います。

もっと踏み込んで話せば、何回かやってみて受け入れられなかった(=売れなかった)作風の原画や商品は、素直にそれを受け止め、変えていかなければならないと思います。
それは、来場くださるみなさまの好みに合わせるということだけでもない。自分の作風や表現と要望との接点を探って、喜ばれつつ、自分も好きで納得がいくものを組み立てる感じというか…どちらにしても、なかなか難しく奥が深いといつも感じます。


窓に描いた絵の影が床に映る

12月9日の設営日は金子さんとサクサク準備。窓に絵を描いてくれない?と言われ、その場で決めて描きました。なかなか楽しいドローイングでした。こちらに描いている様子の動画があります。よろしければ。
動画リンク https://www.instagram.com/p/Cl8Ps3_rr8Z/

1階エントランスの窓の絵

ついでに?一階のエントランスの窓にも絵を描きました。窓にこんなに絵を描くことになるとは!思わなかったですが楽しかったです。夜でしたがエントランスの絵はこちらの動画。
動画リンク https://www.instagram.com/p/CmMGM3IJxmc/

デフカンパニーの金子さんと(上)
そしてスタッフの皆さんと(下)

二日間の在廊中たくさん過ぎるお客さまにお会いできてシュトックギャラリーでの楽しい時間はあっという間に過ぎました。このギャラリーをはじめハオスやダンタンなど数々のお店を運営するデフカンパニーの金子さんは、こうした企画展にかかわらず、いろんな面からぼくたちのことをいつも気にかけ支えて下さっている人。改めてありがとうございます。今回もとても楽しかったです!そして、あれこれ気を使ってくださり常に優しくご対応くださったデフ・カンパニーのスタッフの皆さん。普段お店に立たれない皆さんとのことですがとても安心で心強かったです。本当にありがとうございました。

音楽選曲の吉本 宏さんと

会場の音楽はおなじみ吉本さんの選曲。今回の「JAZZ」のための曲セレクト、軽やかでとても気に入っています。作品にも空間にもぴったりでした。今回もありがとうございました!世田谷でやったぼくの初個展に吉本さんがやってきて出会い早15年。そのあと金子さんに出会えていま個展を一緒にやっている。人の出会いは不思議だなあと思う。今回は妻もいっしょに関西へ行き、滋賀の実家にも寄れてよかった。さいごに吉本さんが撮ってくれた二人での後ろ姿の写真を。ありがとう神戸の楽しい時間。

吉本さんが撮ってくれたぼくたちの後ろ姿

来年はどういう個展になるのかなあーとぼんやり考え始めています。もっともっと楽しんで制作したい。みなさま神戸の個展を楽しんでいただき、また写真を見て遠くからも応援していただき、本当にありがとうございました!

THANK YOUカードを描くようす

原画をお迎えくださった方のために個展の後にはいつもサンキューカードを描き、原画に添えてお渡ししています。展示作品の9割、40枚超え!のたくさんの原画が旅立ちました。心から感謝いたします!
動画リンク https://www.instagram.com/p/CmXZotXBBsS/

たくさんの応援ありがとうございました

在廊終了の夜、元町で食べた洋食


2022-12-29 | Posted in blog, column コラム, exhibitions 個展, information お知らせComments Closed 

 

みちのく応援団
チャリティーカレンダーイラスト

東日本大地震復興支援プロジェクト
「チャリティーフォトカレンダー」のイラストとして
切り絵とドローイング作品を使っていただきました。
ハガキサイズよりもひと回り大きいサイズのカレンダー。
紙製の組み立て式のスタンドも付いています。

大伸社デザイン部門のご担当のかたとご相談し、
今年ぼくがアトリエ・フォークから出したカレンダーの絵と
被らないようにという希望も汲んでくださり、
過去の作品を見て色々と選んでくださいました。
なかなか通好みの感じの作品もあり面白く、
かわいいカレンダーになっていると思います。
このカレンダーは下記の説明にもある通り販売商品ではなく、
配布用のノベルティカレンダーです。

みちのく応援団チャリティーフォトカレンダー

サイズ:たて178mm*横125mm
カード式・組み立て式紙製スタンド付配布用ノベルティ

クリエイティブディレクション:一色俊慶(大伸社コミュニケーションデザイン)
アートディレクション・デザイン:川島圭治(大伸社コミュニケーションデザイン)
イラストレーション:YUYA
印刷・製本:ライブアートブックス
発行:みちのく応援団


みちのく応援団とチャリティーフォトカレンダーについて
(みちのく応援団のサイトより抜粋)

みちのく応援団は、企業のマーケティング活動を
支援する大伸社グループの有志社員と
活動主旨に賛同してくださった企業様、
写真家などのクリエーターたちが2011年より
カレンダーの制作を通じそのカレンダーと収益金を
東日本大震災で親を失くした子ども達に
お届けすることを目的に活動しています。

2022年度以降の活動に関しましては、
公益財団法人みちのく未来基金様から、
これまでの寄付金で今後の学資基金の
目処がついたとの連絡をいただけましたので、
今後は寄付目的の販売は行わず、
子どもたちや支援団体との交流や被災地の情報発信など
していきたいと考えております。


みちのく応援団ウェブサイト
https://www.daishinsha.co.jp/charity/index.html


 

壁掛カレンダーA4サイズ
神戸個展で販売

表紙は神戸の個展DMに使った作品「海の鳥」

毎年制作するカード式A5サイズ
「ちょっきんきりえ12か月」を発売したのは10月。
(アトリエフォークの通販だけでも320冊超!
たくさんのご購入誠にありがとうございました)
あとは取扱店さま販売分だけとなり
アトリエの在庫無くなりなりました。

すでに持っている方も楽しめるような限定品を
何か個展で販売したいなあーと思ったのです。
そこで、今までやったことがなかったA4サイズの
壁掛けカレンダーを自分でデザインして新たに制作。

A5カード式とは全部違う作品を使っています。
今回の神戸個展「JAZZ」の限定商品なので、
表紙には個展DMはがきに使った作品を使用。
1〜12月に使った切り絵は過去作品からベスト盤的な選択で。
カレンダーには使ったことがない作品も6枚あります。

A5サイズのカレンダーとは別な場所に、
ぜひこちらもどうぞ飾っていただければ幸いです。
クリスマスプレゼントにもぜひ!
神戸の個展お待ちしております。

壁掛けカレンダーA4サイズ
YUYA hanging calendar 2023

*12/10〜18の神戸個展会場で限定販売(100冊)

サイズ:210*297mm・ハンガー付
定価:1760円(1600円+tax)

神戸の個展について詳細はこちら。
12/10-12/18神戸元町シュトック・ギャラリーにて開催
http://chokkin-kirie.com/2022/11/08/chokkin_kobe2022_info/

企画・制作・販売:アトリエ・フォーク
作品・カレンダーデザイン:YUYA


 

四宮敏章著「また、あちらで会いましょう」
装画

四宮敏章氏の書籍「また、あちらで会いましょう」の装画に切り絵「白い鳥が飛ぶ」を使っていただきました。この切り絵作品は2017年の徳島の個展で展示したもので、この作品がぴったりだとデザイナーの石間淳さんがご希望くださったとのこと。

この時期の作品を今見ると、また今の考え方とは違っているようにも感じられ、この素朴でまっすぐの強さも、気に入ってくださった理由の1つだそうです。どこでどう取り上げてもらえるかわからないものだなあと思いながら、選んでいただきうれしく思いました。もう原画は手元にはありませんが、保存していた画像を探し出し、色調整してお渡ししたのでした。

四宮敏章「また、あちらで会いましょう」

かんき出版
https://kanki-pub.co.jp/pub/book/details/9784761276416
2022年12月7日発売

装丁:石間淳
挿画:YUYA(Atelier FOLK)
DTP:野中賢・安田浩也(システムタンク)
編集協力:山田真由美

書籍について(かんき出版のウェブサイトより引用)

人生最期の1週間がどんなふうに過ぎていくか知っていますか?
奈良県立医科大学の緩和ケア医が発信する、
YouTubeチャンネル「ドクタートッシュ 緩和ケアの本流」
で亡くなる前の1週間のプロセスを解説した動画を投稿したところ、多くの反響が寄せられています。
人が死に対する恐怖心を抱くのはその実情を知らないからではないか、死を知ることから生きることを前向きに考えられるようになるのではないかと感じたという著者。
最期まで自分らしく生きるために、身近な人の死を受容して生きていくために、
不安の正体を因数分解しながら、前向きに人生を歩んでいくための言葉を1冊にまとめました。

著者について
◉奈良県立医科大学附属病院教授、緩和ケアセンターセンター長。医学博士。
京都大学農学部卒業後、製菓メーカー、製薬会社に勤務。その後、岡山大学医学部を卒業。心療内科医になる。
◉奈良県で初めてのホスピスを立ち上げる。ホスピスで終末期医療に携わり、3000人以上の看取りを経験する。その後、奈良県立医科大学緩和ケアセンター長として、早期からの緩和ケアに携わり、遺族ケアも積極的に行う。現在、緩和ケアを多くの方々に広めるため、YouTubeや noteで発信を行っている。

YouTube : 「ドクタートッシュ 緩和ケアの本流」
note : https://note.com/mainstream_tosh


 

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