スイスの出版社Diogenes
ペーパーバックの表紙イラスト

ちょっと珍しい仕事だったのですが
スイスの出版社ディオゲネスのペーパーバックの表紙に
ぼくの作品が使われました。

実は…ある日、Hello!という感じの電話がかかって来て、
何かの間違い電話かと思って切ってしまったことがありました。
そのあと、何日かしたら出版社からメールが届き。
もしかしてあの電話は出版社からだった?とその時に気づきました。
(ごめんなさい!)

そして出版社の方の知り合いで
日本語をできる方が間に入ってくださりメールのやり取りをして、
そのうちにぼくも英語で書くと直接のやり取りになり、
契約を交わし、絵の画像の色調整をしてデータをお送りしました。

使われたこのニワトリの絵はずいぶん前の作品「IDEAS」。
アイデアをいろいろ隠し持っているニワトリという
イメージの作品だったかと思います。

この画像をどこかで見つけてくださり、
昔ぼくが書いていた古いブログも見てくださったようです。
(ネット上の画像から辿り着いたのかと。)

これは、モデルの雅子さんに参加してもらい
雅子さんのエッセイとコラボレーションした
映画テーマの2010年の個展「映画の影響」の中の作品でした。
(雅子さん、どこかで見ているかな?)

過去の作品はほとんど画像にしてデータ保存してあるのですが、
このようなこともあるので、データとして残しておくことは
とても大事だなあと改めて感じたのでした。

スイスといえば。タイポグラフィーのデザイナー、
ヨーゼフ・ミュラー・ブロックマンの国だなあと思うと
余計にうれしい出来事でした。


著者:フリードリヒ・デュレンマット
著作のタイトル:Romulus der Große / Romulus the Great
2020年12月出版
出版社:Diogenes(ディオゲネス)
https://www.diogenes.ch/leser.html

 

 


YUYA(Atelier FOLK)とクレジットも入っています

 

 


今見るとなんだか懐かしい2010年の絵

 


原画は結構大きく、A3サイズ
上に「IDEAS」の文字を切り絵で入れていました

 

 


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