作品「鹿とフクロウ」

鹿とフクロウ

絵の中では鹿もふくろうも仲良し。鹿はぼくの中では秋から冬のイメージがあり、この作品はどこかクリスマスの雰囲気を持った楽しい絵になった。ベースに濃い色がある場合、モチーフを白抜きにして絵を考えることが多い。それにより色数を少なくでき、より印象的でグラフィカルな絵になるように自分は考えている。1960年代のデパートの包装紙や海外のデザインが印象的なのも、色の使い方によるのではないかとぼくは思う。(20センチ角・切り絵)


上部のカテゴリー〈works → paper-cutout〉に入ると切り絵作品だけ集めた表示ができます。

おおらかな形で自由に。この頃は「民芸品からの空気感を作品に表したい」と思いながら作品にしていたように思います。そう、個展のタイトルも「民芸品と暮らす日々」。

もう少しわかりやすく言うと、民芸品を見てそれをなぞるのではなく、民芸品から空気感だけをもらって、自分の心地良いカタチを作るという感じです。その中で自分がもともと持ってるミッドセンチュリーのモダンな感じや、北欧デザインが好きなことなど、感覚が混ざり合って作品が生まれることが、自分の持ち味であり楽しさなのかなと思っています。

これも2年以上前の作品かと思います。今見ると、ちょっと懐かしいくらい。赤×緑ではないながらも、どこかクリスマス風の色合いがなかなか目を引いたのでしょうか。2016年、秋の神戸の後にお世話になった大阪「ミズタマ舎」さんでのミニ個展で、選んでくださった方のもとへ行きました。なかなか愛嬌ある作品だったので自分でも気に入っていました。選んでいただきどうもありがとうございます。

 

このウェブサイトはminimal wpのテンプレートを使用しています。


 

 


関連記事