久しぶりに聴くレコードの音
中野のアトリエへ引っ越すときに、
調子が悪くなった古いレコードプレーヤーを処分して2年が経つ。
音楽は日々聴いていたけれど、やはりレコードが聴きたいなあと思って妻に話したところ、
「あなたにとって音楽はとても大事なものでしょ?買っていいよ。」と言ってくれた。
そして昨日レコードプレーヤーが届いたところ。
レコードプレーヤー(最近の言い方はターンテーブル?)には、
割とチープで簡単なものから何十万するものまであるけれど、
針を支えるアームが太くて大きいタイプ(何て言うのか分からない)の中で、
一番安いレベルのものにした。
仕事場のステレオコーナーにはアンプとCDデッキがもともとあったので、
そこにレコードプレーヤーをセットしてみたところ、
CDデッキの奥行きが浅くてレコードプレーヤーがうまく乗らない。
でも、台のスペースがギリギリなので3段重ねで置かなければならない。
そこで順番を入れ替えることにした。
近くの「島忠」で得意のラワン合板を買ってきて
奥行きを大きくしたコの字型の簡単な台をDIY、
その中にCDデッキを入れて一番下に置いた。
その上にアンプ、一番上にレコードプレーヤーを置いたら収まった。
でも、レコードプレーヤーのふたを開けたとき、
上にある造り付けの棚にぶつかって全部開かないことが判明。
仕方がないのでここは諦めて使うことにした。
いつも「すべてギリギリなんとか収まる」この小さな家にまた苦笑い。
早速、ジョアン・ジルベルトのレコードを聴いてみる。
最近とても忙しく毎日が過ぎて、気持ちの余裕がなくなっていたけれど、
「ホーザ・モレーナ」のジョアンのギターと澄んだ口笛の柔らかい音に、
一瞬でとても幸せな気分になった。