徳島 遠近 をちこち個展 終了しました!

徳島の遠近(をちこち)での個展が昨日12月19日で終了しました。
お越しくださった皆さま、誠にありがとうございます。また、投稿を見てくださった方、いつも応援していただきありがとうございます。

遠近の店主、東尾さんとはもともとSNSで共通の友人を通じて知り合いました。
そして、数年前にぼくたちが四国(香川・徳島)を旅行する際に、以前されていたお店「東雲」「レテンカ」へ寄らせてくださいとお伝えすると、周りを案内させてくださいと言ってくださり、お店を閉めてまで!初めて会ったぼくたちのために案内していただき、お二人で歓迎してくださったのでした。その時に四国大学の藍染の有内先生のところで藍染体験までさせてもらいとても楽しい時間を過ごしたのでした。その時の淡いブルーの無地の手ぬぐいは大事にとってあります。その後も神戸のぼくの個展にいらしていただいたり、今年アトリエに移ったわが家に寄ってくださったり仲良くさせてもらっていました。

実は個展へのお誘いは何年か前からいただいていて今回やっと!実現できました。お店へ行くと分かりますが、東尾さんは相当なこだわり屋さん。その東尾さん夫妻が作った素敵な空間の新しいお店で個展ができて、本当にうれしく思っています。設営からお任せしてしまったのですが、1日目の在廊日にお店に初めて入り、展示を見た時の感動は忘れません。

 

徳島は藍染で知られる地。
藍染の和紙を貼り重ねて作られたこの「indigo wallインディゴウォール」は、お店を象徴する壁。今回そこに展示をしていただきました。個展の前から、この壁に飾っていただくということは決まっていたので、なんとなくそれを頭に置いて色合いも考えながら、新しい作品を作っていきました。インディゴウォールは、実際に見ると和紙の藍色の濃さや表情も1枚1枚微妙に違っていて、とても表情のある壁でした。和紙を染めること、貼ることも試行錯誤しながら東尾さんがご自分でされたそうです。本当にすごい。

 


(上の2枚の写真:遠近の東尾さん撮影、送っていただきました)
お客さんが入ってくるお店の入口はインディゴウォールの裏側にあり、独立した壁。いろんな箇所に見られる建築的なこだわりがとても素敵なお店でです。この建物は鉄骨造で、真ん中にあるH鋼の柱も象徴的。

 

個展の案内状にも使った作品「藍色の中で」は、ここに飾られることを特に意識してできた作品。藍色の断片の中に赤い鳥がいます。こうして飾られると、なんだかとてもしっくり。この作品は在廊できなかった個展初日に一番に売約済みになったそうです。

 

今回この個展に向けて新しく作った作品は、今までになかったような柔らかい色合いの明るいものも多くできました。この黄色とグレーの作品「柔らかな光」は一番人気で、問い合わせもいろいろいただきました。

 

個展では手ぬぐいやポストカード類、タオルハンカチなどデザイングッズもいろいろ販売させていただきました。手持ち分をすべて持っていったdieciさんと作った切り絵カレンダーは、早々にに売切れとなりました。ありがとうございます。

 

新しい手ぬぐい「白い鳥」(左から2つ目)も販売。手ぬぐいは、どれにするか迷ってる方が多かったように思います。いろいろ手にとっていただきうれしいです。

 

在廊中の二日間、本当にたくさんの方にお会いできてお話もでき、とても楽しい時間となりました。徳島の方はもちろん、香川や高知、淡路島、岡山からもいらしていただきました。お越しいただき本当にありがとうございました。

 

会期中、アトリエ・フォークのフード部門・妻のスパロウ圭子(食のアトリエ・スパロウ主宰)の「食のイベント」も開催しました。

在廊一日目の土曜日には、パン作りワークショップも開催。イベントに広がりが出てとてもよかったと思っています。今回作ったのは「フライパンで作る鳴門金時パン」。満席御礼、みなさまとても楽しんでいただいた様子でした。

 

フライパンで焼きあがった鳴門金時パン。ちょっと懐かしい雰囲気のある美味しいパンです(ちょっと和菓子のようなまんじゅうを思い出すような・・)。少し味見させてもらいましたが、ふわふわでもっちり美味しく焼けていました。うまくいってよかった。

 

個展では、スパロウジャムも販売しました。ありがたいことに、在廊中にもジャムはどんどん無くなっていきました。ジャムの後ろに写っているのは、以前ぼくがデザインさせていただき東尾さんと一緒に作った「東雲ブレンド」のコーヒーラベルです。ジャムと一緒に販売されました。

 



二日目のスパロウのフード部門は、ケーキ販売。「和三盆パウンドケーキ」と「柚子ブラウニー」。徳島の特産を使ったメニューをスパロウが考えて手作りしたケーキは大好評で、発売後昼過ぎには完売となりました。ありがとうございます!看板はぼくが描きました。喫茶をちこちもオープン、コーヒーとともに皆さん楽しんでおられました。圭子はお店の智子さんともとても仲良くなって、一緒にイベントをするのがとても楽しかったようです。

 



作品はたくさん旅立っていきました。すべて新作で用意したスタンド付きの小作品もとても人気でした。ちょっと飾るにはちょうど良いサイズなのかも知れませんね。

 

お店の入口には、四国の民芸地図。とても素敵です。その隣に、以前神戸の個展で東尾さんが選んでくださった作品「徳島の海」が飾られていて、とてもうれしかったです。

 

美味しいコーヒーを何度もいただきました。カップもお盆もすべてが素敵です。都会的に「カッコよく整っている」だけではないもっと本質的な心地よさ。モノ選びの感覚や民藝のこと、デザインのこと・・・東尾さんとはいつもいろんな話ができて楽しい。そもそも、どこかで自分とも通じる感覚があるように思っています。今回個展をしたことでお店にも初めて伺えて、東尾さんのこだわりがいろいろ見られたこともとても面白かったです。
お二人が作った素敵なお店は、ぼくたちにとってとても居心地の良い場所でした。

 

東尾厚志さんと智子さん。
力いっぱい歓迎してくださったお二人のおかげで、在廊時もとても楽しい時間でした。
日曜市に一緒に行けたのも最高です。
大変お世話になりました。これからも仲良くしてください。
またぜひ個展やイベントがいつかできますように。
どうもありがとうございました!!

 

 



 

◉そして、オマケ情報

個展は終了していますが、好評だったとのことで・・・
年末年始にお客さまも多いということで、引き続き、年明けまで作品を飾っていただくことになりました。ありがとうございます!
(いつまで展示されているかなど、詳しくは遠近さんへお問い合わせください)
作品の点数はだいぶ減っていますが、1/9まで開催中の「ヤノフ村の織物展」とともにお楽しみいただけましたら幸いです!

ヤノフ村の織物展 〜1/9(火)まで開催中!
詳しくはこちらを
https://www.instagram.com/p/Bc86BI1BLWo/?taken-by=ochicochi_info

 

 

 


2017-12-22 | Posted in blog, column コラム, exhibitions 個展, information お知らせComments Closed 

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