作品「山が見える暮らし」

 

山が見える暮らし

以前暮らしたマンション5階の部屋からは、
天気が良いとベランダから遠くの山々が見えた。
冬には雪に覆われる山の姿に季節の変化も楽しめた。
北欧から日本へ戻って工房を営む友人夫婦が、
北欧の森に似ているから今住んでいる場所を
選んだという文章を読み、なんとも素敵な人たちだと思った。
ほどほどの街が好きなぼくたちは、
もしもまたどこかに移り住むことがあれば、
山や森の中に住むというよりは「山や森が見える家」が良いかな。

(20センチ角・切り絵・2017年)

 


 

この作品は2017年の渋谷の個展で展示して、
同年の冬に徳島の個展でも展示した。
のちに販売用のポストカードにもした。

案外「風景を絵にする」ことは少ない気がしていて、
自分の中では新鮮だった作品。

 


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