作品「塔と動物」

 

塔と動物

サンタフェのフォークアート・ミュージアムで、
タワーのように動物や人の土人形が積み重なった
愛らしいメキシコの民芸品を見たとき、
トーテムポールという言葉を久しぶりに思い出した。
繊細さと大らかさを持ち合わせた愛らしい佇まい。
頭の部分には、それぞれに明るいパステル調の
違った色が塗られているのが楽しい。
眺めてると自然に笑顔になってしまうような、
どこか陽気で人を和ませる南米の民芸品が持つ空気感が好きだ。

(2017年・20センチ正方形・切り絵)

 


 

これは、2017年の東京の個展で展示した作品。
アトリエをオープンする年に行ったサンタフェ旅行は、
とても印象深いものだった。
フォークアートミュージアムでは何時間も過ごし、
世界の民芸品を直に感じた。
この作品は、個展へいつもいらしてくださるご夫婦の元へ。
その後、販売用のポストカードにもした。

 


2019-06-02 | Posted in blog, paper-cutout 切り絵, personal works 個人作品, works 作品集Comments Closed 

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