何かの影響でできる

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午前中に、妻と珍しく中野周辺の新井薬師近くまで散歩した。アトリエからは、中野駅へ向かうのではなく早稲田通りの方向へ、北へ向かう。骨董市には何度か行ったけれど、きょうは何もやっていないので人は少ない。周辺には古いせんべい屋があったり、好きなベーカリーがあったりしてなかなか和む好きな街並み。二人で気に入っている「風見鶏」というベーカリーでパンを買って帰った。

帰ってからは、今やっている沖縄の仕事の続きで、次なるアイテムのデザインを考えた。まだまとまらないけれど、今回いろいろ作ることになるので、バランスも考えながら、どういうタイプのものを作って揃えるかというところから考えてから作っていく必要がある。

作品は、いつもその時その時の気分や空気が本当に反映されるなあと思う。その時に影響を受けているものや、その時に自分の中で印象的だったことやモノや形や色。そういうものが出てくるように思う。それは本で見た何かの色合いだったり、民芸品のカタチだったり、道を歩いていて見かけた何かのデザインだったり、植物だったりさまざまだ。何かを見て何かを感じるから、それとはまた違う何かが生まれて作品ができる。そう、すべては何かの影響でできているのだから。

写真は、サンタフェの割とリーズナブル土産物屋さんで売られていたカチナ人形。もっとリアル風味のものもあるけれど、ぼくはこれくらいのサジ加減のデザインのものが好き。


2016-11-27 | Posted in blog, column コラム, mingei 民芸と手仕事Comments Closed 

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