中野のような棚

自分たちにとって全く馴染みのなかった中野。この街にやってきてから5ヶ月くらいが経った。毎日家で仕事をしていることが多いけれど、今日は妻のパン教室もあってお客さまもいたので、天気が良かったから久しぶりに外へ昼ごはんを食べに出た。家から中野駅、東中野駅とも歩いて10分ほど。いつもどっちに行くか迷うが、今日は中野へ行くことにした。

中野駅の周辺は、とにかく人が多いので最初はびっくりしたけれど、本当になんでも揃う感じの街で、6月までいた駒沢よりも随分都会だなあと思う。外国人も多くて、さまざまなタイプの人がいる街という感じ。とにかく、いつもなんで?というくらい駅前は賑わっている。半年近く中野に住んで馴染んできたというよりは、まだなんだか知り合いが住んでる街へ遊びに来ているような感じもするけれど、少しずつぼくは中野を気に入りはじめている。蕎麦屋さんでカレーライスを食べたあと、ディスクユニオンでCDを見て(中野店はブラジル音楽が少なく残念、何も買わず)、ブロードウェイの4階の芸術系中心の古本屋さんを少し覗いて(何も買わず)、商店街の入口に売られてた大判焼きを1つ買って食べながら、来たときと違う道で帰った。そのあと夕方まで演劇のフライヤーデザインの仕事をした。

そういえば先日、中野経済新聞の方が取材にいらしてくださり、ウェブサイトに12月3日のオープンアトリエの告知を載せていただいた。取材のお話がひととおり済んで、最後に3階の民芸部屋をご案内して世界の民芸品を見ていただいたら、色々な国や色々なカタチのものがミックスして置いてあるところを指差して「ここらへん、ミックス具合が何だか中野みたいですね」とおっしゃっていた。写真はサンタフェの「フォークアートミュージアム」ジラードの民芸品コレクションから、メキシコ「生命の木」。


2016-11-26 | Posted in blog, column コラム, mingei 民芸と手仕事Comments Closed 

関連記事