豊永盛人さんがやってきた

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豊永盛人さんは琉球張り子の大人気の作家さんです。作品はいつも見ているだけで楽しく、ちょっと力が抜ける感じがたまらないですね。

豊永さんの張り子、我が家にもいくつかあって飾っていたのですが、先日沖縄へ行った際に豊永さんの工房に少しおじゃましました。その時にご本人に初めてお会いできたのですが、今回東京のトライギャラリーで個展「帰ってきた浦島太郎展」をされていたのでこれは!と伺いました。

張り子は伝統的なモチーフから作品性が高いものまで、色々な種類がありとても楽しいです。ほかにもガラス絵や手ぬぐいやかるたなどのグッズまで、もりだくさん。今回ぼくたちは↓この天使のお面が気に入り、いただきました。張り子も、もちろんいくつか選ばせていただき・・・

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右が天使のお面です。仕事場に飾ったところ。左は以前からわが家にいるネパールの木彫りのお面。どちらも優しい表情がとても好きなのです。ぼくはこの天使、メキシコなど南米のカラッとした愛らしさをとても感じ、仕事場に楽しい空気をくれそうで、そばに置いておきたいなと思いました。

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個展会場では、豊永さんが似顔絵を描いてくれます(リクエストすれば似顔絵以外でも)。ぼくは「ハサミを持った似顔絵」をリクエスト。豊永さんが描いている間、ぼくも実際にハサミでちょきっとしました✂︎

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描いていただいた似顔絵。ぼくがサクッと切り抜いたリンゴをバックに入れて描いてくださるというサービス!家に持って帰ってからあらためてもう一度見ると、見るほどに似てるなあーとまた驚きました。眼で見たものをここまで表せることって羨ましいし、なんとも凄いこと。

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そしてさらに。個展の会場でお会いしたときに、ぼくたちのアトリエへ行ってみたいと言ってくださり、個展が終わった翌日、豊永さんがわが家に遊びに来てくれました。民芸品を眺めながら、あれやこれやいろんなお話をしたり、三人でお茶を飲んだり。とても楽しい時間を過ごしました。どこをとっても楽しいアーティストな豊永さん、この写真のお猿のテクテク(勝手にぼくたちが名付けた)が気に入った様子。

考え方も表現も、タイプが違う自分から見ると新鮮で楽しい驚きばかり。ゆっくりお話しができて、ぼくたちもとてもうれしかったし楽しかったです。次回は個展の時に実演されるという「人形劇」をぜひ見に行きたいです。全身で表現している豊永さんに会えて、ぼくも一歩一歩焦らずにがんばっていこうとあらためて思ったところです。


2016-11-06 | Posted in blog, column コラム, mingei 民芸と手仕事Comments Closed 

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