アトリエ竣工写真の撮影

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アトリエ・フォークは中古の家をリノベーションしてもらい作りましたが、ここで生活して3ヶ月が経ちました。少し馴染んできた今、リノベーションの竣工写真の撮影が11/2にありました。写っているのは友人の建築家の江口智行くん(左)とカメラマンの石田篤さん(右)です。施工はルーヴィス(担当:荒井良太さん)でした。

思えば、昨年の秋この物件を見つけて、程なく友人の江口くんに相談して設計が始まり、半年ほどの長い期間の工事があり、夏の暑い時期に引っ越し、その後は延々とした片付けや棚づくり。やっと少し落ち着いて、こうして撮影会まで来たと思うと時間が経つのは早くこの一年はいろいろあったなあと振り返っています。

もともと、物件は非常にコンパクト(いい意味で「小さな家」と言いたい)な在来構法の日本の木造の家だったので、ぼくたちの好みの感じにはしやすかったのかも知れません。例えば、1階のお店部分も2階の仕事場も、天井を剥がしたら良い感じの色をした梁が出て来たので、天井を貼らずにそのまま梁を見せる形にしてもらいました。もともとピカピカの新築マンションなどが好みではないのと、古い民芸品や古道具が好きなぼくたちの好みにも合う居心地の良い部屋になる気がしたからです。結果、天井も高くとても良い雰囲気を持った和める部屋になりました。

だいたいこういう風にしたいとぼくが話して図を書いて、江口くんが全体を設計してくれました。床材や入口の鉄扉、ドアの取っ手やスイッチなどのセレクトは建築家の江口くんの洗練されたセンス、かつ、ぼくたちの希望や好みをよくわかってくれているデザイン。とくに入口の鉄扉は、その1つだけで「お店なんだ」と表している優れものでした。作り付けの棚やアトリエに置いたテーブルは、静岡で家具制作されている一木一木の佐藤洋一さんによる本当に丁寧で良い表情を持った仕事です。またあらためて、竣工写真が載せられるようなら載せたいと思います。

それから、12月より月の初めの週末に一日「オープンアトリエ」として二人でお店を開きます。そのお知らせは、近々またしますね。


2016-11-05 | Posted in blog, column コラムComments Closed 

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