笹子さんと吉田さんが奏でるボサノヴァ

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ショーロクラブやコーコーヤで活躍されている笹子重治さん(ギター)とボサノヴァシンガーの吉田慶子さん。お二人から、ぼくたちのアトリエでご自身のアーティスト写真(プロフィールなどに使用される)を撮りたいというご連絡があり、今日撮影会がありました。民芸の部屋で、民芸品をバックにして撮ったり、ソファーのある小さなリビングで撮ったり。

笹子さんがギターを弾き、吉田さんが歌う。撮影は演奏されながら進みました。そもそもブラジルで生まれたボサノヴァは、誰かの家に人が集まったサロンのような個人的な場で楽しんだ音楽だと以前本でも読んだし、家の中のプライベイトな空気感が一番似合う音楽なのかもしれませんね。お二人のボサノヴァが持っている、さりげなく自然体で、華美ではないけれど普遍的な心地よさと美しさ。それは声高に歌い上げるとかメッセージを主張するタイプの音楽ではありませんが、どのように聴こえるのが心地良いか、どのように自然体で美しさや遊び心を表現するかという意思のある音楽だなあと聴いていてぼくは感じます。その自然体の美しさが、暮らしの中から生まれてきた愛らしい民芸品の美しさにも通じるなあと思いました。民芸品のある部屋でお二人の「声とギター」を家で聴けるとは、なんて贅沢な時間でしょう。

撮影後、妻スパロウが用意したランチをみんなで食べ、楽しく心地良い時間を過ごしました。ぼくたちがライヴにおじゃましたり、ぼくの個展にいらしていただいたり、吉田さんとは以前より仲良くしていただいてますが、笹子さんとも久しぶりにお会い出来て感激でした。好きな人々、好きなモノたち、好きな家。幸せなことだなあと思います。楽しい時間をどうもありがとうございました!

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2016-11-03 | Posted in blog, column コラム, music 音楽Comments Closed 

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