作品「民芸品と暮らす」

 

民芸品と暮らす

あれは旅行のときに買ったもの。
これはあの人から譲っていただいたもので、
これは骨董市で見つけて買ったもの・・・
世界中の民芸品をいろいろと部屋に置いているけれど、
どの民芸品にも、見つけて買った時のことや、
出会ったエピソードや思い出がある。
それは、気に入ったレコードを買ったときのことを
よく覚えていることにも似ている。
お気に入りのものと一緒に暮らしながら、
それが少しずつ増えていくことはとても楽しい。

(2017年・20センチ正方形・切り絵)

 


 

これは、少し前、2017年の東京の個展で展示した作品。
民芸品と暮らす楽しさは、他のモノとはまた違うものだと感じる。
愛着・和み・楽しさ・愛嬌・・自分を(向こうから)楽しませてくれる
「お気に入り」という感じだろうか。
民芸品の空気感を、カタチを追うというよりも
大らかな存在で捉えたかった、という作品かなと思う。
赤とネイビーに絞った色合いが気に入っていた。
この作品は東京で展示したあと、徳島でも展示し、
徳島の素敵なお店の店主さんの元へ。
その後、販売用ポストカードにもなっている。

 


2019-06-02 | Posted in blog, paper-cutout 切り絵, personal works 個人作品, works 作品集Comments Closed 

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