作品「フクロウの話」

 

フクロウの話

何か考えているような表情、大きな頭と丸い身体、太い足。フクロウは鳥の仲間だけど、どこか悟った人のような佇まいが楽しい。メガネをかけて本を読んでいる姿などでシンボルマークのように使われたり、賢いイメージで人に親しまれているように思う。家にある日本の郷土玩具や海外の民芸品にもよく登場して楽しませてくれる。シンプルな線で愛嬌あるフクロウを描いてみたくなり、モノトーンと黄色だけを使ってざっくりと切った。

(2017年・20センチ正方形・切り絵)

 


 

これは2017年の東京の個展で展示した作品。
フクロウは鳥の中でもその姿を魅力的に感じていて、
普段「何の鳥」という感じでもなく鳥を描くことが多い自分が、
フクロウだとはっきり認識しながら作る鳥でもある。
その時々でまた違ったフクロウが生まれるのも楽しいところ。
この作品は、フクロウのものを色々集めているという女性の元へ。
その後、ポストカードにもした。

 


2019-06-02 | Posted in blog, paper-cutout 切り絵, personal works 個人作品, works 作品集Comments Closed 

関連記事