作品「秋の森 ver.2」

秋の森 ver.2

個展「民芸品と暮らす日々」より。
これは2015年、渋谷のあと、神戸の秋の個展のために作った絵で、5月(渋谷)の個展で展示した「秋の森」の兄弟のような作品。丸い団子を組み合わせたようなユニークな形をした木でできた秋の森。最近本でもよく眺めている型染めの布の色合いには、独特な組み合わせがあるように思う。中でもぼくが印象的で好きなのは赤・黄色・グレーなどが隣り合う時に生まれる、日本とも外国とも言えないような無国籍な空気感。そういう楽しい影響を自分の作品に取り込んで絵にしていくのはとても楽しいこと。(20センチ角・切り絵)


久しぶりに過去の作品を載せます。このweb上の作品集にもなるので少しずつ。上部のカテゴリー〈works → paper-cutout〉に入ると切り絵作品だけ集めた表示ができます。

これはもう2年以上前の作品ですが、あれから毎日があっという間に過ぎているので、ずいぶん前のように感じます。今ちょうど秋ですが、最近秋が短くて夏から冬になる感じが強いと感じます。秋は落ち葉や紅葉が楽しく、赤や黄色や茶色のイメージ。ぼくは夏の暑さが結構苦手なので、涼しくなってくるととてもやる気が出てきます。作品も乗ってくる感じがあります。初めてやった個展も秋だったなあと思い出します。

このダンゴのような木、「ダンゴみたい〜」とお客さまにもやはり言われていたようで。赤・黄色・グレー・茶色と黒。自分としては結構多く「5色」も使っているのですが、どこか統一感があるのは、落ち葉のイメージなどがあるからでしょうか。後から見ると作ったことの時をあまり覚えていないことも割とあるのですが、これもそういう感じです。でも、今見るとなかなか楽しんで作った感じがします。神戸「トーロ」での個展のあと、大阪「ミズタマ舎」での小さな展示で選んでいただいた方の元へ旅立ちました。

 


関連記事