最近やってきた民芸品たち
最近は出かける時間もなかなか取れないことが多いのですが、
先日久しぶりにイベントに行ったり、来客があったりで、
民芸品を少しわが家に迎えましたので記録。
まず、この写真はメキシコの民芸品です。
メキシコのゲレロ州という地域で作られているなんとも陶器の人形。
ユーモラスな表情をした人に鳥がぎっしり集まって、見ているとなんとも楽しい気分になります。
ほかには、馬のものなども持っています。
そして、これは同じくメキシコのお面です。
木彫りに色を塗ってあるもので、毛が生えていたり、
動物のキバ?を使って歯が作られていたり、メキシコならではの独特な逸品。
明るくユーモラスでとぼけた表情が楽しい気分を運んできます。
仕事場にしている部屋の天井付近には大きな梁があり、そこに掛けることにしました。
メキシコなどのお面は、日本のお面とは持っている空気感が違い、
明るくとぼけた感じ(そういう風に作ったというより、素直に作ったらそうなった感じ)
があり、そこが好きなところです。
どうにも出てきてしまう楽しくユーモラスな空気。
そもそも、ガイコツのお祭りがあったり、
日本人の感覚とは全く違う感性がある国だから。
ぼくが好きなブラジル音楽のボサノヴァをなんとなく思い出すのです。
ジョアン・ジルベルトの歌声が乾いているのにあたたかいような、
そういう心地よさがあるなあと思っています。
最後は日本郷土玩具で、佐賀県の尾崎人形です。
ライターの江澤香織さんがいらしてくださったとき、お土産でいただきました。
本当にわが家が大好きでストライクなお土産にびっくり。
郷土玩具に興味を持ち始めてから海外の民芸品も好きになって、
こうしたものはどこかメキシコのものとも似ているなあと思って見ていました。
素朴で子どもが作ったような風合い、ゆるやかな表情。
今回頂いたのは、右の「きょうつけ!」をしている「長太郎」くん。
なんだかこの姿勢で裸んぼうのこの子は哀愁を誘います。
顔はどこかにいそうなおじさんのような。
この全体の体のフォルムは好きな形なので、切り絵に使ってみようか。
下の犬と上の鳥は、もともと我が家にあったもので、
特に犬は、ぼくがとても気に入っているものです。
確かどこかの骨董イベントか何かで買ったような・・表情、形、質感も大好きです。
あわせて、江澤さんには郷土菓子もいただきました。
「宇佐飴」は、いも飴のような味と食感。
「はとむぎかりんとう」はこれからいただきます。
こういうお菓子、パッケージから中身まで好きだなあ。