鳥取「トリベル」表紙の絵

torivel_illustration

我が家が民藝の器について取材を受けた雑誌 nid(ニド)の2013年11月20日号「民芸はあたらしい」の付録としても付いた「トリベル=鳥取民工芸トラベルブック」の表紙に使われた作品。編集部からは家の取材、デザイン会社からはイラストの依頼。偶然にも別々に依頼があったのですが、同じ号に家の取材とイラスト仕事がダブルで載ったのでした。ぼくが民藝が好きでいろいろな窯を訪ねている事や、切り絵をやっていることからこのお話をいただきました。鳥取を旅した時のことを思い出しながら制作しました。

・「トリベル」のタイトル切り文字
・「鳥取」から、鳥
・「因州中井窯」の三色掛け分けの皿を顔に
・「大山」(だいせん)と雲(大山は雲が多く、なかなか姿が見えないのが印象的だった)
・民藝の水差し(ピッチャー)
・「白バラ牛乳」から白バラ
・シンプルな形からできた三角形模様

二羽の鳥が、鳥取のモチーフでできた人に向かってるような感じに仕上げました。
雲の中にサブタイトルをいれてください、と依頼して完成形となったわけです。

その後、鳥取県としてもこの冊子だけを単体で印刷されて多数配られました。訪ねてまわった因州中井窯さん、山根窯さん、石亀さんの夜長茶廊などなど、とてもうれしい鳥取の民藝スポットが載った必見の冊子でした。
(2013年11月)

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