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鳥取「トリベル」表紙の絵

我が家が民藝の器について取材を受けた雑誌 nid(ニド)の2013年11月20日号「民芸はあたらしい」の付録としても付いた「トリベル=鳥取民工芸トラベルブック」の表紙に使われた作品。編集部からは家の取材、デザイン会社からはイラストの依頼。偶然にも別々に依頼があったのですが、同じ号に家の取材とイラスト仕事がダブルで載ったのでした。ぼくが民藝が好きでいろいろな窯を訪ねている事や、切り絵をやっていることからこのお話をいただきました。鳥取を旅した時のことを思い出しながら制作しました。
・「トリベル」のタイトル切り文字
・「鳥取」から、鳥
・「因州中井窯」の三色掛け分けの皿を顔に
・「大山」(だいせん)と雲(大山は雲が多く、なかなか姿が見えないのが印象的だった)
・民藝の水差し(ピッチャー)
・「白バラ牛乳」から白バラ
・シンプルな形からできた三角形模様
二羽の鳥が、鳥取のモチーフでできた人に向かってるような感じに仕上げました。
雲の中にサブタイトルをいれてください、と依頼して完成形となったわけです。
その後、鳥取県としてもこの冊子だけを単体で印刷されて多数配られました。訪ねてまわった因州中井窯さん、山根窯さん、石亀さんの夜長茶廊などなど、とてもうれしい鳥取の民藝スポットが載った必見の冊子でした。
(2013年11月)

鳥取・夜長茶廊のシンボルマーク

鳥取の倉吉にあるお店「夜長茶廊」の店主・石亀さん夫妻からお話をいただき、お店のシンボルマークをデザインしました。お店のキャッチコピーは「コーヒーと音楽とインドカレー」という素敵な響きを持った言葉です。まず条件やご希望を聞き、もともと使っていたというyonaga sarouのフォントはそのまま使いたいとのことだったので、それに組み合わせる形でのシンボルマークを考えました。最終的に選んでいただいたのが、このスプーンをモチーフにしたマーク。これは自分でも一番気に入っていた案です。スプーンを人々に見立てて並べ、頭の上にはお店の特徴を表すモチーフを載せました。
1 コーヒー=コーヒーカップの帽子をかぶった人。
2 音楽=ト音記号を倒したヘアスタイルの人。
3 インドカレー=ターバンをかぶった人。
4 鳥取の象徴としての鳥。
あたたかいけれど、同時にスマートで軽やかなかわいらしさを持ったマークを目指してつくりました。それは、そのまま石亀さん夫妻の人柄と印象かもしれません。
(2013年2月)
◎夜長茶廊 http://yonagasarou.com/
大阪・ミズタマ舎ショップカード

大阪の器店「ミズタマ舎」の新しいショップカードをデザインしました。
大きかったり、小さかったり、とんがっていたり、しずく型だったり。さまざまな水玉の器の中で楽しそうにいる鳥。店主の平山さんの親しみやすく優しいキャラクターもあって、訪れる人々はミズタマ舎にどこか安心感のある居心地の良さを感じているのではないかと思います。そんな穏やかな楽しいイメージを素直に絵にしました。オッと思って手にとってもらえますようにと願って。
このショップカードを作った後、ミズタマ舎で個展をしていただけることになりました。個展には自分は行けなかったのですが、とても好評だったようで、店主の平山さんには本当にお世話になりました。心から感謝しております。
(2016年3月)
齊藤十郎さん・東雲での個展DM

徳島で民藝や良質なプロダクツを扱うお店「東雲」で齊藤十郎さんの個展が2015年12月にありました。そのときの個展DMハガキのデザインを担当させていただきました。
十郎さんとは、東京のイベントや個展でもよくお会いしていて、我が家が大好きな器の作り手さんの一人です。今回、東雲の東尾さんを通じてお手伝いができて本当にうれしいです。自分が民藝好きだということから、こうした制作をさせていただけるのは本当にありがたいこと。十郎さんのうつわのフォルムはとても美しく、民藝に限らずプロダクツなどもきっといろいろ見られてるかたなんだろうなあと思っていたところ、東雲さんの説明文の中に十郎さんは「イームズからの影響も受けている」との一文があり共感。
このDMは通常のハガキサイズの倍くらい(A5サイズ程度)あります。切り絵でやることになっていたので、細かく繊細なというよりは、大らかにのびのびとした絵にしたいと思いました。東尾さんからの写真提供のほか、自分が持っていた実物の器も見ながら構成しました。十郎さんの器は、フォルムが何より美しいと実感。また、お皿に描かれたスリップウェアのウネウネ文様を見ながら、それをアレンジしてデザインとして使い、全体をその文様でまとめました。秋から冬の感じを表すために、落ち葉を配し、juro potteryという描き文字を入れました。和でも洋でもあるような、十郎さんの器が持っている大らかな奥深さを少しでも表せたら、と思いながら制作しました。
(2015年11月)

徳島・東雲 コーヒーパッケージラベル

徳島で民藝や素敵なプロダクツを扱うお店「東雲」。2年ほど前に香川・徳島を旅行して、店主の東尾さんにお会いすることができました。東雲で販売されているオジリナルのコーヒー豆、その名も「東雲ブレンド」のパッケージラベルをデザインさせていただきました。自分の良さをうまく出せたと思えるとても楽しい仕事でした。
バリエーションも含めるともう何パターンかありましたが、最終的にシンプルで明快に仕上がったので、自分としても良かったなあと思っています。コーヒー豆のカタチを使い、徳島の海と太陽、コーヒー豆の雨、鳥の図案を描きました。東雲のお店のコンセプトと空気感から、近くにある日々の普遍的なモチーフを使いたいと考えました。
ぼくは絵を描き、そのままデザインもするので、イラストレーションとデザインの境目があいまいで自分でもよく分かりませんが、絵を描くように文字も描き、楽しい制作でした。自分では、赤の太陽、コーヒー豆の雨が気に入ってるかな。太陽の顔は、コーヒー豆を分解した部品からできている土着的なイメージ。中身の豆は、トクシマコーヒーワークスさんに依頼して作られた東雲のオリジナルブレンドだそうです。在庫があるときは通販もしてくださるそうなので、ぜひ。
(2016年3月)
徳島で民藝の器や良質な生活雑貨に出会えるお店
東雲(しののめ)
〒770-0866 徳島県徳島市末広4丁目8番43号
TEL 088-612-8828
http://note.sinono.me
https://www.facebook.com/sinonomestore/

AZU BAGELショップカード・ロゴ

ご縁があり、千葉県の鎌ヶ谷にオープンしたAZU BAGEL(アズベーグル)さんのショップカードとシンボルロゴを制作しました。今回のご希望は、「鳥を入れてほしい」「切り絵の感じ」とのことでした。素朴な風合いを残しながら、色の重なりも生かしてあたたかい風合いに仕上げました。色合いもご本人の希望から、ショップカードはこのカラーリングに。ベーグルはシンプルな形なので、ベーグルらしく見せるのはなかなか難しいです。
AZU BAGEL アズベーグル
千葉県鎌ケ谷市右京塚9-13
東部野田線「鎌ヶ谷」駅から徒歩10分
TEL 047-442-1809
オープン:水木金土の11:00-18:00
※ベーグルが無くなり次第閉店
※2016年6月17日からオープンされています
(2016年6月)


ポストカードと一筆箋

個展を開催するというタイミングで、ぼくはオリジナルのポストカードを数枚ずつ作ってきました。その度にどの絵を選ぼうかとあれこれ考えます。最近はようやく定まった感じですが、どの紙に印刷をするか決めることもとても大事なことです。紙によって全くモノとしての質感も違うし、発色も違ってきます。厚さもまたとても大事。
そして何より毎回難しいのは、印刷に出す前にデータ上で行う色調整。これはある程度、自分のカンと経験で覚えていくしかないのですね。もともとの原画は切り絵が多く、ポストカードにすると切り絵の凹凸感が無くなってしまいますが、手のひらに収まるサイズで作品を見たり飾ったり、人に送ったりしていただいてまた違った方が見てくれるということは、やはり楽しいなあと思います。ポストカードはこれからも増えて行くアイテムの一つになるかと思います。
写真の中に便箋が2種写っていますが、これはオリジナルの一筆箋です。プレゼントや荷物を送るとき、ちょっとひとこと添えたいときに使えるものとして、数年前から作っています。太陽、魚、鳥など元気になる絵を付けてデザインしています。
マッチ箱の切り絵

2007年に初めての個展を開催したとき、ぼくはいらしてくださった方に何か持って帰ってもらいたいと思いました。あれこれ考えた結果、自分の作品が付いたマッチ箱を1つプレゼントすることに。でも、そのときは作品を画像にしてラベルに印刷したものでした。東欧チェコのマッチラベルのグラフィカルなイラストや模様を見かけて、とても印象に残っており、マッチ箱という媒体が自分の作品を貼り付けるのに合っているのではないかと思ったのです。
2014年ごろからは、この写真のように、1つ1つに切り絵をしたマッチ箱を作って個展などで販売しました。特に、手紙舎さんの「もみじ市」に出展したときは、200個のマッチ箱をこの方法で作成しましたので、準備の日々はなかなかに大変でした。白い無地のマッチ箱を購入し、直接色紙で切り絵を貼っていきます。最近はあまり作っていませんが、また機会があればやってみたいと思っています。





