スパロウ・ジャムとぼくのラベルデザイン

妻が主宰している「食のアトリエ・スパロウ」では、スパロウ・ジャムシリーズとして色々なジャムを試しながら種類を増やしています。フルーツのジャムを中心に、チョコレートを使ったものなどもあるようで、ジャムはなかなか奥が深い。

ジャムについてあれこれ話しているとき、こんな会話になりました。
ぼく「ジャムっていろんなフレーバーができて楽しいよね、じゃあ名前もその時の感覚で、もっと自由に付けたら楽しいかなあ?」
妻「瓶をキャンバスに、作品を作るようにデザインしてくれる?」

そこから生まれた、ぼくたちの共同作業。自分のデザインがあることで、こうしたフード商品がさらに楽しいものになるといいなあと思っています。妻が名前を考え、それを受け取ってぼくがラベルの絵を考えデザインする。気分や季節感で作品や楽しい雑貨を選ぶようにジャムを選んでもらえたらいいなあと思いました。

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まずは、「カップル」。味はりんごと洋梨のミックス。だからカップルです。りんごと洋梨が混ざると、どちらともつかない両方の味がします。言うなればそれはニッコリ味。こんな顔しながら二人で食べてね。

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続いては、「スタート」。これは、いちじくを使ったジャムで、シナモンと洋酒も入っています。妻いわく、いちじくはジャム作りのきっかけになったフルーツだそうで、だから「スタート」。それを受け取ったぼくは「花が咲いて始まる」というイメージで絵を描きました。

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そして、バナナとチョコレートのジャム「マンボ」。二人で話していて、これは南米のイメージじゃないかな?ということになり「マンボ」です。洋酒も入っていて、バナナすぎず、チョコレートすぎず、程よいフレーバー。南米の人をイメージして楽しそうな顔を描きました。

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最後は「クワイエット」。音楽のキーワードとしても最近よく聴く言葉ですが、これは洋梨と白胡椒のジャム。色といい風味といい、どこか静かに味わい深いイメージ。手で描いた柔らかい植物的な幾何学でクワイエット感を表しました。胡椒は噛まないでくださいね。

ジャムは季節のフルーツをよく使うために、その都度フレーバーが変わっていくことになると思いますが、妻スパロウが作るジャムは、今後も少しずつ増えていくと思います。

中野のアトリエ・フォークでは、パン教室などイベントの時だけ不定期で営業することになりますが、この冬から、月に一度の「オープンアトリエ」を予定しています。これは、ぼくの作品や妻のパン・お菓子などを販売するお店としてオープンする日です。オープンアトリエでも、こうしたジャムは販売していく予定です。おいしいですよ!

そして妻のパン教室も参加者を絶賛募集中です。今日もパン教室があったのですが、とてもリラックスした楽しいパン作りの時間になったようです。ぜひ一度お試しを!
詳しくは、食のアトリエ・スパロウwebをごらんください。教室の日程や内容が出てます。
http://atelier-sparrow.com/


2016-10-25 | Posted in blog, column コラム, products プロダクツ, works 作品集Comments Closed 

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