ポストカードと一筆箋
個展を開催するというタイミングで、ぼくはオリジナルのポストカードを数枚ずつ作ってきました。その度にどの絵を選ぼうかとあれこれ考えます。最近はようやく定まった感じですが、どの紙に印刷をするか決めることもとても大事なことです。紙によって全くモノとしての質感も違うし、発色も違ってきます。厚さもまたとても大事。
そして何より毎回難しいのは、印刷に出す前にデータ上で行う色調整。これはある程度、自分のカンと経験で覚えていくしかないのですね。もともとの原画は切り絵が多く、ポストカードにすると切り絵の凹凸感が無くなってしまいますが、手のひらに収まるサイズで作品を見たり飾ったり、人に送ったりしていただいてまた違った方が見てくれるということは、やはり楽しいなあと思います。ポストカードはこれからも増えて行くアイテムの一つになるかと思います。
写真の中に便箋が2種写っていますが、これはオリジナルの一筆箋です。プレゼントや荷物を送るとき、ちょっとひとこと添えたいときに使えるものとして、数年前から作っています。太陽、魚、鳥など元気になる絵を付けてデザインしています。