マッチ箱の切り絵
2007年に初めての個展を開催したとき、ぼくはいらしてくださった方に何か持って帰ってもらいたいと思いました。あれこれ考えた結果、自分の作品が付いたマッチ箱を1つプレゼントすることに。でも、そのときは作品を画像にしてラベルに印刷したものでした。東欧チェコのマッチラベルのグラフィカルなイラストや模様を見かけて、とても印象に残っており、マッチ箱という媒体が自分の作品を貼り付けるのに合っているのではないかと思ったのです。
2014年ごろからは、この写真のように、1つ1つに切り絵をしたマッチ箱を作って個展などで販売しました。特に、手紙舎さんの「もみじ市」に出展したときは、200個のマッチ箱をこの方法で作成しましたので、準備の日々はなかなかに大変でした。白い無地のマッチ箱を購入し、直接色紙で切り絵を貼っていきます。最近はあまり作っていませんが、また機会があればやってみたいと思っています。